晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』『かわいい奈良御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

第51回 京の冬の旅 限定御朱印も 京都・西福寺

 

 

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建仁寺の山内を出て南へ徒歩5分くらい。

六道の辻の石碑の隣に西福寺はあります。

住所は東山区松原通大和大路東入ル二丁目轆轤町

六道珍皇寺へ向かう道筋の途中にあり

何度も通り過ぎていたのですが入ったことはなかったです。

毎年、六道まいりの8月7〜10日は

内部公開されているそうですが

六道まいりは時期的に行けないので

ここに入れるとは知りませんでした。

 

 

 

 

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西福寺は浄土宗の寺院で山号は桂光山。

寺伝では嵯峨天皇の時代、弘法大師

地蔵堂を建立して自作の地蔵尊

祀ったことに始まるそうです。

ここは鳥辺野の墓地への入口にあたり

昔は6つのお堂があったそうですが

現在は3つが残っているのだそう。

 

 

 

 

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入って右側の上に掲げられた由緒書き。

ここが創建された頃に皇后となった

檀林皇后がしばしば参拝に来られたそうで

今回は毎年六道まいりの時に公開されている

「檀林皇后九相図」が特別公開されています。

これがまた衝撃的な絵で…><

檀林皇后の生前の姿から肉体が朽ち果てて

土に還るまでの姿を九つの段階に分けて描いたもの。

美しい姿だったのが病に伏せられ

死後直後はガスが貯まってパンパンに。。。

その後の詳細は控えさせていただきます…

美しい檀林皇后の像も拝んで思うことは人の世の儚さ。。

このほか「地獄絵図」や「洛中洛外図屏風」も展示されていました。

 

 

 

 

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入ってすぐに目に付いたのは不動明王像。

ご本尊は阿弥陀如来で堂内中央に鎮座。

お堂が小さい割には大きく

煌びやかな装飾、天井画も美しかったです。

ところで肝心の子育て地蔵を拝むのを

忘れてしまったみたいです><

どこにあったのだろう…?

ちなみに堂内はけっこう狭いのですが

平日なのにたくさんの方でいっぱいでした。

 

 

 

 

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御朱印、まずは通常いただけるもの。

「法王殿」とは本堂のこと。

残念ながらこれは印刷でしたが

通常の時は直筆してくれるのでしょうか?

 

 

 

 

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そしてこちらが「京の冬の旅」公開記念の限定御朱印。

阿弥陀如来のお姿が写真で印刷されたものと

阿弥陀如来」の墨書きのもの。

墨には金粉を混ぜて書かれているようで

文字がキラキラ光ります。

阿弥陀さまの極楽浄土を表しているんですね。

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/拝観受付

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★本堂「法王殿」

 

 

 

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★第51回 京の冬の旅 公開記念限定

右・「阿弥陀如来」          左・「阿弥陀如来(姿入り) 各400円

授与期間/平成29年1月7日〜3月20日

 

 

 

以上、西福寺でした。

 

 

 

 

 

 

 

第51回 京の冬の旅 特別公開中 京都・建仁寺久昌院

 

建仁寺山内にある久昌院は普段は非公開。

今回は「京の冬の旅」にて20年ぶり(!)に

公開されるとあって行ってきました。

 

 

 

 

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慶長13年(1608)美濃加茂城主の奥平信昌が

三江紹益を開基に迎えて創建。

奥平家の菩提寺で信昌の法号から名付けられました。

 

 

 

 

f:id:yumimi-kyoto:20170120163707j:plain入口までの前庭。

こちらも雪が少し残っていました。

信昌は始めは定昌と名乗っていましたが

天正3年(1575)の長篠の戦い長篠城にたてこもり

城を死守して武田軍を撃退したので

その功績によって信長から一字を与えられ信昌と改名し

家康の娘・亀姫を正室に迎えました。

 

 

 

 

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塔頭とはいえ広いお庭があるのにびっくり!

残念なのは雪解けされていたこと。

自然な感じで雪があればよかったのに。

池は漢字の心という字を表していて

二段に刈り込まれた生垣は広く見せているのだそう。

昔は建仁寺の堂宇や東山も望めたそうですが

現在では松が繁っていて見えませんでした。

 

 

 

 

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写真撮影できるのはこのお庭だけ。

「長篠合戦図」襖絵のほか

渡り廊下で繋がれた書院・高松軒と

珍しい船底天井の茶室・遠州別好ノ席が見学できます。

茶室は複雑な入口で見たことない造りでした。

 

 

 

 

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御朱印は書き置きですが2種類ありました。

書院の「高松軒」には奥平家の家紋が

本尊「薬師如来」には徳川家の家紋があります。

薬師如来は亀姫の念持仏だったそうです。

オリジナル御朱印帳もありました。

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/本堂横の納経所

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★右・本尊「薬師如来」         ★左・「高松軒」(共に書き置き)

 

 

 

 

以上、建仁寺久昌院でした。

 

 

 

 

 

若冲の御朱印帳と雪の庭園 京都・建仁寺両足院

 

今年らしい御朱印帳が欲しいな〜

という方におすすめの

伊藤若冲の鶏画の御朱印帳

両足院でゲットしてきました。

 

 

 

 

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1月29日まで冬の特別公開をしている

建仁寺山内にある塔頭の両足院。

過去の記事はこちら

★「半夏生

半夏生といえば! 両足院 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

★「知足」

第9回 オトメ部会! 座禅とヨガ体験@両足院 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

 

 

 

 

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まずは入って左の毘沙門天にごあいさつ。

この毘沙門天黒田長政が出陣の際に

内兜に収めていたといわれるもので

代々黒田家で信仰されていましたが

明治10年ごろにこちらに寄進されたそうです。

 

