5月31日まで秘仏の“裸形阿弥陀”を公開 奈良・璉珹寺
またまた奈良に行ってきまして…
そこで強くおすすめされまして。
5月だけ公開される阿弥陀さまを
拝みに行ってみることに。
(元興寺の記事は後ほどまとめます)
ならまちの南端、近鉄奈良駅から
直で歩いていくと20分くらいかな?
元興寺からは徒歩12〜13分ほど。
奈良市西紀寺町にある璉珹寺(れんじょうじ)。
行基によって開かれました。
紀有常が改めて伽藍を建立。
慶長7年(1602)徳川家康より
寺領二十石を下賜されました。
門にシャチホコ!? 珍しいような。
璉珹寺は飛鳥にあった紀寺の別院とされ
紀寺の跡ともいわれています。
中門を入って正面に見える本堂に
“裸形阿弥陀”といわれる
阿弥陀如来立像があります。
以前は50年に一度しか開帳されなかった
ということでお体が白い色だとか。
3年前から5月の一ヶ月間のみ
御開帳されるようになりました。
パンフレットより。
鎌倉時代作の木像で像高170cmくらいかな?
実際見た感じとしてはそんなに白くありません。
ベージュかな?って…
やはり御開帳するようになって
色が変わってしまったのかしら?
でも上半身が裸で袴を履かれた阿弥陀さま
とても珍しいお姿ですね。
光明皇后をモデルにしたといわれ
指と指の間には膜があり
これで残らずすくって(救って)くれる
というありがたいお姿なのです。
袴は50年に一度取り替えをするそうで
その時にしか御開帳されなかったのが
現在はそれにちなんで5月に御開帳されるように。
なんで5月なんだろう?と不思議だったのですが
そういうことだったのですね!
お庭にはお花が咲き溢れ
とてもよい香りが漂っていました。
御朱印は書き置き(別紙)でした。
現在の宗派は浄土真宗とのことですが
御朱印は用意されていました。
浄土真宗なのになんで仏像が?と思ったら
宗派の遍歴があったのですね。
宗派のことはともかく
普段は非公開のようですし
珍しい裸形の阿弥陀さまも
一見の価値あり、です。
以上、璉珹寺でした。