バラまつり開催中 奈良・おふさ観音
名前にひかれて行ってみたいな〜とぷらり。
十無量山観音寺の通称が“おふさ観音”。
地名にもなっている“おふさ”とは
このお寺を建立した住民の女性の名前。
普通の女性が建てたお寺だったのですね。
このあたり一帯にはかつて鯉ヶ淵と
呼ばれる大きな池がありました。
慶安3年(1650)鯉ヶ淵を歩いていた
おふささんの前に白い亀の背に乗った
観音さまがあらわれたのです。
池のそばに小さなお堂を建て
観音さまをおまつりすることにしました。
明治時代になり、観音さまのために
大きなお堂を建立しようという話が持ち上がり
様々な人の寄付により
現在の本堂が建てられました。
高野山からお坊さんを紹介してもらい
現在では高野山真言宗別格本山
という寺格になりました。
山門を入ってすぐの場所はがらーんと。。
この時はバラはまだ咲いていませんでしたが
5月下旬の今はちょうど見頃!
5月15日〜6月30日までバラまつりとして
寺宝の公開もされています。
それにしても普通の女性が建立して
一般庶民によって建てられたお寺が
こうして今も残っているなんて
すごいことだなあ〜と
歴史を知って改めて思うのでした。
なお、本堂内には拝観料300円で入れます。
本堂横の納経所で御朱印をいただき
本堂の裏側に行けば
千手観音にお参りできるよと
言われて行ってみました。
おふさ観音の本尊は十一面観音で
本堂内にまつられていますが秘仏。
大和十三佛霊場会より
満願屏風が先着13,000枚限定で
無料配布されていましたので
屏風にも御朱印をいただきました。
(御朱印代は別途必要です)
A4大のサイズでしっかりした台紙なので
立てて仏さまとして拝んだり
お盆などと時に供養したりもできます。
このあと安倍文殊院に行ったので
そこまでは押してありますが
別日に行ったお寺には持って行き忘れ…><
サイズが大きいので荷物になるしね…
仏名はすでに書かれているので
このまま飾ってもいいかなーとも思います。
本堂の北側には庭と茶房があります。
茶房は残念ながらお休みでしたが…
鯉ヶ淵の池を模した亀の池と
鯉の池がありました。
亀さんがいっぱい!
一列に並んだ亀さんの甲羅干し。
鯉の池でちょっと休憩。
奈良はいい庭があるイメージがないですが
無料で楽しめるしいい場所を発見しました。
本堂の西側には大師堂。
その前には大和七福八宝の
恵比寿天さまがお祀りされた
恵比寿尊社があります。
大和七福八宝めぐりの恵比寿天の
御朱印をいただきました。
大和七福八宝めぐりの“お福掛け”という
色紙のようなものも無料授与されていました。
十三佛と同じく各所で
印をいただくもの(御朱印代別)。
両方持って帰るのは無理!と思って
十三佛だけにしましたが
両方廻っている人も多いそう。
ご本尊の御朱印は「観世音」。
ちょっと交通に不便ですし
駐車場も少ないのですが…
(門前南側の駐車場はバラまつり中は閉鎖)
素敵なバラと庭を
堪能してみてはいかがでしょうか。
御朱印まとめ
拝受場所/本堂横の納経所
★本堂の御朱印「観世音」
★恵比寿尊社の御朱印「恵比寿天」
以上、おふさ観音でした。