日蓮宗京都八本山のひとつ 京都・立本寺
お仕事で近くまで来たので
今回はある本に書かれていて気になっていた
京都八本山のひとつの立本寺(りゅうほんじ)です。
南側の入口からは現在、工事中で入れません。
七本松通沿いにある立本寺の看板を目印に
コインパーキングを入るとこの看板が。
境内内は月極駐車場なので参拝者はコインパーキングに。
まずは左へ進んで本堂のほうへ行ってみます。
立本寺の山号は具足山。
すべての開山が日像上人なんだそうです。
いったんは都を離れるも「本寺を立てる」という意味を込め
元の妙顕寺があった場所に明徳4年(1393)建立しました。
本阿弥光悦の筆とされる本堂にかかる額。
天文法華の乱があったり、秀吉による移転命令があったり。
宝永の大火で焼失、移転を繰り返しながら
約300年前に現在地に移転しました。
ちなみにこのお寺を知ったのは
京都本大賞も受賞された作家・柏井壽さんの本に書いてあったから。
『京都 奥の迷い道』というマニアック路線の京都紹介本。
さすが歩いて稼いだという感じのマニアック感が
京都歩きの中〜上級者にはフィットするでしょう。
グルメのおすすめもあるのですがこちらはオジサン目線なので
女子としてはあまり参考にならないけれど…
知らない寺社がけっこうあったので
御朱印めぐり新規開拓の参考にしてます。
鬼子母神、十羅刹女を祀る刹堂。
毎月8日は鬼子母神祭があり
多くの参拝者が訪れるそうです。
境内は桜の木がたくさんありました。
桜の穴場なのかもしれないなあ。
境内はちょっと荒廃している感じが…
雑草が生えてたり、ぼろぼろのお堂があったり。
南側の公園があったところを工事しているので
なんかそんな荒れた感を感じてしまいます。
ちなみにこの公園は京都市に貸していたものの
期限付きだったので所有権はお寺に戻り
何かのお堂を建てる工事?に入ったとか。
このあたりは保育園があり小学校があり
子育てしやすそうな雰囲気があっただけに
お寺の中の公園、そのままにして欲しかったなーと。
周辺にも公園をなくさないで、という幟がありました。
周辺住民と共存をはかってほしいなーなんて
余所者ですが思ってしまいました。
庭園もあるみたい。
勝手に?入ってもいいみたいなので入ってみます。
逆光でうまく撮れていませんが
江戸時代末期に作庭されたそうです。
独創的なお庭だそうですが
客殿で何かのイベント?されていたみたいで
のんびりとはできず…さっと後にしました。
最初に見た看板のところへ戻り
今度は受付と書いてある方向へ進むと
寺務所があり、ここが御朱印の受付です。
御首題をお願いすると中でお待ちくださいと通され
お茶とお菓子までいただきました。
大きな十匹の金魚さんたちと戯れていたら
御首題が仕上がっていました。
最後は御丁寧にお見送りいただきありがとうございました。
とてもダイナミックで素敵なお題目です。
本堂は鍵がかかっていて上がることはできず
中を伺うこともできなかったのが残念。
御朱印まとめ
拝受場所/寺務所
★「南無妙法蓮華経」500円
以上、立本寺でした。