 

 

 

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毘沙門天といえば寅。

狛寅さんです。

 

 

 

 

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お寺の説明を聞いてから庭へ。

雪が残る庭は初めて見ました。

 

 

 

 

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半夏生も良かったけれども

雪の庭もいいなあ〜と写真撮りまくり。

 

 

 

 

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自然な感じで残っているのがいいんですよね。

現在は多分、溶けてしまっていると思います…

その儚さにも感無量。。。

 

 

 

 

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ちなみに2年前はわかりにくいと書いた

お寺のパンフレットですが

今回は新しくなっていて

英語と日本語の両表記になり

内容もわかりやすくなっていました。

 

 

 

 

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朱印帳は拝観受付にてゲット。

公開されている伊藤若冲の鶏画デザインで

表紙はナイロン製?のような感じ。

紙ではないのですが布とも違う

絵が再現しやすい素材なんでしょうか。

両足院が所蔵している「雪梅雄鶏図」は

18世紀後半の若冲の作品。

相国寺承天閣美術館で見た大作「動植綵絵」を

取りかかる直前の制作だそうです。

中面の和紙は鳥の子でした。

朱印帳には予め御朱印が書かれていました。

若冲イヤーは終わりましたがまだまだ人気!

酉年に縁起良さそうな御朱印帳です。

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/拝観受付

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★御朱印帳(18×12cm、ナイロン製、御朱印付き)1500円

 

 

 

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★「照顧(しょうこ)」

 

 

 

以上、両足院でした。

 

 

 

 

 

節分まで限定の恵方朱印と摂社の新御朱印 京都・八坂神社

 

久しぶりに京都・東山にて

純粋な御朱印めぐり♪

まずは八坂神社へ。

 

 

 

 

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今回も西楼門からこんにちは。

過去の記事はこちら

★手書き「祇園社」御朱印

祇園に来たらやっぱり八坂神社 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

★「青龍」「悪王子社」

青龍紙の御朱印と新作?発見!・八坂神社 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

★「冠者殿社」「又旅社」

毎日新聞のロケにていただいた御朱印 八坂神社編 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

★7月限定「御霊会」

祇園祭限定の御朱印 八坂神社 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

★「美御前社」

いつでもいただける美御前社の御朱印 京都・八坂神社 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

 

 

 

 

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まずは去年のちまきをお札納に返してから。

今頃!?って感じなのですが…><

本当は昨年のうちに行っておきたかったのに。

年明けて半月以上経ってしまったご無礼を許して。

まだ少し雪が残る本殿でお参り。

 

 

 

 

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授与所にて節分まで限定の恵方朱印をゲット!

歳徳神(としとくがみ)」と書かれた印刷別紙。

歳徳神とは、スサノヲノミコトのお妃である

クシイナダヒメノミコトのことだそう。

吉方を司る恵方の神様としての信仰があり

年の初めにこの神が存在する

方角に向かって事を行なえば

万事に吉とされてきたそうです。

今年の恵方は壬(みずのえ)つまり北北西。

初詣は自宅からこの恵方にある神社に

お参りするとよいそうです。

それ知ってたら方角で行く場所決めたのに!

来年からはそうしようかな。

 

 

 

 

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恵方朱印については情報を得ていましたが

授与所へ行くと摂社御朱印が

たくさん増えているではありませんか!

1月から6種類が仲間入りしたということで

まだいただいていない御朱印をゲットし

御朱印を携えてお参りしました。

まずは伊勢神宮の内宮・外宮を祀る大神宮社。

 

 

 

 

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伊勢神宮の第62回式年遷宮によって撤去された

神宮殿舎の材料を使った新しい社殿。

隣の御神水も新しくなっていました。

 

 

 

 

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美御前社の周りは相変わらずの人気。

女性ばかりです。

美容水だけ少しいただいて…

 

 

 

 

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ご本殿の北側にある

刃物発祥の地、刃物神社へ。

 

 

 

 

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社殿の後ろに刃物大神の石碑。

苦難を断ち切り、未来を切り開く神様です。

 

 

 

 

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本殿西側を通り抜けて大國主社へ。

縁結びの神様、大国主を祀ります。

八坂神社の社紋が結ばれた飾りが

絵馬に付いていました。

 

 

 

 

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大國主社の向かいにあるのが

祇園えべっさんこと北向蛭子社。

正保3年(1646)建造の社殿は重文。

商売繁盛を祈ります。

 

 

 

 

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西楼門から入って正面にあるのが疫(えき)神社。

別名、蘇民将来社ともいい、疫病除けの神様。

祇園祭の原点ともいえる場所です。

 

 

 

 

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最後の玉光稲荷に関しては場所がわからず…

境内マップで確認すると

円山公園に抜ける南東の鳥居近くにありました。

ここにお稲荷さんがあったとは初めて知りました。

 

 

 

 

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場所を境内マップに落としてみました。

グリーンは既存の摂社で、ピンクが追加された摂社。

八坂神社境内をぐるりと一周できることになります。

太田社、厳島社、日吉社あたりも

追加される日は近いかも…と思ったりして。

 

 

 

 

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北側、西側の屋根にはまだ残雪がありました。

ちなみに以前は帳面に押印していただきましたが

現在はすべて別紙での対応になりました。

ただし既存の「悪王子社」「美御前社」「冠者殿社」「又旅社」も

墨書きがプラスされ、上の印は社紋で統一されています。

墨書きは直筆ではなく印刷ですが…

たくさんの方が受けていかれる神社ですので

すべて直筆という対応はできないのでしょう。

しかしこれだけ増えると八坂神社専用の御朱印帳

作らないとまとまらないなあ、と。

どの御朱印帳にするか悩ましいなあ。

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/授与所

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平成29年恵方朱印「歳徳神」(印刷別紙)500円

授与期間1月1日〜2月3日

 

