晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』『かわいい奈良御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

洛陽観音巡礼第二十三番とご詠歌 東寺

まだ時間があるな〜とフラリとやってきました東寺。すごい紅葉してる!!でも今回は有料ゾーンには入らず。(HPよりお借りしました)今日は洛陽の御朱印を!と決めていたので納経所にもなっている食堂のご本尊十一面観音を拝しました。昭和5年(1930)の火…

洛陽観音巡礼第二十二番 城興寺

烏丸九条の交差点近くにある洛陽二十二番札所の城興寺。藤原道長の孫、藤原信長が応徳2年(1085)丈六佛を安置する九条堂を建て、三代後の藤原忠実が永久元年(1113)城興寺に改めました。寺伝ではそうなっているのですが当時の記録では、藤原信長が亡くな…

お茶と庭を楽しむ寺院その3 天得院

行ってみたいなあと調べてたけど予約をしないといけないのか〜と思って躊躇していた天得院。前まできたら「拝観いかがですか〜」と呼び込み(?)されました。食事付きかお茶付きでないと拝観はできないということなのでお腹いっぱいだけどお茶付きに。拝観…

お茶と庭を楽しむ寺院その2 一華院

同聚院の南隣にある一華院(いっかいん)。御朱印のサンプルまで出ているので入ってみます。永徳2年(1382)に東福寺第六十七世の東ざん(さんずいに斬)禅師が創建。入る時に「いらっしゃいませ〜」といわれましたが(;^_^A依稀松といわれる見事な枝振りの…

土地を守る圧巻の不動明王 同聚院

東福寺の参道へ戻ってきました。境内が喫茶店やお土産物屋さんで賑わっていましたがここも拝観できるのかな?と入ってみました。『京都の隠れた御朱印ブック』掲載ページはP87です。これは12月に撮った門前。すっかり落ち着いた雰囲気に。ここは寛弘3年(10…

財福の神にあやかった御朱印! 勝林寺

東福寺山内の看板をたよりにこの階段まで来ました。財福の神、戦勝の神といわれる毘沙門天を祀る勝林寺です。『京都の隠れた御朱印ブック』掲載ページはP39です。新春と秋の特別拝観時以外は予約制。この時は秋の特別拝観でした。天文19年(1550)東福寺第20…

お茶と庭を楽しむ寺院その1 盛光院

ランチをささっと済ませて東福寺山内に戻る時に御朱印、茶席と書いてあって気になったので入ってみます。この寺院もあまり情報がないのですが…文永年間(1264〜1275)に直翁智侃によって開創されその後、盛光院に改められました。昨年までは庭に入れたらしい…

心静かに庭を眺めたい時に 光明院

東福寺を通り抜け六波羅門から出て光明院にきました。2年前の春に来てとても良かったので秋も来てみたかった!春の時の記事はコチラあんまり情報がないんですが明徳2年(1391)に建立された東福寺の25塔頭のひとつ。庭は重森三玲作で“虹の苔寺”ともいわれ…

紅葉の東福寺を抜けて塔頭へ 龍吟庵

桜もいつの間にか散って春爛漫な季節ですがまだまだ紅葉の時期の御朱印巡りが続きます!紅葉といえば東福寺。この日はちょうど半分が紅くなっていました。東福寺の塔頭を中心に巡った一日を9回に分けてお送りします!人でごった返す東福寺を抜けて本坊庫裡…

カッコいい御朱印帳と摂社の御朱印も! 西院春日神社

西院春日神社に来ました。『京都の隠れた御朱印ブック』掲載ページはP54とP94です。歴史と前回の御朱印はコチラ西院に春日社から分霊した神社があるとは知らない人も多いんじゃないかな〜と思って、知られざる名社というテーマの中に入れました。本殿です。…

金色に輝く特別な御朱印! 寂光院

三千院からバスターミナルを通り抜け徒歩約25分で寂光院へ。『京都の隠れた御朱印ブック』掲載ページはP45です。歴史と本尊地蔵尊の御朱印はコチラ寂光院といえば建礼門院隠棲の地。『平家物語』の最終章「大原御幸」の舞台でもあります。青空映える囲い紅葉…

紅葉の極楽往生院と観音堂 三千院

大原に来たならハズせない三千院。『京都の隠れた御朱印ブック』掲載ページはP91です。客殿から眺めた聚碧園。歴史と薬師如来の御朱印はコチラ弥陀三尊と金色不動尊の御朱印はコチラ宸殿から見た有清園の紅葉。キレイですが人が多い…(>_<)来迎院の静寂から…

