尼門跡寺院を見比べ・大聖寺&三時知恩寺
冬の特別拝観も残すところ
二カ所となりました。
まずは室町幕府の「花の御所」が
あった場所に建てられた大聖寺へ。
花の御所跡の石碑。
開基は足利義満の正室・日野業子の叔母で
光厳天皇の妃、日野宣子。
永徳2年(1382)宣子が没したあと
彼女が住んでいた岡松殿を
足利義満が寺に改めたのが始まり。
歴代24代の内親王が住持を務めた
尼門跡寺院です。
玄関です。
後ろに同志社大学の寒梅館。
都会的な組み合わせ。
通常非公開で特別拝観でも
27年ぶりという貴重な場所だそう。
玄関に菊もんもんっ♪発見!
寺は京都市内を転々とし
延宝元年(1673)に焼失してから
元禄10年(1697)現在地に再興されました。
瓦にも菊もんもんっ♪
寺院内はもちろん
庭園も撮影禁止だったので
玄関周りのみ…。
約400年前の襖絵などが
レプリカではなく本物が残されています。
400年も経っているとは
思えないほどの色鮮やかさ。
ほとんど公開してないからだそう。
やはり人が入りだすと
劣化が激しくなるのでしょうね。。
御朱印いただきました!
書き置きで、しかもスタンプ。
菊もんもん♪入ってるし
貴重なものなので、よしとしよう。
次は三時知恩寺へ。
三時って何のことだろう???
応永年間(1394〜1428)に
寺に改めたのが始まり。
見子内親王は仏教への信仰が篤く
善導大師の自作という像を
宮中より賜って本尊としたそうです。
で、なぜ三時なのかというと。
宮中における六時勤行(一日6回のお勤め)
のうち昼間の三回をこちらで
行なったからだそうです。
こちらも撮影禁止のため何もありません…。
御朱印いただきました!
善導とは中国浄土教の僧。
善導大師自作のご本尊を
祀っているからなのでしょうね。
薄いけど、中央は立派な菊もんもんっ♪
若い尼さんに書いて頂きました。
尼門跡をまわって思ったこと。
尼寺というだけでも敷居が高いのに
さらに門跡なので
閉ざされた空間なのだなーと。
おかげで寺宝はきれいに保たれています。
ガイドの方も、今回の研修で
初めて中に入りましたっておっしゃってたし!
この閉ざされた空間って
ミステリアスで興味津々だけど
住むのは自分には向かないなー(^_^;)
やっぱり下界の生活がいいなっ♪
と思ってしまった煩悩だらけの人です(^▽^;)
これで第47回冬の京の旅
特別拝観シリーズをコンプリート!
お読みくださりありがとうございました。
自分へ、お疲れさまでした♡