 

 

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★左「玉光稲荷社」    ★中「大神宮社」      ★右「刃物神社」

 

 

 

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★左「疫神社」      ★「大國主社」      ★「北向蛭子社」

 

 

 

過去いただいた御朱印

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★「祇園社」(直筆)

 

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★「青龍」(印刷別紙)500円

 

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★「御霊会」(印刷別紙)500円

授与期間/7月1〜31日

 

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★境内摂社、悪王寺社(現在は印刷別紙、墨書きあり)

 

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★境外摂社、冠者殿社(現在は印刷別紙、墨書きあり)

 

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★境外末社、八坂神社又旅社(現在は印刷別紙、墨書きあり)

 

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★美御前社の御朱印(現在は印刷別紙、墨書きあり)

 

 

 

 

以上、八坂神社でした。

 

 

 

 

奈良のかわいい立ち寄りスポット【くるみの木】

 

御朱印ではないですが…

寺社めぐりをしている時ってけっこう歩くので

休憩スポットが必要だなーと思うのですが

奈良は京都と違って残念ながら

あまり印象に残る店が少なく…

その中でも今回行った不退寺の近くにある

「くるみの木」は良かったです^^

 

 

 

 

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法華寺の交差点から東へ進み

JRの線路を渡ると突然現れるこの看板。

電車の場合は近鉄新大宮駅から北へ徒歩15分。

線路沿いというロケーションなのに

ここだけ別世界のようです。

 

 

 

 

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森の中に雑貨店とカフェがあります。

到着したのは12:00過ぎ…

一番到着してはいけない時間だったようで><

平日でしたが12組待ち…

とりあえず雑貨店に行ってみます。

 

 

 

 

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こちらは生活雑貨や食材を売っている「cage カージュ」。

ちょっとしたお土産にぴったりなものもありました。

ワタクシはこちらのオーナーさんが

書かれた書籍に興味津々。

奈良のお店だけでなく寺社情報も載っていました。

御朱印めぐりにも活躍しそう♪

他にも服や小物を売っている店もありました。

 

 

 

 

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1時間半待ってやっとランチー!

何にしようか迷ったけれど

皆が注文している日替わりランチ1620円に。

色とりどりのおかずに心躍る〜♪

お肉もお魚も使っていないのに

とってもお腹いっぱいになりました。

店内は、ほぼオール女子。

やっぱりこういう料理は男子にはウケないよね。。

 

 

 

 

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カフェの外観。

ちなみに10:00から予約というか

名前を書いて順番待ちできるそうですが

オープンは11:30〜なのでそれまで待つことに。

周辺にはあまり見所がないので

雑貨店がオープンする11:00からお店を見たり

待合室で待つことになるらしい。

早く来ても結局1時間くらいは待つわけね。。。

待ち時間が気にならない人にはいいかも。

時間に余裕を持って今度はスイーツ食べたいな♡

 

 

 

 

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帰りに平城宮跡に立ち寄ってみました。

近鉄の車窓からしか見たことしかない

平城宮跡、広かった…

大極殿の中に入れるそうですが

近くまで行く時間がなく諦めました。

昨年秋の「みつきうまし祭り」では

オリジナル御朱印帳が販売されたり

期間限定で御朱印もいただけたそう。

なんかいろいろあったようですけれど…

 

 

 

 

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線路の近くまで行って近鉄電車を激写。

遺跡の中を電車が走るってすごいー!

と思うのですが、実は先に線路が敷かれていて。

電車開通の後に遺跡になったらしいですよ。

寺社めぐりの途中で立ち寄ってみてね。

 

 

 

www.kuruminoki.co.jp

 

 

 

 

 

在原業平が建立した「業平寺」 奈良・不退寺

 

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海龍王寺から東へ約1km。

徒歩15分ほどで到着したのは不退寺。

奈良市法蓮町にあります。

近鉄新大宮駅から徒歩15分。

JR奈良駅近鉄奈良駅近鉄大和西大寺駅からは

バスで一条高校前不退寺口を下車徒歩7分。

やっぱりアクセスが微妙に不便…^^;

 

 

 

 

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大同4年(809)平城天皇が譲位して隠棲した

「萱の御所」が始まりとされ

その後、平城天皇の皇子・阿保(あぼ)親王

さらに阿保親王の五男である在原業平が住み

承和14年(847)業平が阿保親王の菩提を弔い

自ら刻んだ聖観音を祀り寺院としました。

別名「業平寺」ともいうそうです。

 

 

 

 

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境内にはまだ紅葉が残っていました。

ちなみに本堂は鎌倉時代のもの。

こちらも真言律宗なので叡尊さんが

復興したのでしょうか?

