三条宗近と大石内蔵助ゆかりの地 京都・花山稲荷神社
『京都 半径2キロの路地裏さんぽ
イケ男 イケ仏 イケ刀御朱印巡りつき』
http://www.kadokawa.co.jp/product/321601000792/
の取材がらみで行った場所の続きです。
花山稲荷神社(かざんいなりじんじゃ)。
北側の参道が表玄関ということで
写真は北側から入ったところ。
延喜3年(903)醍醐天皇が
山階に住む外祖父に会うための
行幸の折りにたまたま通りかかり
美しい景色に見とれたそうです。
その日の夢に宇迦之御霊大神が現れ
この地に祀ってほしいと言われたので
勅命を出されて創建されました。
こちらは東側の参道の入口。
今はこちらから入る
参拝者が多いようですね。
ご祭神は
宇迦之御霊大神(うかのみたまのおおかみ)
神大市比売大神(かむおおいちひめのおおかみ)
大土御祖大神(おおつちのみおやのおおかみ)。
こちらから拝殿へ入ります。
花山稲荷の名は
花山天皇から崇敬を受けたとか
旧地名の花山に由来する
ともいわれています。
平安時代には三条宗近が参拝し
ここの土で鞴(ふいご)を造り
稲荷明神の力を借りて
見事に鍛え上げた「小狐丸」を
造ったということで有名です。
こちらが拝殿です。
「小狐丸」も刀剣乱舞のキャラ(刀剣男士)で
こちらの絵馬もすごかった…(((゜д゜;)))
ここではそれらしい参拝者は
見当たりませんでしたが
神社の方のお話では
昨年あたりから急に御朱印と
いって来る人が増え
何事かと思った、と(;^_^A
本殿の右側には金属や鍛冶、
鉱工業の守護神を祀る
達光宮(たつこうのみや)があり
その横に厳重に?囲われた場所が。
三条宗近が参拝したと伝わる稲荷塚です。
明治になって整備されたそうで
厳重に囲われてますがカギはかかってなくて。
「見たい時は社務所に言えばいいですか?」
と聞くと「勝手に開けていいですよ」と(O_O)
でも、見たあとは囲いを閉めてくださいね(;^_^A
本殿の前には大石良雄(内蔵助)の
遺物と伝わる大きな石が。
大石内蔵助は山科に隠れ住み
討ち入りの策を練っていたそうで
このあたりには縁の地が多くあります。
この断食石は神社の裏の藪にあった巨石で
ここで断食をしながら
討ち入りの策を練っていたとか。
開発のために爆破されたものの中で
一番大きいものを境内に置いたそうです。
本殿内にも入らせていただきましたが
こちらには四十七士の志の固さを
示すために自らの血で判を押したという
血判石も残されていました。
ここはしっかり施錠されていますので
見たい方は社務所まで〜。
毎年11月くらいになると
見せてくれという人が増えるとのこと。
本殿裏には大石内蔵助が寄進した
木製の鳥居もありました。
いつのまにか三条宗近よりも
大石内蔵助の話ばかりに
なってしまいました\(゜□゜)/
でも御朱印には
「三条小鍛冶宗近旧跡」と!
刀ファンも内蔵助ファンも
魅了する隠れスポットなのでした。
ちなみにアクセスは
椥辻(なぎつじ)駅から
徒歩15分くらいかかります。
駐車場はありますが
北の参道からのみ入れます。
東の参道からは入れませんし
西側から入ろうとすると
ぐるぐる回る羽目に…(>_<)
ナビが変なところに案内するようで
訪れる際は注意してくださいね♪
以上、花山稲荷神社でした。
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