晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』『かわいい奈良御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

秋のプチ御朱印オトメ部会・善峯寺編



ブログネタはたーくさんあるのですが

書いてる時間がなくて…(T_T)

京都は紅葉まっさかり♪

今年はちょっと足を伸ばして

紅葉の隠れ名所といわれている

善峯寺へ行ってきました。








立派な山門に着きました。

この山門は正徳6年(1716)建立。








長元2年(1029)源算上人によって開山。

元は天台宗ですが

現在は善峯観音宗という天台系単立。

長元7年(1034)後一条天皇により

勅願所と定められ

建久3年(1192)後鳥羽天皇により

「善峯寺」の宸額が下賜されました。








天皇家とのつながりも

深いのですね〜

山門入ったところの山がキレイ!








山門を入ってすぐにあるのが

本堂となる観音堂。

元禄5年(1692)建立。

ご本尊の千手観音が祀られています。

秘仏ですが毎月第二日曜日や

正月三が日、他特別御開帳があるそうです。








いきなりですが

御朱印いただきました!








観音堂横に納経所があります。

ご本尊の「大悲殿」。

実はこの前にご詠歌

いただいているのですが

ご詠歌ください」といったら

それまで書いていた方とは

別の方が出てきて

書いてくださいました。

善峯寺という字、崩しすぎて読めない!

けどカッコいい字ですね〜








洛西観音霊場のご詠歌いただきました!








「わけのぼる 
向う心は 
よしみねや みのりを
おえて 高き
山影」

山門前の看板に

西国のご詠歌と洛西のご詠歌

書かれていました。

よりマニアックそうな

洛西のご詠歌をいただきました。

ご詠歌ってお寺にひとつだけかと

思っていたのですが

巡礼ごとにあるんですね〜φ(.. ) 








友人がいただいたものと比較。

友人は西国のご詠歌

いただいていました。

ご詠歌は同じ方が書いてくださいましたが

大悲殿は別の方なのです。

同じ大悲殿でも崩し方が全然違う!

面白い〜o(^▽^)o









さて、山内を歩いてみます。

厄除の鐘は桂昌院が寄進。

実は善峯寺は応仁の乱で焼け

大半が徳川綱吉の生母

桂昌院が復興したものなのです。










鐘をついてみました。

ぼおーんといい音が響きました。








樹齢600年以上という

全長37mの「遊龍の松」。

ぐるっと囲むように伸びた枝が立派!

「日本一の松」といわれているそう。








多宝塔と経堂。

多宝塔は元和7年(1621)建立。

経堂は宝永2年(1705)で

桂昌院の寄進です。








階段ばかりの参道ですが

紅葉が本当にキレイ!

黄色い紅葉もいいものです。








善峯寺からの眺めは

西向きなので大阪方面。







中腹にあるのが釈迦堂。

明治18年(1885)建立。

開山の源算上人が刻んだという

合掌姿の石仏・釈迦如来

釈迦岳に祀られていたのを

明治時代にお堂を造って

移されたそうです。







平安時代に刻んで

風雨にさらされていた

石仏が残っているなんて!

石の文化って残るなあ。

と思いながら

石仏をさすってきました。

腰痛神経痛に効くらしい。








ここからまた階段を登って

奥の院へ行きますよー!








山内で一番高いところにある薬師堂。

元禄14年(1701)建立。

桂昌院の父親がここで祈願して 

女子を授かり、その子が

将軍の母となった桂昌院なのです。







桂昌院の父は

薬師如来を信仰していて

娘が将軍の生母に出世した

ということで出世薬師如来

呼ばれているそうです。









ここから降りて行きます。








帰り道の中腹には阿弥陀堂

こちらは寛文13年(1673)建立。

本尊は宝冠阿弥陀如来

中まで上がれませんが

チラリと見えました。








観音堂まで戻ってきました!

約40分くらい?

ほとんど階段でした(;^_^A

でも景色がよかったし

いい運動になったな。








運動の後は、腹ごしらえを。

善峯寺周辺で唯一の食事処

「よしみねの里」へ。

大きな観音さんが目印。








松茸ご飯定食1700円。

秋はやっぱりまったけ〜♪






さて、もうひとつ寄りたかった

お寺があるので行ったのですが

予想外の獣道を登ることに…笑

続きます。