晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』『かわいい奈良御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

嵐電の駅名にもなっています・車折神社&蚕ノ社




広隆寺から西へ約2km

車折神社があります。

くるまざきじんじゃ、と読みます。







南側にある大鳥居です。

祭神は学問の神様といわれる清原頼業

文治5年(1189)頼業が亡くなると

清原家の領地であった現在地に

廟が建てられ、その後お寺になり

後に天龍寺末寺となりました。









後嵯峨天皇(在位1242〜1246)が

嵐山の大堰川遊幸の際にここで

牛車が折れて動かなくなったので

車折大明神」の神号を賜り

正一位を贈られました。

ここが寺から神社になった所以が

書かれていなかったのですが

この時に神社になったようですね。










ワタクシは何の予習もせずに

ブラッと来てしまいましたが

ここはいろんなメディアで

パワースポットとして

紹介されてるらしいですね。

ただのちっさい神社だと思ってきたら

たくさん参拝者がおられて驚きでした。









表参道から本殿を通り過ぎ

裏参道を抜けるとこちらにも鳥居が。

なんと嵐電の駅と直結していました!

駅直結の神社って珍しい。









車折神社の名前の由来は

この前で牛車が折れたからだそう。

くるまおれ、じゃなくて、くるまざき。









本殿前の鳥居です。

秋は紅葉がキレイらしい。









本殿は宝暦2年(1752)造営。

この前に拝殿があり

そこの天井画が隠れた見所らしい

のですが見逃しました(ノ_・。)










裏参道と本殿入口付近にある清めの社。

ここ、隠れたパワースポットらしく

かなりの人が足を止めていました。

悪運の浄化、厄除に御利益があるとか。

悪縁切りの神社、けっこうあるんですね。

円錐型の立砂は石をモチーフにしており

車折神社が石と縁が深いことを

物語っているそうです。

願い事や悩み事がある人は

ここを参拝して心を浄化してから

社務所で祈念神石を授かり

本殿前で石を持って

願い事をするとよいそうですよ。

石は置いてくのかな?

持ち帰るのかしら?

そのあたりはHPには書いてなかったなー。









裏参道にも摂末社が連なります。

こちらは嵯峨天皇をお祀りする地主神社









イチキシマヒメノミコトを祀る

倉海神社、弁天さんです。









表参道に戻って芸能神社

こちらは名の通り芸の神様

アメノウズメを祀っている神社。









数々の芸能人が玉垣を奉納されてます。

この玉垣を写真撮ってる人も多かったなー。

EXILEの玉垣が人気でした( ´艸`)




ちなみにこちらもパワースポットのようで

まずは清めの社で浄化→本殿で願い事→

芸の上達したい人は芸能神社へお参り

というのがおすすめルートらしい。

それって、裏参道から入ったほうが

いいってことじゃない!?

こんな時に限って表参道から入るワタクシ。

やっぱり邪道な人生のようです( ̄▽+ ̄*)








御朱印いただきました!









右上の社紋は車輪みたい?

車折の名にちなんでいるのでしょうか。




ちなみにこの神社は

太秦の撮影所が近いこともあって

ロケ場所としてよく使われているそうです。

HPにも「メディア掲載情報」や

「取材・撮影許可について」が

しっかり書かれてあって取材慣れしてそう。

しかも、写真ご希望の場合はメールで送ります、とか

撮影希望の場合、駐車場・着替え場所・電源を

無料でお貸し出しします、とか超協力的!!

だからメディアがこぞって取材するんでしょうね。

いまだにお寺や神社への取材は

お店と違ってスムーズにはいかないだろうな

とビビり気味なエディターのワタクシにとって

こういう協力的な感じが伝わる

神社さんは心強いものです。

メディアに紹介されることで

参拝者が増えているようですし

WIN WINな関係が見て取れました。
(↑もうこの表現、古いか…(;^_^A)

最後はほとんどの人に関係のない話でしたが

ワタクシにとってはいろんな意味で

とても重要な参拝となりました。









さて東へ戻ってもうひとつ

行きたい神社へ行ってみました。

正式名称は木嶋坐天照御魂神社

このしまにますあまてるみたまじんじゃ。

ながっ( ̄□ ̄;)!!

通称・木嶋神社

さらに通称(俗称?)蚕ノ社です。









蚕ノ社とは、本殿東側に

織物の始祖を祀る蚕養神社が

あることからつけられた名前。

起源は定かではないそうですが

日本書紀には大宝元年(701)の条に

この神社が登場することから

それよりも前から鎮座されていたよう。

養蚕の技術を持ち込んだ

秦氏との関係もあるでしょうね。









拝殿があり、奥が本殿。

社殿は明治以降に建てられたものだそう。









お、双葉葵ですね!

本殿の周りは元糺の森といわれており

うっそうとしています。

双葉葵といい、元糺の森という名前だし

下鴨神社などとの関係もある??









そして、これが見たかった三本鳥居!

本殿の西側に元糺の池(今は水が湧き出ていない)

があり、その前に建つ三本の鳥居。

起源やなぜ三本なのかはわからないようですが

現存するものは天保2年(1831)再建。

この辺り、やたらと霊気?みたいなものを

感じるんですよね…(@_@)

もっと近寄れるのかと思ってましたが

高い柵があって、これ以上近寄れず。

写真もなんかわかりにくいですが

真正面から撮影するのもはばかられるくらい

何かを感じる場所でした(((゜д゜;)))

撮影してその後何かあったらどうしよ、とか

カメラ壊れないか?とか心配しましたが

今のところ、大丈夫なようです( ̄▽ ̄)=3

虫も多くて、あまりゆっくりできませんでした。

まあ、ゆっくりしてたら何かが起こりそうな

気配すらありましたが…*1




そして、明らかに営業?してなさそうな

社務所へ行き、ピンポン押して

御朱印いただけますか?と聞くと

宮司が出ているため御朱印は無理です〜

と言われました(>_<)

宮司さんが居れば、もらえるものなのか?

それとも、御朱印自体やってないのか?

よくわかりませんでした…。(´д`lll) 







花園の法金剛院から始まり


今回はちょっとマニア向け?な

エリアでしたね('-^*)/







*1:>д<