そのあたりのことは由緒には

全く書かれてませんでしたが…

真言律宗ということはそうなんでしょうね。

 

 

 

 

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空の色がイマイチですが

池に写る紅葉も美しい…。

 

 

 

 

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なりひらはしを通って…

 

 

 

 

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鎌倉時代の建造物、多宝塔へ。

上層部は欠損しているみたい。

5月28日の業平忌のみ御開帳されます。

 

 

 

 

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業平寺というだけあって

歌碑もたくさんありました。

こちらは『伊勢物語』内の業平の歌。

 

 

 

 

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こちらは『百人一首』の業平の歌

「千早ぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれないに 水くくるとは」

ちはやぶる〜という上の句を聞くと思い出しますね。

 

 

 

 

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庫裡の庭の目立たないところに

付近の古墳から出土した

5世紀の石棺がありました。

 

 

 

 

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御朱印は庫裡で書いていただきました。

ご本尊のものと希望があれば「五大明王」もお書きしています

とのことでしたので、両方いただいて見開きに。

オリジナルではないようですが御朱印帳ありました。

 

 

 

 

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そしてこちらはぼさつの寺めぐりに加入されていますので

五大力尊」の御朱印もいただきました。

本堂内で五大明王像を見たはずなんですが

こちらも記憶が遠のいていて…><

紅葉がきれいだったことだけ覚えています。

 

「佐保路の三観音めぐり」ともいわれる

法華寺・海龍王寺・不退寺の三寺ですが

不退寺が一番良かったかなあ。

紅葉以外にもお花がたくさん咲きますし

業平画像は3月1日〜5月31日と

10月1日〜11月30日に御開帳されますので

この期間に合わせて行くといいですね。

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/庫裡

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★左・「五大明王」          ★右・「本尊 聖観音

 

 

 

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★ぼさつの寺めぐり「五大力尊」500円

 

 

 

 

以上、不退寺でした。

 

 

 

 

 

 

海上安全を祈願する寺院 奈良・海龍王寺

 

11月に行った参拝記の続き。

法華寺からすぐ近くの海龍王寺へ。

 

 

 

 

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奈良市法華寺町にあります。

アクセスは法華寺と同じく近鉄新大宮駅から徒歩17分

もしくはJR奈良駅近鉄奈良駅近鉄大和西大寺駅から

バスで法華寺下車。

元は和銅7年(710)平城京に都が遷されてから

藤原不比等の邸宅が建てられた場所。

不比等が亡くなったあとに

光明皇后が居住する皇后宮となりましたが

北東隅にある寺院は皇后宮内寺院として

「隅寺」「隅院」と呼ばれていました。

 

 

 

 

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天平3年(731)光明皇后の発願により

唐から帰国した僧・玄を初代住持として

最新の仏教・仏法を伝えるための

寺院として創建されました。

しかし境内からは飛鳥時代の古瓦が出土しているので

それ以前から何らかの建物があったと思われるそうです。

 

 

 

 

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本堂には木造本尊十一面観音立像などが

あったはずですが、あまり記憶になく…><

ところで天平6年(734)玄が唐から帰国の折、

東シナ海で暴風雨に遭遇します。

その時に海龍王経を唱えたことで

九死に一生を得て無事に帰国できました。

このことから聖武天皇より海龍王寺の寺号を賜り

遣唐使の渡海安全祈願をするお寺になりました。

 

 

 

 

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重文の西金堂は奈良時代の建造物。

内部には国宝の五重小塔がありました。

 

 

 

 

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総高4.01mで工芸品ではなく

建造物として国宝に指定されています。

そういえば元興寺にもこういう小塔あったなあ。

京都ではあまり見かけないので

奈良ならではの建造物なのかもしれません。

 

 

 

 

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ちなみにこちらは真言律宗のお寺。

法華寺と同じく平安京遷都とともに衰退し

鎌倉時代叡尊によって復興されます。

現在も真言律宗なら「ぼさつの寺めぐり」に

入ってても良さそうなんだけど…?

いろんな事情により加入されてないみたい。。。

 

 

 

 

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鎌倉時代の建物、経蔵は

わかりにくい場所にありました。

 

 

 

 

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見所といえばそんなところで

こじんまりしたお寺なのでした。

 

 

 

 

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受付に預けていた御朱印帳を受け取って終了。

「妙智力」とは、観音さまの不思議な力のこと。

物事を客観的に見て考察する知恵のこと。

そんな意味があるみたいです。

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/拝観受付

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★「妙智力」

 

 

★このほか大和北部八十八カ所第十九番「十一面観音」があります。

 

 

 

 

以上、海龍王寺でした。

 

 

 

 

 

光明皇后ゆかりの尼門跡 奈良・法華寺

 

11月に参拝していましたが

まだ書いていなかった奈良市内の三寺。

まずは法華寺です。

 

 

 

 

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奈良市法華寺町にあります。

近鉄新大宮駅から徒歩17分。

近鉄奈良駅、JR奈良駅近鉄大和西大寺駅からバス有り。

奈良市内とはいえ、アクセスがちょっと難ですね。

駐車場は普通車30台分ありました。

 

 

 

 

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天平17年(745)藤原不比等の娘である光明皇后

不比等の邸宅を相続して皇后宮とします。

東大寺が総国分寺だったのに対し

国分尼寺として創建されました。

本尊は国宝の十一面観音。

光明皇后が蓮池を歩いている姿を写したものといわれ

右足が少し浮いた遊び足が特徴。

蓮の花と葉を交互に配した光背も珍しいですね。

 

 

 

 

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平安京遷都後は衰退し、治承4年(1180)の

平重衡の焼き討ちでも被害を受けることに。

鎌倉時代に入って東大寺の大仏を再建した

重源によって再興を果たします。

鎌倉時代中期には叡尊によって復興。

真言律宗門跡寺院として寺格を保っていましたが

平成11年(1999)独立して光明宗となっています。

 

 

 

 

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本堂の前は広いのですが11月末でも紅葉はなく…

ちょっと寂しい感じでした><

ちなみに国宝の十一面観音の御開帳は

春季3月20日〜4月7日、6月5〜10日、秋期10月25〜11月10日。

それ以外は同じお姿の分身だそうです。

 

 

 

 

