第70回正倉院展に行ってきました
毎年、この時期になると奈良がそわそわする…
それは年に一度のイベント、正倉院展があるから!
一般に内部は公開されていませんが
毎年、10月末ごろから11月にかけての二週間ほどだけ
宝物の点検の時に公開されています。
この時期に合わせて奈良へ旅行するという人も多いほどで
開催期間中は周辺にも人が溢れかえります。
行きたいなーと思いつつ今までは御朱印の取材を優先させていたので
御朱印がないスポットは後回しとなっていました…泣
書籍出版も終えた今年は絶対に行きたい!と思ってました♬
10分待ちという表示でしたけど
入るまでに20分くらいかかったかな?
中はすんごい人で熱気もすごくて暑かった!
こんなに混んでる博物館って初めてかも…
と、初めてのワタクシはビックリでしたが
よく来ている方は70回という割には盛り上がってない、とか。
スター級の宝物が少ないからじゃないかっておっしゃってましたが。
でもそれなりに人が多いので
これから行く方は時間に余裕を持ってくださいね。
ワタクシのお気に入りの宝物を二つ!
宝物を入れる箱なんですが
今回の目玉の「玳瑁螺鈿八角箱(たいまいらでんはっかくのはこ)」
も煌びやかで良いのですが
その横でちょっとシブいけれどよく見るとすごい
細かい技にオドロキました。
特に脚の部分に葡萄唐草に鳥や獅子をあしらった
透かし彫りが施されているのが凄い!
これは是非、実物を見て欲しい一品です。
ちなみに写真右端、建物に付いている画像の右側のものです。
写真は帰り道に撮った興福寺の五重の塔。
もう一つのお気に入り宝物はすぐ近くに展示されていた
「粉地銀絵花形几(ふんじぎんえはながたき)」。
仏前にお供え物を献ずるための台ですが
これもまた細かい技が光る一品です。
まず、形が花形なのがいいですね。
側面に銀泥で花弁や飛鳥を描いています。
脚には葉脈が描かれ、形は葉が巻いたようにくねっています。
こんなローテーブルがあったら一人暮らしの女性の部屋に良さそう!
脚がくねっているので子供がいる部屋には向かなそうですが…。
どちらの宝物も検索すれば写真が出て来ますよー。
他にも煌びやかな孫の手(!)みたいな「賽角如意(さいかくのにょい)」や
高松塚古墳の壁画にも描かれている巻きスカートとか
中国から伝わった刺繍飾りの靴なども良かったなあ。
古文書関係は人が多くてチラ見しかできず残念…。
盛り上がりに欠けると言われてもやっぱり素晴らしかったです。
ついでに、同じチケットで入れる常設展の
「なら仏像館」にも行って来ました。
ここも行ってみたかったのでウキウキしながら中へ♬
すると…意外なお方と再会!
今はこちらにいらっしゃるとは全く知らず。
偶然の再会にココロ踊りました🎶
その他、個人蔵のものや手や足など一部分だけ残っているものなど
ここでないと見られない仏像がたくさんありました。
ここは常設なのでそこまで混んでなくて見やすかったです。
2016年秋に室生寺へ行った時の記事はこちら↓
紅葉の“女人高野” 限定御朱印も登場 奈良・室生寺 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*
帰り道に興福寺の中金堂を拝見!
再建されたばかりで平成30年10月20日から一般公開されています。
今回は時間がなくて外からの拝観のみです。
古式ゆかしく造られているのにピッカピカなのがアンバランスですが
これも時の流れとともにマッチしてゆくのでしょうね。
ちなみに中金堂の納経所は二回通り掛かりましたが
大行列で30分くらいは待ち時間がありそうな感じでした。
限定があるわけでもないのに…スゴいですね。。。
ちなみに11月11日までご開帳されている北円堂の御朱印がいただける
南円堂前の納経所は全然混んでいませんでした。
正倉院展は11月12日(月)まで開催されています。
北円堂のご開帳と合わせて行ってみてもいいですね♩