唐獅子の襖絵や三十六歌仙の額もある 奈良・薬園八幡神社
大和郡山の神社めぐり、ラストは
源九郎稲荷神社から徒歩約5分で到着。
薬園八幡神社(やくおんはちまんじんじゃ)。
創建は天平勝宝元年(749)に遡ります。
大仏の鎮守として勧請した宇佐八幡大神を
平城京の南・梨原宮に新殿を造って神宮としましたが
この新殿が薬園新宮といいます。
梨原の地は広大な薬園があったところで
新宮の名前もこれにちなんでいるそうです。
梨原の地から東大寺に向かわれる前に
八幡大神の御分霊を新宮内の神殿に留め
薬園の地名を冠して薬園八幡神社となりました。
そういえば鳥居は北向きに建っていました。
この門?だと思っていたら拝殿なんだそうです。
後で宮司さんに教えてもらいました。
ちょっと変わった造りですよねえ。
安政7年(1860)に再建された風格のある建物です。
門…というか拝殿をくぐると本殿は横向いてます。
西向きに建つ本殿も珍しいですね。
普通は南か東を向いていることが多いのです。
この謎については宮司さんも「?」だそうで。
延徳3年(1490)現在地に移されますが
その時に変わったのかも?とのこと。
昔はここまで入れず、拝殿から拝むスタイルだったそうです。
本殿は宝暦9年(1759)に改築されたもの。
村社という社格で菊の御紋があるのが珍しいのだそう。
このあたりの空気はとても澄んでいるような気がしました。
御朱印をいただいたら、宮司さんが説明してくださり
さらに、賽銭箱の手前にある門を開けていただき
幣殿の手前まで上がらせてもらうことができました!
幣殿内には唐獅子の襖絵8面や、三十六歌仙の歌が書かれた額など
素晴らしいものがいろいろと…!
ここまで見せていただけて本当嬉しかったです。
御朱印がなかったら…ただ参拝しただけになっていたはず。
社務所に声をかけて宮司さんがいらっしゃれば
どなたでも見せていただけるのでは…と思います。
とても丁寧にご説明いただいた宮司さま、ありがとうございました。
とっても清々しい参拝でした。
大和郡山の神社はどこもとてもいい雰囲気で。
御朱印がすごいとか、派手さはないのだけれど
癒されるというか、ほっこりできました。
ここまで来たら自分でスタンプを押す御朱印があるという
釋尊寺まで行きたかったのですがタイムアップ…><
また来なさい、ということなのですよね、きっと!!
御朱印まとめ
拝受場所/授与所
★「薬園八幡神社」
以上、薬園八幡神社でした。