晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』『かわいい奈良御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

祇園に来たらやっぱり八坂神社




京都人はあまり行かない祇園σ(^_^;)

ワタクシも川より東は用がない限り

あまり行かなくなりましたが

ここまで来たら

行っとくしかないやろー!

…と、八坂神社へ。










社伝によると、斉明2年(656)に

高句麗から来日した伊利之使主(いりしおみ)が創建した

のではないか、といわれているそうで。

ご祭神は牛頭天王(ごずてんのう)。

スサノオノミコトと同一人物とされています。

牛頭天王祇園精舎の守り神。

祇園精舎とは、釈迦が説法を行なったという

インドにあった寺院のこと。

つまり、八坂神社はお寺であると

みなされてたようですね。

実際に延暦寺の支配を受けていたのです。







平安時代中期ごろからは

朝廷からもあつい信仰を受けました。

至徳元年(1384)足利義満により

祇園社延暦寺から独立。

その後は経済力をつけた町衆によって

祇園祭などをおこなうようになりました。

明治元年(1867)の神仏混合禁止により

「感神院祇園社」という名を

「八坂神社」に改めました。



改めて調べてみると

八坂神社というより

祇園社のほうがしっくりくるな〜。

神仏分離って、一体なんだったんだ?

と、歴史に注文つけたくなります(`ε´)








ということで御朱印いただきました!









中心の神社名はやはり「祇園社」。

朱印は八坂神社になってる!

今回は帳面に直筆していただきましたが

書き置きのものは

青龍の絵が入った紙でもらえます!

書き置きなのに500円するけど!

でも青龍、いいな〜(´∀`)










本殿まわりの摂末社も行ってみます。

こちらは大神宮。

伊勢神宮から分霊しているようで

外宮、内宮と書かれていて

ミニ伊勢神宮のようです!









隣りに忠盛の灯籠。

去年の大河「平清盛」の時に出てきましたね。

白河法皇祇園女御のもとへと

行こうとしていた時

この辺りを通りかかると

前方に鬼のようなものが!

とらえるように忠盛に命じると

これは灯籠に火を灯していた僧である、と

その正体を見抜いたという!

この灯籠がその時のものだとか。

看板にはここまでしか書かれていませんが

このご褒美に忠盛は

法皇よりある女性を与えられます。

その女性は妊娠しており

産まれたのが清盛である、とか!

平家物語の中ではこの女性は祇園女御

であるとされ、ということは父親は…。

などなど、清盛の出生の話にも通じる

とても意味のあるエピソードなのでした。








以前、通り過ぎた時には

修繕中だった美御前社がキレイに!

ここは美の神様である

三人の女神さまを祀る神社。

舞妓さんも訪れるということで有名ですね。








この日も耐えることなく

たくさんの人が訪れていました。

みんなキレイになりたいのね〜(*^.^*)









お社前にある美容水。

キレイになりたい部分につけると

美容効果があるとか!

寒いのにぴちゃぴちゃつけてきましたσ(^_^;)










ちなみに、八坂神社には

面白い神様がたくさん祀られています。

これは刃物社といって

刃物を祀っているそうです。

刃物発祥の地だったんですね(@_@)!









厳島社のご祭神は

イチキシマヒメノミコト。

スサノオノミコトの持つ劔から

産まれた三女神のひとりで

美御前社にも祀られています。

容姿端麗で舞を躍ることから

舞踏・謡曲の神様として崇敬されています。

舞妓はんも来てはるんやろな〜。










ちなみに八坂神社は

東西南北どこからでも入れる

珍しい神社のようです。

楼門が閉じられることはなく、

夜間の拝観も可能だとか!

忙しい観光さんにはうってつけ、なのかな。

ちなみに今回のワタクシは

円山公園側の東北門から入場!

鬼門じゃないか!

邪道で鬼門…( ̄□ ̄;)

そのうち、平忠盛

捕らえられてしまうかも

しれませぬ…ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