昭和大礼で使用された常盤会館も公開 京都・光照院門跡
京都非公開文化財特別公開2019秋で
11月10日まで公開されている尼門跡のひとつが光照院門跡。
4年前に行った時の記事がこちら。
当時としては「閉ざされた空間」だったようですが
今では今年10月の浄土宗寺院の特別公開や
来年の京の冬の旅でも公開が予定されているなど
それほど閉ざされた感もなくなってきたようです。
ここでトラブル発生!
というか、後で気づいてもう戻れなかったわけですが。
撮れていると確認していたのに途中からデジカメ画像が消えていた!
なので、デジカメ画面の写真すらありません。
しょうがないから4年前の写真を引っ張り出してきました。
今年の看板には御本尊の釈迦如来の写真が掲載されていました。
ということで、ここから後も4年前の写真ですが
この辺りはほとんど変わりなかったような記憶です。
光照院門跡の歴史は…延元元年(1356)後伏見天皇の皇女
進子(ますこ)内親王によって室町一条(現在の上京中学のあたり)に創建。
応仁の乱のあとの文明9年(1477)持明院殿があった現在地に移転します。
代々、皇女が入寺され寛政元年(1789)に
これは4年前にいただいた御本尊の御朱印。
本堂である宸殿に入らせていただき
御本尊を拝するところは前回と同じで記憶が蘇りました。
暗くて御本尊が見にくかったなあ、と。
それは変わらず同じ、美しい格天井も同じでした。
4年前は書院に入らせていただいて毘沙門天を見られたようですが
今回は御本尊の前にありました。
念持仏の小ささがわかります。
昭和大礼で使用された常盤会館が公開されていました。
生花などで展示されていることもあるそうですが
今まで縁がなく、初めて入らせていただきました。
移築されたそうですが、絨毯や灯は当時のままだそう。
ここで昭和天皇が即位されたかと思うと感無量です。
しかし、昨年の台風で屋根に被害を受け、
修繕が完了しないまま今年の台風でも被害があったそうで。
修理費用の捻出のために寄進も募っておられるそうです。
痛々しい状態の屋根を見ましたが寄付のことは知らなかった…
1万円の寄付で飛び出す御朱印帳がいただけるそうですが
御朱印受付にまで行ったのに気づかず!
この記事で知ったのでもう少し周知できるように
してもいいのでは、と思ったりして。
やっと今年の写真が出てきました!
毘沙門天は二種類ありましたが
もう一つは文字の御朱印ですでにいただいたのと似ていたので
こちらの御影入りの方を選びました。
前回は全部いただいたらよかったと後悔していましたが
今時は種類がたくさんあるので控えめにしています…
でも、台風被害のことも知り、微小ではありますが
これが何か役に立ってくれればいいなあと思います。
ちなみにお寺の方がおられないので日付は入れなくてもいい?
と聞かれたので、入れずにいただきましたが
通常は日付も入れていただけます。
御朱印まとめ
拝受場所/御朱印受付
★本尊「釈迦如来」
★「毘」(毘沙門天)
★「阿弥陀如来」1000円
過去にいただいた御朱印
★本尊「釈迦如来」
★「毘沙門天」
以上、光照院門跡でした。