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池の中にある不動堂の周りに

ちょっとだけ紅葉が残っていました。

 

 

 

 

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本堂のほかに華楽園も拝観できたので入ってみます。

光明皇后が薬草を煎じて難病者を救済されたという

浴室(からふろ)は外観だけ。

建物は室町時代後期に改築されたものです。

 

 

 

 

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奈良県月ヶ瀬村から昭和46年に移築した

茅葺き屋根の古民家、光月亭

 

 

 

 

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18世紀頃に建築されたものだそうです。

土間までしか入れませんでした。

 

 

 

 

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華楽園は椿が有名らしいですが

この時はまだ咲いておらず…

ドウダンツツジの赤だけが彩りでした。

 

 

 

 

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最後にトイレの近くにこっそり?あった

横笛堂というお堂。

平家物語』に書かれている

滝口入道との恋に破れた横笛の

出家した先は法華寺だったのですね。

すぐに亡くなったそうで滞在は短かったようですが。

堂内には入れませんが外から合掌。

 

 

 

 

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本堂内で御朱印いただきました。

法華寺では御開帳のほか

3月1〜12日に古代ひな人形展

4月1日〜6月10日に名勝庭園の特別公開があります。

秋よりも春に訪れたほうがいいかも。

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/本堂内

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★「本尊 十一面観音」

 

 

 

以上、法華寺でした。

 

 

 

 

 

酉年に行きたい神社 奈良・石上神宮

 

2017年の干支・酉にちなんだ

初詣にもぴったりの場所

石上神宮(いそのかみじんぐう)。

初詣にはちょっと遅い更新になってしまいましたが…

12月に参拝した時の模様です。

 

 

 

 

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天理市布留町に鎮座する石上神宮

JR・近鉄天理駅から東へ徒歩30分! バスすらない…

初詣時期は臨時バスが出ているようですが

駐車場はたくさんありましたので車のほうが便利。

 

 

 

 

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創建の歴史は古く『古事記』『日本書紀』にも

石上神宮の記述があるという古社。

日本書紀』に書かれた神宮は伊勢神宮石上神宮だけ。

日本最古設立の神宮だそうです。

 

 

 

 

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参集殿の前まで来ると何羽かの鶏が!

この神社ではご神鶏として鶏を放し飼いしています。

天岩戸を開かせるために鶏を鳴かせて闇を払い

夜明けを告げたという神話により

鶏は吉祥の霊鳥とされています。

 

 

 

 

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烏骨鶏…?

カラフルなマンホールとともに(笑)

境内には鶏さんの鳴き声がこだましていました。

 

 

 

 

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重要文化財の楼門は天保2年(1318)の建立。

創建の歴史は社伝によると

崇神天皇7年(BC91年頃)に現在地である

石上布留の高庭に祀られました。

 

 

 

 

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ご祭神は国土平定の際に使われた神剣で

布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)と言います。

武甕槌神(たけみかづちのかみ)が持っていた剣で

その後は神武天皇橿原宮に到着するのを助けた

といわれる剣でもあるそうです。

神武天皇が即位のあとにその功績を讃えて

宮中でお祀りしていたものを

崇神天皇7年に現地に還座したそうです。

剣がご祭神とは珍しいですね。

刀ブームだし(まだ続いてるの?)話題の場所かも。

 

 

 

 

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拝殿の後方は禁足地となっています。

かつては本殿がなく、禁足地を御本地と称して

中央に主祭神を埋葬されていました。

明治7年(1874)禁足地が発掘されご神体が出土したそうです。

大正2年(1913)本殿が造営されました。

 

 

 

 

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ちなみに、パンフレットに掲載されていた

神剣の七支刀はこんな形。

これが剣…? と思ったけれども

古代の剣ってこんなのだったんでしょうかね。

この剣の形のシルバーアクセも売ってました。

 

 

 

 

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謎のゆるキャラ発見。

やっぱり酉がいますねー

 

 

 

 

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授与所にて御朱印帳いただきました。

宝物と思われる柄が織り出されたデザイン。

 

 

 

 

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御朱印はシンプルなものですが…

ウワサによると今月から神剣の印が押された

御朱印が新しく授与されるようになったとか!

御朱印なのか、今年限定とか限定なのか

真偽はわかりませんが行かれる方は是非。

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/授与所

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御朱印帳(18×12cm、布製)1500円

 

 

 

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★「石上神宮

 

 

 

以上、石上神宮でした。

 

 

 

 

15日まで酉年の印が追加に 京都・京都大神宮

 

15日までの限定御朱印第二弾は

萌え系神社で有名になった!?

京都大神宮です。

 

 

 

 

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こちらも三回目の参拝。

過去の記事はこちら

萌え系神社として人気急上昇 京都・京都大神宮 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

萌え系巫女さん入り御朱印帳 京都・京都大神宮 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

 

 

 

 

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三回目なのでさらりと参拝して

横の授与所をピンポン。

 

 

 

 

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何も言わなくても限定印を押したものが

出てくるのかと思ったら今までと同じもので。

酉年の印を、とお願いすると

ひらがなと漢字と2バージョンあり

ワタクシはひらがなのものにしました。

すごい変化があるわけではないですが…^^;

控えめな「とり」の印が可愛いです。

挟み紙に押されたMIKOさんの印が

朱から紺に変わっていました。

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/本殿横の授与所

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★御朱印(京都大神宮の印、酉年の印)

授与期間/1月1〜15日

 

 

 

過去にいただいたもの

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★御朱印帳(紙製、小サイズ)1500円

 

 

 

 

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★御朱印(京都大神宮の印)

 

 

 

 

以上、京都大神宮でした。

 

 

 

 

 

1月15日まで 吉祥天の限定御朱印 奈良・薬師寺

 

お正月は限定御朱印で賑わっていますが…

元旦限定とか三が日限定とかは無理で><

15日くらいまでやってくれれば

なんとか追うことができます!

