手紙で作られた紙貼阿弥陀如来 京都・三時知恩寺
京都非公開文化財特別公開2019秋の続き。
光照院門跡の次といえば
同じく尼門跡ですぐ近くにある三時知恩寺。
こちらは6年前の京の冬の旅で行っています。
光照院門跡と同じように浄土宗寺院なので
毎年10月の浄土宗特別公開でも拝観できるようです。
過去の参拝記事はこちら。
ここの写真も消えてしまったのでナシ…><
6年前は大聖寺とセットで拝観していたのですね。
大聖寺も近いですがなかなか拝観機会のない尼門跡。
ですが、次の京の冬の旅で公開されるそうですよー。
6年前の写真です。
見子内親王が崇光天皇の御所「入江殿」を寺に改めたのが始まり。
見子内親王は仏教への信仰が篤く善導大師の自作という像を
宮中より賜って本尊としたそうです。
なぜ三時なのかというと。
宮中における六時勤行(一日6回のお勤め)のうち昼間の三回を
こちらで行なったからだそうです。
本堂へ入らせていただき、そういえばこの本堂の一角で
尼さんに御朱印を書いていただいたなー!と思い出しました。
現在は受付を入ってすぐのところに御朱印受付がありました。
御本尊は3月14日の法要の時にしか拝せないようですが
今回は向かって右側にある紙貼阿弥陀如来が公開されていました。
紙貼りって紙を貼ったの?と思ったらその通りで!
しかも皇女が姉妹でやり取りしたお手紙で作ったのだとか!
お姉さんが亡くなり、菩提を弔うために作ったのだそうです。
近くで見ましたが、紙を貼っているとは思えない感じ。
紙で作ったというか、紙粘土のようなものらしいです。
でも木造などと変わらない見た目で驚きでした。
6年前の御朱印です。
今回は本堂のほか、源氏物語の絵扇を貼った襖のある書院の一の間や
江戸時代に描かれた妖怪絵巻も公開されていました。
妖怪絵巻、金臺寺でも似たようなのを見たなあ…
妖怪つながり??
こちらの絵巻も色が鮮やかでした。
今回の御朱印はこの三種類でした。
紙貼阿弥陀如来のことのようです。文字がキラキラ!
「写経佛」とは写経された紙で作った仏さまのことで
本尊の隣にあったお地蔵さまのことだそうです。
御本尊に向かって左側にあったのかな?
この二種類は紙の色が3〜4種類ありました。
「妖怪絵巻」はこの一種類でした。
6年前は一種類で直筆していただけましたが
現在は種類は増えましたが全て書置きでした。
そして御朱印の価格も様々になり…
「無量寿佛」「写経佛」は紙が特殊なので各400円。
見開きは多分1000円だったような、800円だったような…?!
間違っていたらすいません><
御朱印まとめ
拝受場所/御朱印受付
★「無量寿佛」400円
★「写経佛」400円
★「妖怪絵巻」1000円
過去にいただいた御朱印
★「善導大師」
以上、三寺知恩寺でした。