大原の最奥の地で静けさに包まれて 来迎院(左京区)

混雑している三千院前を横切り来迎院の参道口へ。ここまで来るととても静か。『京都の隠れた御朱印ブック』の掲載ページはP91です。平安時代初期、慈覚大師円仁が天台声明の道場として開山したのが始まり。天仁2年(1109)聖応大師良忍が来迎院にあらためま…

額縁庭園と宝楽園の紅葉 宝泉院

三千院、勝林院の前を通り過ぎ宝泉院まで来ました。額縁庭園が見たくて2年前にも来たのですがまだ紅葉していなかったので今回は紅葉が見られるかなーと再訪。五葉松が見られる額縁庭園。たまたま人がいない瞬間をパチリ!宝泉院は勝林院の住坊として長和2…

立身出世をとげた秀吉にあやかって 出世稲荷神社

今日からは大原の御朱印巡りをしたある一日を5回に分けてお送りします♪新刊に掲載されている御朱印は合わせて見られるように掲載ページを書いておきますね。三千院のあるあたりから500mほど南にある出世稲荷神社。掲載ページはP73。元は上京区にありました…

『京都の隠れた御朱印ブック』本日発売!

ついに、本日発売を迎えました!!『京都の隠れた御朱印ブック』主婦の友インフォス情報社(1300円+税)帯を取るとこんな感じ。インパクトのある赤い椿の表紙が目印ですо(ж>▽<)y ☆どうぞ宜しくお願いしますm(_ _ )m

京都市街を一望できる穴場! 悲田院

泉涌寺の大門から出て左へ曲がり学校横の道を進むと塔頭・悲田院はあります。ひでんいん、と読みます。聖徳太子が身寄りのない老人や子供を収容した福祉施設が始まりだそう。延慶元年(1308)無人和尚によって一条安居院に再興され四宗兼学のお寺になりまし…

いつ見ても美しい観音さま 泉涌寺

本山の泉涌寺に来ました。歴史は前々回の記事を参考に。霊明殿の御朱印はこちらの記事です。いつもは大門から入りますが善能寺から来たので仏殿横の入口から入りました。ここから入るのは初めて。仏殿で三尊仏を拝んだあと本坊の受付で御朱印をいただきます…

洛陽観音巡礼第十八番 善能寺

来迎院のお向かいに善能寺はあります。弘仁14年(823)弘法大師が八条油小路(現在の京都駅西側)に創建し、天文20年(1551)に後奈良天皇の勅命で現在地に移転。無住の寺らしくがらーんとしたところに本堂がポツーンと。祥空殿というこの本堂は昭和46年(19…

大内内蔵助ゆかりの庭園 来迎院(東山区)

今熊野観音寺の参道からさらに南下すると来迎院があります。大同元年(806)弘法大師が唐より持ち帰った荒神尊をこの地に祀ったのが始まり。泉涌寺の第四世・月翁和尚に帰依した藤原信房が建保6年(1218)開創して泉涌寺の子院となりました。織田信長が帰依…

静寂に包まれた仏像ワールド 今熊野観音寺

泉涌寺山内を進んでいくといまくまの、と書かれた石碑が。ここで左に曲がると西国の札所でもある今熊野観音寺があります。紅葉には少し早い時期だったけど緑に覆われて清々しい参道。大同2年(807)弘法大師が庵を結んだのが始まりとされ永暦元年(1160)後…

丈六のお釈迦様に圧倒される 戒光寺

法音院の向かいにあるお寺。ここも拝観できるのかな〜?と石碑に書いてある言葉「丈六釈迦如来」が気になってふらりと入ってみました。安貞2年(1228)後堀河天皇の勅願所として猪熊八条(東寺の北東あたり)に創建。戒律復興の道場として戒光律寺と呼ばれ…

洛陽観音巡礼第二十五番 法音院

泉涌寺山内にある洛陽の札所、法音院。寺伝では、嘉暦元年(1326)山内に創建されたそうですが経緯の詳細は不明。「古伽藍図」や天正年間の記録にはその名が記されているそう。火災で焼失したあと寛文4〜5年(1664〜5)に再建。こちらがご本尊の不空羂索観…

仏像のオーケストラ! 即成院

泉涌寺の総門を通り抜けて山内に入ってすぐにところに即成院はあります。元は伏見桃山にあった光明院を始まりとしていて寺伝では、正暦3年(992)恵心僧都により建立されました。HPにはそうなっていますが駒札によると創立者は藤原頼通の子、橘俊綱だそうで…