ということで、15日まで限定の御朱印第一弾。

奈良の薬師寺です。

 

 

 

 

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南門から。

過去の記事はこちら

薬師如来」「弥勒佛」「不東」「倶利伽藍不動」

特別展「仏教と刀」開催中! 奈良・薬師寺 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

ロータスロード御朱印「瑠璃華」

ロータスロード限定御朱印1 奈良・薬師寺 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

 

 

 

 

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4月、8月と来ているのでさらっと見学して

お目当ての吉祥天を見に金堂へ。

1月1〜3日は国宝の吉祥天が公開されますが

4〜15日は平成の新しい吉祥天になります。

てっきり像だと思っていてどこにあるの??

と探してしまいましたが

本尊・薬師如来の前に立てかけられた画像でした。

しかもけっこう小さい…。

新しい絵なので色も鮮明で見やすいですが

国宝のものはもっと黒ずんでいるので

遠くからだと見づらいのでは…と。

国宝も見てみたかったけど、公開時に来られて満足です。

 

 

 

 

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金堂の後ろにある大講堂が朱印所。

弥勒如来を見ながら御朱印を待ちます。

 

 

 

 

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「吉祥招福」の御朱印いただきました〜。

お正月に吉祥の御朱印とは縁起よさそう♪

 

 

 

 

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西塔を横目に見ながら南門から外へ出て。

 

 

 

 

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今回はイケるかも…と期待を込めて来てみた

鎮守社の休ヶ丘八幡宮ですが

やっぱり授与所は閉ざされていて…><

1月でもダメなんていったいいつ開いてるの?

やはり三が日とかお祭りの時のみ??

ワタクシにはご縁がなかったということで…。

ちなみにこの日は駐車場横にある

イタリアン「AMRIT」もお休み><

シーズンオフだし、水曜定休多し。。。

振られ続けた薬師寺ですが

吉祥天が見られたということで満足です。。。

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所・大講堂内

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★「吉祥招福」

授与期間/1月1〜15日

 

 

 

これまでにいただいた御朱印

拝受場所/大講堂

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★通常の御朱印

「弥勒佛」(左)、「薬師如来」(右)

 

 

 

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ロータスロード限定御朱印「瑠璃華」

授与期間/6月16日〜8月16日

 

 

 

 

拝受場所/聚寳館

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★展覧会限定の御朱印「倶利伽藍不動」

平成28年春の「仏教と刀」展にて

 

 

 

拝受場所/玄奘三蔵伽藍

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玄奘三蔵伽藍公開時限定「不東」

授与期間/1月1〜15日、3月1日〜6月30日、8月13〜15日、9月16日〜11月30日

 

 

 

 

以上、薬師寺でした。

 

 

2017年の初詣in滋賀 滋賀・多賀大社

 

例年、東京での初詣の後は

京都に帰って初詣するのですが

今年は連休にワタクシの実家に帰省したので

近江国一宮の多賀大社へお参りしました。

 

 

 

 

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犬上郡多賀町多賀に鎮座。

多賀大社というより「お多賀さん」のほうが

地元民にはしっくりきます。

近江鉄道多賀大社前駅から徒歩10分。

高校生の時は電車でここまで初詣に来てました。

実家を出てからもちょくちょく来てましたが

結婚してから正月は関東で過ごすことになり

実に7年ぶり!?くらいの初詣となりました。

車の場合、ナビは境内まで案内してくれますが

この時期は混んでいますので

外の有料駐車場に停めて少し歩いたほうがいいです。

有料駐車場はたくさんあります。

 

 

 

 

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鳥居を入ってすぐ目に留まるのは太鼓橋。

豊臣秀吉が母の延命長寿を祈願して

叶ったので寄進したという「太閤橋」です。

昔は渡れたとか!?

今は渡れませんので左回りで神門のほうへ。

 

 

 

 

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三が日は外していますがさすがに連休は参拝者も多い!

ご祭神はイザナギノミコト、イザナミノミコトの夫婦神ですが

縁結びとか夫婦和合とかよりも

延命長寿、厄除けなどのご利益のほうが有名。

東大寺を再建した重源が、多賀社に参詣して

以後20年後に見事に東大寺再建を成し遂げ

お礼参りの時に境内の石に座って眠るように亡くなった

という伝承があるそうで、その石は寿命石として

今も伝わっているそうです。

何度も来ているけれど、その石は見たことないなあ。

 

 

 

 

 

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何度目の参拝かわからないくらい来てますが

初めて御朱印をゲットです。

娘の御朱印帳までセットしていたにもかかわらず

バッグに入れるのを忘れた…><

ということで、御朱印帳を購入。

裏側に拝殿が描かれています。

お揃いの柄の御朱印帳袋もありました。

 

 

 

 

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御朱印には「延(草冠に延命の延)」の印が!

門前で買ったお酒のパッケージにも

この文字がありました。

 

 

 

 

 

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娘は神馬舎にいたお馬さんに興味津々。

残念ながら本物ではありません。 

 

 

 

 

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お多賀さんに来たら必ず食べるのが糸切り餅。

門前の多賀やさんでは、その場で食べられる

2切れのお餅とお茶がセットになったものが

あったと記憶していたのですが

それは三が日だけだったのかな?

