ゆりの印入り御朱印 奈良・率川神社
伝香寺のすぐ北側にある率川(いさがわ)神社。
鎮座地は奈良市本子守(ほんこもり)町。
変わった住所だな〜と思いますがその理由がこの神社にありました。
参拝は7月だったので、まだ茅の輪がありました。
由緒は古く、推古天皇元年(593)に
大三輪君白堤(おおみわのきみしらつつみ)が
勅命によって奉斎したと伝えられ
奈良市最古の神社ともいわれているそうです。
治承 4年(1180)平重衡の焼き討ちによって焼失。
中世以降は春日若宮神官によって管理されていましたが
拝殿の額には「子守明神」と書かれています。
これはご祭神の並びに意味があるようで。
中央中座に媛蹈鞴五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)
向かって右に玉櫛姫命(たまくしひめのみこと)
向かって左に狭井大神(さいのおおかみ)
つまり中央に御子神が、両脇に親神が鎮座しています。
この姿から親が子供を守っている姿とされ
子守明神をたたえられ、子育てのほか
安産、家庭円満などにご利益があるそうです。
だから住所も本子守町だったわけですね〜!
なんとなく来てしまいましたが
ご利益的にはちょうどいいので呼ばれたのかも。
蛙石のそばに遥拝所という石碑が。
ここから大神神社を拝むということです。
狭井大神を祀っているということで
大神神社が適当、ということになったんでしょうか。
御朱印は授与所にていただきました。
子守明神と書かれていること以上に
気になる上のゆりの印。
毎年6月17日の三枝祭はゆりまつりともいわれ
前日の16日、三輪山のささゆりが大神神社から率川神社へ届けられる
「ささゆり奉献行列」がおこなわれます。
17日はゆりが捧げられ、ゆり姫や稚児による行列もあります。
ということで、この神社にはゆりは咲いていませんが
ゆかりがあるということで御朱印にも押されているのですね。
姫神様ですし、お花と縁もあってご利益も子育てだし
女性におすすめしたい神社ですね。
御朱印まとめ
拝受場所/授与所
★「率川神社」
以上、率川神社でした。