晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』『かわいい奈良御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

閉ざされた空間 京都・光照院門跡







京都市上京区にある光照院門跡。

非公開文化財特別公開では

29年ぶりということで

注目度の高いお寺ですし

尼門跡という閉ざされた空間に

興味を持ってセレクト!

過去の御朱印を検索していたら

数年前の御朱印をアップしている人が!

平成22年の京の冬の旅で

公開されていました。

また、毎年3月14日は法要のため

拝観できるし御朱印がいただける

という情報を得ました。

29年ぶりというのはこの企画だけの話で

そこまで閉ざされた感じじゃないんだ

とちょっとガックリしたけれど。

拝観しにくい寺院であることは確実。

御朱印って日付が入っているから

こういう時に便利ですね( ´艸`)










延元元年(1356)後伏見天皇の皇女

進子(ますこ)内親王によって

室町一条(現在の上京中学のあたり)に創建。

応仁の乱のあとの文明9年(1477)

持明院殿があった現在地に移転します。

代々、皇女が入寺され

寛政元年(1789)光格天皇より

常磐御所の称号を賜りました。








門から先は撮影禁止なので

朝日新聞デジタルのHPにあった

画像をPC上で撮影したものです。

まずは本堂(宸殿)に入りました。

禅堂風の入母屋造で

昭和43年(1968)に建立。

もっと古いのかと思ったら

意外と新しいんですね。

折上格天井が優美で美しく

尼門跡を感じさせます。

ご本尊の釈迦如来

そんなに大きくないうえに

近くまで寄れなかったので

目を凝らしてみてもよく見えず。

結局、看板でチェックするという…。

文化財の保護のため照明はつけられない

とのことでしたが

照明当ててる仏像って

けっこうあるよね、と…( ̄ー ̄)

照明はなかなかできないにせよ

だったら近くで見られるように

して欲しいなあと思いました。







このあとは書院へ移動して

東福門院の念持仏であった

毘沙門天を拝見。

東福門院の皇女が入寺したため

こちらにあるそうです。

念持仏なので小さいですが

近くで見ることが出来ました。

書院には歴代の宮さまが

お手植えされたという

樹齢500年の五葉松がある

庭があります。

立派な松でゆっくり見たいのですが

そんな雰囲気はなく…(><;)

天気がいいし気候もいいし

通る風を感じられるように

せめてガラス扉は開放してくれたら

いいのに…!(´Д`;)










御朱印いただきました!










受付後の門を入って

すぐのところに納経所がありましたが

気づかずに中に入ってしまった(><;)

拝観後に御朱印帳を出しました。

5種類あって迷いました。

阿弥陀如来、見たかなあ?

観音さん、どこにあった??

記憶がなかったために

見た記憶のあるご本尊を!










もうひとつ、いただきました!










毎年3月14日の法要では

毘沙門堂が公開されるそうです。

その時にも「毘沙門天」の

御朱印はいただけるそうです。

今回は書院の中で見ましたが

次は法要の時に来たいなあ。







その他の御朱印

阿弥陀如来」(ご本尊の右側にあるそう)

「観世音菩薩」(どこにあったか記憶なし)

ご詠歌」(尼寺巡礼のもの?)

合計5種類でした。

「釈迦如来」と「毘沙門天」は

3月14日でもいただけるそうですが

その他はこの企画の公開中だけかも?

だったら全部もらって

おけばよかった(((( ;°Д°))))

と後で激しく後悔しました(T▽T;)

ご本尊が見にくかったこと

庭が開放されていなかったこと

御朱印で後悔(自分が悪いんだけど)

ということで今回の三ヶ寺の中では

一番低い評価でしたけど

3月14日に行ってみたい気分が

盛り上がってきました♪