その場で食べたかったので2個入りのパックを購入。

 

 

 

 

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柔らかいお餅の中にこしあんが入ってます。

長いお餅を糸で切っているので糸切り餅。

お土産用は10個入りから売ってました。

ココ来たらこれが一番の楽しみかもしれない♪

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所・授与所

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朱印帳(16×11cm、布製)1000円

 

 

 

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★「多賀大社

 

 

 

以上、多賀大社でした。

 

 

 

 

 

2017年の初詣in東京 東京・浅草寺

 

明けましておめでとうございます。

今年も不定期ではありますが

御朱印情報を更新していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

 

我が家では関東で年末年始を過ごすのが恒例。

昨年は年末に上野東照宮へ行きましたが

今回は浅草に行ってきました。

 

 

 

 

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ホテルから行ったので雷門ではなくいきなり本堂。

13年間、東京に住んでいましたが

実は浅草は2回くらいしか行ったことが無く…。

もちろんお正月に来るのは初めてで人の多さにビックリ!

この人混みの中を3歳児を連れ大人はワタクシひとり。

これはかなりのハードワーク…><

こんなに人が多いと知ってたら

浅草やめとけばよかったと後悔までしたけれど

お祭り、お祭り♪と娘は喜んでいるようなのでまあ、いっか。

 

 

 

 

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もう人が多すぎて写真はあまり撮れていません><

入場制限ありつつ、なんとかお参りを済ませて

天井を見上げた娘が、スゴいスゴい、と言うので

天井画を撮ってみました。

堂本印象筆の「天人図」だそうです。

 

 

 

 

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本堂を逆サイドから。

浅草寺の歴史は古く、推古天皇36年(628)に

隅田川で漁をしていた兄弟の網に仏像がかかり

これを供養したのが浅草寺の始まりという。

東京都内で最も古い寺院だそうです。

仏像は聖観音で、浅草寺の本尊となり

現在でも秘仏なんだそうです。

堂内を見てるヒマはなかったけれど…^^;

 

 

 

 

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境内には他にも見所がありますが

とりあえず退散して朱印所のある影向堂(ようこうどう)へ。

御朱印は二種類あり、右側の受付で帳面を渡し

左側で出来上がったものを受け取るというスタイル。

並ぶのかと覚悟していたけれど待ち時間はほぼなし。

堂内は聖観音を中央に配し

左右には干支守り本尊八体が祀られています。

浅草名所七福神の大黒天も祀られていますが

娘は大黒天を見てなぜか大爆笑。

真っ黒だったから? お顔が面白かった??

 

 

 

 

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本堂前になぜか鳩ぽっぽの歌碑。

この鳩さんを気に入り、なかなか降りてこない^^;

 

 

 

 

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本堂の東側には浅草神社があります。

浅草寺の草創に関わった三人を主祭神とした神社。

三人のうち二人は浅草寺の本尊を引き上げた兄弟で

もうひとりは兄弟の相談者であったお坊さん。

三人の霊をもって「三社権現」と称されるようになりました。

三社祭りはここのお祭りだったんですね!

しかし、ここは浅草寺よりさらに長蛇の列…><

限定御朱印もあるはずなのですが諦めました。

 

 

 

 

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最後に宝蔵門を裏側から。

宝蔵門は浅草寺の山門にあたる門だそう。

ここから先が賑わう仲見世になります。

大きなわらじにもびっくりですが

門の上部は近代的防災設備を供えた

収蔵庫になっているらしい!

浅草寺の建物はほとんど東京大空襲で焼け

戦後に再建されたもので近代的ではありますが

刻んでいる歴史はかなり古かったんですね。

 

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所・影向堂内

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★右・浅草名所七福神「大黒天」    ★左・坂東三十三所第十三番「聖観世音」

 

 

 

 

以上、浅草寺でした。

 

 

 

 

 

 

 

2016年の締め詣でその2 京都・瀧尾神社

 

東福寺駅から北へ徒歩3分ほど

歩いたところにある瀧尾(たきのお)神社。

9月に来た時も寄ったのですが

その時は御朱印をいただけなかったので

再度チャレンジです。

 

 

 

 

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京都市東山区本町に鎮座。

創建に関しては定かではありませんが

源平盛衰記』(応保年間1161〜82から寿永年間1182〜83の歴史物語)

に「瀧尾不動堂」という名前が見えるという古社だそうです。

社伝によると元は三十三間堂の近くにありましたが

天正14年(1586)秀吉の大仏建立によって現在地に還座しました。

 

 

 

 

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こちらの一番の見所といえば拝殿の天井にある木彫りの龍。

大丸の創業者・下村彦右衛門が信者だったということで

下村家によって莫大な寄進がされて

多数の彫刻などで飾られるようになったとか。

近くで見るとすごくリアルでダイナミック。

本殿にお参りしたあとに本殿側から上がることができます。

ワタクシはブーツを脱ぐのが面倒でやめたけど(笑)

もっと近くで見たらいい写真も撮れたのだけどねー。

 

 

 

 

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ご祭神はオオナムチノミコト。

別名・大国主ともいわれ縁結びの神様で有名ですね。

でもここは下村家のイメージが強いので

商売繁盛のご利益を求める人が多いかも。

本殿は貴船神社奥之院旧殿を

天保10年(1839)に移築したもの。

本殿内にはお猿さんが〜♪

他にもいろんな彫刻があり見てて楽しいです。

 

 

 

 

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もう少し奥に入ると三嶋神社があります。

清水寺の近くにある三嶋神社の祈願所だそう。

三嶋神社があった場所には現在マンションが建っていますが

建設の時に縁あってこちらに祈願所が造られたのだとか。

現在のマンション横の窮屈そうなお宮は

管理の方が神社を失くすのは残念と思って

造られたものだと聞きました。

確かに神様、すごく肩身の狭い思いをされているのでは…

という印象がしたものでしたが

そういった経緯だったのですねえ。

三嶋神社の記事はこちら。

yumimi-kyoto.hatenablog.com

 

 

 

 

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さて、授与所で御朱印帳と御朱印をいただきました。

前回は何か込み入った話しをされていて

声をかけづらかったのですが

どうやら手相占いを宮司さんがされているみたい。

占い中だったんですかねえ。

今回は無事に木彫り龍がプリントされた御朱印帳ゲット。

 

 

 

 

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御朱印はまず瀧尾神社のものと…

 

 

 

 

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三嶋神社のものもいただくことができます。

本宮でいただいた書き置き御朱印とは

またデザインが違いました。

バックに写っているのは三嶋神社名物(?)

