晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』『かわいい奈良御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

母の願いを叶えてくれる!? 洛陽三番護浄院





梨木神社から南下すること数分。

洛陽観音霊場三番札所の

護浄院があります。









寺号は常施無畏寺(じょうせむいでら)

通称は清荒神きよしこうじん)。

本尊が清三宝大荒神だからだそうです。

それでなぜ護浄院なんだろう??

それは書かれてなかったです。








お寺の中に鳥居!

清荒神という神様を祀っているから。

光仁天皇の皇子である開成親王の作

といわれる本尊の清荒神

1200年余り前のもの(秘仏と思われます)。

摂津にあったが後小松天皇の勅願により

醒ケ井高辻(現在の四条大宮の南)に移され

慶長5年(1600)後陽成天皇により

皇居守護のためにこの地に移されました。








小さいお寺ですが歴史深いですね。

鳥居の向かいにはずらりと

祀られている神様や

仏様のお堂があります。








洛陽三番の准てい観音は

お堂の中心あたりに祀られています。

あらゆる仏様の母といわれていて

悩みを救ってくださるそうです。

また子授けや清浄と母性の象徴だとか。

母としての願いをかけてきました。








光格天皇の胞塚(へその緒を埋めたという塚)

があり、天皇家との関わりを示しています。








こんなのもありました。

可愛いですね♪








御朱印いただきました!








洛陽三番の御朱印だけ

いただきましたが

本尊の清荒神もあります。

そういえば荒神町とか荒神通りという

地名はここからきているのだそう。

でもなんで護浄院なの??

それだけは疑問が残りました。






次も洛陽の御朱印めぐりの続き。

もう何度も行っているお寺へ。

続きます。