野菜ソムリエのセミナーへ★
取得してから全く使っていない
野菜ソムリエを持っているのですが
初めて、イベントへ行ってみました。
テーマは「京料理 京の知恵〜次世代に受け継いでいくもの」
京都へ来たばかりのわたくしにとってピッタリなテーマ
てっきり京都であるのかと思ったら、大阪でしたが
講師に、西陣で創業75年という京料理屋「萬重」の
3代目若主人、田村さんを迎えてのセミナーでした。
カナダ留学の経験がある田村さんは、
日本人が自分の国の文化の知らなさに愕然とした、とか。
そうですよね、外国の方は自分の国のことを
よく知っているなあって思います。
というか、日本人が知らなさ過ぎなのか…
欧米文化の流入で、日本文化がねじれている、
と田村さんは危機感をつのらせていました。
確かに、わたくしも外国文化に流されかけた?時期はありました。
でも!
今は、日本の良さを再確認しています
そういう時期なのか、
そういう歳になったのか、、
さて、料理の話。
京料理って、日本料理の代表みたいに思いがちですが、
いわゆる郷土料理のひとつなんですって
「おばんざい」って言葉、よく聞きますが
京ことばではない、とか。
ある料理研究家さんが「お番菜(おばんざい)」を使い始め、
それをマスコミが使い始めて定着したそうで…(。・ε・。)
京都弁でいうなら
「おまわり(ゴハンの周りという意味)」
「おぞよ」
が正解だそうです。
言葉だけが勝手に進化する、、
言葉は生き物ですが、
正しいことを知らないと将来、怖いことにもなりそうです。
さて、他にはダシについての関東と関西の違い。
ダシに使う昆布には4種類あり、
・利尻
・羅臼
・日高
・真
すべて北海道ですが、
京都では利尻、大阪では真、
関東では日高、羅臼が多いそうです。
これは、昔は海上輸送していたので
日本海から運ぶと利尻、真昆布が関西へ、
太平洋から運ぶと羅臼、日高が関東へ
となり、そのなごりだそうですね。
昆布とかつお節の比率も、
西は昆布6に対し、東は5くらい。
太平洋はカツオの流通がしやすいからだそうです。
ダシなしのみそ汁の試飲があったのですが、
塩気が強くて美味しくなかった
ダシを追加するだけで旨味があふれ、
唾液もあふれてきた
これが消化促進に一役かっているそうです。
なるほどなー
他にも、食育の大切さなど、
興味深いお話がたくさんでした。
そして、おみやを頂きました
朝採りの万願寺とうがらし
ダシのところで勉強した天然利尻昆布
写真は忘れちゃいましたが、
五山の送り火の燃え残りを魔除けとして頂きました
なかなか手に入らないものらしいですが、
どうしていいかわからず
とりあえず、玄関に置いてます(;^_^A
この講義を受けて、日本文化の継承というものに
興味が湧いてきました。
というか、必要なんだな、と、、(゜д゜;)
どの分野かはともかく、
この京都という文化の街に住んだのですから、
何かそれを伝えていくようなことができたらなーと。
何の分野にするか、
これからじっくりと考えたいと思います