ウナギの絵馬さんたちです。

 

 

 

今回で今年の更新はおしまいです。

まだ11月や12月に行ったもので

書けてないものもありますが年明けに持ち越しで。

来年も良き一年でありますように。

お読みいただきありがとうございました。

皆様、良いお年を〜♪♪

 

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/授与所

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★御朱印帳(18×12cm、ビニール製)2000円(御朱印込み)

 

 

 

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★「瀧尾神社」

 

 

 

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★「三嶋神社」

 

 

 

以上、瀧尾神社でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年の締め詣でその1 京都・東福寺&勝林寺

 

年の瀬でバタバタとしていたら

更新も滞り気味に…><

この日は以前、オトメ部の活動をしていた

友人と久しぶりに予定が合ったので

東福寺エリアに行ってきました。

 

 

 

 

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まずはおなじみの塔頭・勝林寺へ。

過去の記事はこちら

★基本の御朱印と金銀の御朱印

財福の神にあやかった御朱印! 勝林寺 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

★オリジナル御朱印帳第一弾と夏限定御朱印

勝林寺の新御朱印帳と夏限定の御朱印 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

★「虎嘯」墨書きと秋限定御朱印

勝林寺の秋限定墨書き御朱印と色紙御朱印 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*

 

 

 

 

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開運御朱印帳なんてできたんですねー。

すごいお値段ですけれど…気になります。

この横に御朱印リストがありましたが

この日は急務のため手書き御朱印はなし…><

 

 

 

 

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実は9月にも訪れていまして

その時に毘沙門天&三色ムカデをいただいてました。

 

 

 

 

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今はもうないですが中面が赤い紙の

大日如来の御朱印帳もゲット!

全ページ赤のものは売り切れていましたが

最初の見開きだけ赤のものいただきました。

 

 

 

 

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今回は年内いっぱい限定の猿印入りの

大日如来」クリーム色(他に赤、紫、緑あります)

大日如来」銀の姿印(金もあります)

12月17日から授与開始された

冬限定御朱印の「毘沙門天」(他に2種類あります)

の三枚をいただいてきました。

 

 

 

 

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さて次は友人が行きたがっていた東福寺のお庭へ。

途中、臥雲橋からの眺め…

見事にすべてが落葉してます><

ここまで落葉しているのを見たのは初めてかも。

以前、年末に来た時はもうちょっとあったはず。

それだけ今年の紅葉が早かったということかな。

 

 

 

 

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ちなみに9月に来た時も本山に寄りました。

紅葉の時期は混み過ぎなので

春か新緑の季節がおすすめ。

9月はまだ暑かったですが…><

 

 

 

 

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八相の庭に久しぶりに入ります。

東庭の北斗七星。

過去の記事はこちら

yumimi-kyoto.hatenablog.com

 

 

 

 

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南庭から仏殿を望む。

天気があまり良くなく…

朝は雪がチラついていたので底冷えがして

限界を感じながらの庭観賞。

冬の寺社めぐりはそれはそれで大変。。。

 

 

 

 

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でも市松模様の北庭はきれいでした。

苔はもふもふしてないかも…

と思ったけれども、春より色がいい感じ。

朝方降った雪と雨のおかげかな?

 

 

 

 

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拝観受付で預けておいた帳面を受け取ります。

3年前は直筆は午前中のみということで

頑張って午前中に行きましたが

現在は終日直筆してくれます。

ただし料金は500円に値上がりしてました。

 

ちなみに3年前の御朱印を確認してみたら

なんと勝林寺のご住職の字ではないですか!

偶然にびっくりしました^^;

最後のまとめで確認してみてください。

 

 

 

 

 

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9月に行った時もいただいていました。

バックに写っているのが御朱印に書かれている仏殿。

本来はここをお参りして御朱印をいただくのが筋で

庭観賞して御朱印ではないのですが…

御朱印受付が庭の拝観受付なのでスルーしがち。

 

 

 

 

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中に入ることはできませんが

外から天井の龍を見ることもできますよ。

堂本印象の作画だそうです。

 

このあともう一カ所、締め詣で参りします。

 

 

 

 

 

御朱印まとめ

東福寺 拝受場所/方丈拝観受付

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★「大佛寳殿」 各500円

 

 

 

以前いただいた御朱印

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勝林寺 拝受場所/本堂内

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★申年限定御朱印(2016年12月31日まで)

左/「大日如来」姿印銀色 500円   右/「大日如来」申年バージョン 500円

 

 

 

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★冬限定御朱印「毘沙門天」(他2種類あり)

 

 

 

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★見開き御朱印「毘沙門天」 

 

 

 

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大日如来の御朱印帳(18×12cm、紙製) 1800円

 

 

 

 

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★御朱印帳に予め書かれていた御朱印

 

 

 

 

以上、東福寺&勝林寺でした。