首から上の病気にご利益がある 奈良・脳天大神 龍王院
紅葉を見ながら坂を降り、どんどん谷のほうへ。
すごくカッコいい役行者さま!!
最近造られた像のようですね。
さて、鳥居がありここから約500段の階段を
まずは下って行きます。
下りはさっさと早めに通過…
谷底のほうに社殿が見えてきました。
あれが「脳天さん」こと、脳天大神 龍王院。
昭和28年(1953)金峯山修験本宗の初代管長、
五條覚澄大僧正が蔵王権現の霊示を受けて建立しました。
だいぶ新しい神様(仏様?)だったのですね。
赤い橋を渡って左側に本殿があります。
入口がどこかわかりにくい…
滝がある行場を探していた覚澄大僧正は
この谷が最適の場所だとして開発に取り組みますが
その途中で頭を割られた蛇に遭遇します。
哀れに思って経文を唱えて丁重に葬られました。
すると夢枕に何度も蛇が現れて御礼を言い
頭の守護神として祀るようにと言われたとか。
これは蔵王権現が姿を変えて現れたにちがいないと
ここに大神を祀ることになったのだそうです。
岩肌に沿うように作られたお堂内は独特の雰囲気。
神社というよりお寺のほうが近いですね。
逆側に出たら手水舎がありました。
逆から入っちゃったみたい。。。
見たことない勢いで水が出ていてビックリ。
先にはまたお堂があり役行者を祀っている?
自然と一体化したようなお堂がいいですね。
狛犬ではなく狛蛙…?
親子の蛙さんでした♪
こちら側にも鳥居が。
本来はこちらから入るみたいですね。
首から上ということで「大学合格」とか
「国家試験に受かりますように」という絵馬が多い中
「脳卒中で倒れませんように」とお願いするワタクシ…。
ちょっと年齢を感じる今日この頃。。。
おさがりでゆで卵をいただきました!
隣にある無料の休憩所で食べられます。
セルフのお茶もあったのでちょっとほっこり。
さて、帰りは約500段登りますよー!
足元注意の看板の上には蛇さん…??
途中の小祠でお参りがてら休憩。
狐忠信こと、佐藤忠信の霊碑がありました。
源義経四天王のひとりといわれ
身代わりとなって奮戦した武将だそうです。
「義経千本桜」では忠信は
初音という鼓の皮となった狐の子という設定だそうです。
だから狐忠信なんですかね〜?
ここは芸能の神だそうですよ。
途中に不動尊の額がかかる鳥居が。
剣を祀っている…??
剣が祀られているのを見たのは初めてです。
最後に紅葉を見ながら蔵王堂へ戻ります。
脳天さん、独特の雰囲気でしたが
あの谷底まで行けて良かったな、と。
500段の階段がありますが
健脚の方はぜひ挑戦してみてください。
御朱印まとめ
拝受場所/社務所
★「脳天大神」
以上、脳天大神でした。