晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』『かわいい奈良御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

大徳寺の塔頭その1 高桐院&大仙院



春の観光シーズンまっただ中の京都。

さほど観光地でもない

自宅近くの道路にて

信号待ちなんかの時に

他府県ナンバーの車に

囲まれ始めるとそれを強く感じます。

ああ、観光シーズン突入やな!ってね。

大阪、神戸くらいはまだしも

広島、愛媛、横浜、千葉まで(@_@)!

冬は京都ナンバーしかないのに!!

秋の時もそうでした。

だいたい10月末くらいから。

皆、遠くから来てはるんやな〜。









そんな観光シーズン中でも

比較的のんびりできるのが大徳寺

臨済宗大徳寺派の総本山、禅寺です。








こちらは三門

天正17年(1589)に千利休

上層部を完成させて

金毛閣と名付けられました。

上層に利休の木像を安置したため、

その下を通ることになった

秀吉の怒りを買い

切腹させられることになった

話は有名ですね!









三門の後ろには仏殿。

寛文5年(1665)の建立。









仏殿の後ろに法堂。

寛永13年(1636)建立。

天井に雲龍図があるらしいですが

拝観はできません。









国宝の方丈は通常非公開。

大徳寺の歴史と方丈については

一昨年の秋に公開していた時に

拝観した記事をご参考に。コチラ

といっても撮影禁止でしたが。









今回は初めて塔頭に行ってみます。

まずは高桐院へ。

こちらは紅葉で有名ですね。

細川忠興が父のために

慶長7年(1602)に建立。

忠興はここに埋葬され

以後、細川家の菩提寺として

庇護されてきました。










このプロムナード、いい感じ。









門から見える景色も、いい感じ!!











門を入ってからもいい雰囲気♪

おもわず写真撮りたくなるスポットです。









寺院内は撮影OKだったので

お茶室撮ってみました。

細川忠興は利休の茶を忠実に

継承したといわれる茶人でもありました。

これは秀吉の北野大茶会のときに

忠興がつくった茶室を

寛永5年(1628)に移築したもの。









江戸時代初期の造園という南庭。

竹林の趣がなんともいえません!

紅葉の時期はゆっくりできなそうですが

この時は程よい人加減でした。








額縁庭園のように。









庭に降りることもできます。

こちらは細川忠興

正室・細川ガラシャの墓。









こちらは細川家の家紋かな?









庭にあった大きなつくばいは

降りつくばいといって

地面より深くおさめられています。









こんな感じ。

苔が立派です。









御朱印いただきました!









ちょっと残念な字かなあヽ(;´ω`)ノ

お寺なのにご本尊名とか

ないんですね。

お寺にしては珍しいシンプルさです。









さて、次の塔頭に行く前に

拝観はできないけど

芳春院という塔頭の参道だけ

入れたのでちょっと入ってみました。









変わった花を発見。

何ていう花なんだろう?

こういう時に調べられる

アプリがあったらっていつも思います。









さて、次の塔頭は大仙院。









永正6年(1509)大徳寺76世住職

大聖国師によって開かれました。

22ある塔頭の中で最も尊重重視される

名刹だそうです。








中はすべて撮影禁止でしたが

砂を大河に見立てた庭園や

襖絵、面白い真筆(書)など

見所もたくさんありました。

自分ペースで見ることはできないですが

説明付きなのでわかりやすいです。

最後にパンフレットにご住職が

サインをしてくださいました。

なんでサイン??と思ったけど

あとで調べてみるとここのご住職は

豪快な説法で有名で

TV出演や著書もたくさん

お持ちな方なのでした。









御朱印いただきました!









国宝の本堂名が中心に。

なんて読むのかなあ?

これもあのご住職が

書いてくださったんですね。








さて、ここでランチを♪

ここまで来たらAnriに行ってみたかったけど

あまりにもお腹がすいてて

そこまで辿り着けず(>_<)

大徳寺総門目の前のこちらに。




以前、来た時も気になってたお店。

フランスのガイドブックでも紹介されたそう。









セットのサラダとスープ。

サラダは盛りっとボリュームたっぷり。









お漬け物のピラフ 800円だったかな?

刻んだ柴漬けやたくあんを

和風だしで煮込んだ和洋折衷な一品。

ちょい塩味濃いめですが

しょっぱいの好きにはちょうどいい味。

他にもお惣菜の日替わりランチや

カレー、バルサミコチキン丼など

気になるメニューがあって迷いました。









サービスでデザート出てきました。

オリジナルスイーツの


刻んだ大徳寺納豆が入ってるそう。

大徳寺納豆ってしょっぱいやつ?

あまり納豆感はなかったけど

普通に美味しかったデス。

可愛いパッケージで売ってます。

お土産に良さそう。




さて、大徳寺へ戻って

龍源院&瑞峯院編へ続きます。