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晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

心洗われる三輪さん 奈良・大神神社、狭井神社、久延彦神社

 

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奈良県で一番のパワースポットとも

いわれている大神神社(おおみわじんじゃ)。

桜井市三輪に鎮座しています。

JR三輪駅から徒歩5分。

土日祝は桜井駅からシャトルバスが出ているそうです。

無料駐車場がたくさんあります。

本社と摂末社をめぐってみました。

 

 

 

 

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参道からも凛とした空気が漂います。

神武東征よりも前から先住豪族により

祭祀が営まれていた日本最古の神社。

ご祭神は国造りの神といわれる

大物主神(おおものぬしのおおかみ)。

数々の伝承が『古事記』や『日本書紀』に残されています。

 

 

 

 

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本殿に行く前に、祓戸神社で身を清めたあと

その隣に縁結び、夫婦円満と書かれていて気になりました。

それは神と人間の女性の恋物語を伝えているから。

 

 

 

 

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わかりにくいですがふたつの石が寄り添っています。

古事記』によると、

美しい活玉依姫(いくたまよりひめ)のもとに

夜になると麗しい若者が訪ねてきます。

ふたりは恋に落ち姫はすぐに身ごもります。

姫の両親は素性がわからないと若者を不審に思い

若者が訪ねてきた時に赤土をまき

糸巻きの麻糸を針に通して衣のすそに刺しました。

糸を辿っていくと三輪山に辿り着いたのです。

これによって若者の正体が大物主神であり

お腹の子が神の子と知るのです。

神様と恋に落ちた人間の女性にあやかって

縁結び、夫婦円満のご利益を授かりましょう。

 

 

 

 

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さて、拝殿まで来ました。

寛文4年(1664)徳川家綱によって再建。

大神神社には本殿はなく

拝殿の向こうにある三ツ鳥居を通して

ご神体の三輪山を拝します。

三ツ鳥居の拝観は参集殿で申し込めばできるそうです。

時間があれば拝観したかったな〜

 

 

 

 

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配神として大己貴神(おおなむちのかみ)

少彦名神(すくなひこなのかみ)。

少彦名神といえば薬の神様。

大己貴神といえば大国主神のこと。

大黒さんとも習合されていますね。

大国主神少彦名神と協力して国土を築きます。

 

 

 

 

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境内マップ。広い!

国造りをするために大国主神の意向によって

幸魂(さきみたま)と奇魂(くしみたま)を

三輪山に祀り、大物主神として

三輪山全体をご神体としました。

つまり自分で自分の魂を祀ったということ!?

さすが、神様のやることはスゴいですね^^;

 

 

 

 

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お天気にも恵まれ清々しい参拝でした。

パワーと言ってもいろいろあると思いますが

ここは沈んでいた気分も晴れるような感じかな?

神聖であることはもちろんなのですが

その場に立つだけで見えなかった先行きも

見えてくるような、そんな気分になる場所。

 

 

 

 

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拝殿向かって右側には神杉。

巳の神杉といわれ、ここにもご祭神の伝承が。

崇神天皇の時代、巫女として天皇をたすけた

倭迹迹日百襲姫(やまとととびももそひめ)。

この姫が大物主神の妻となるのですが

大神は夜にしか姿を現さず

姫は貴方様の顔をはっきり見たいと願われます。

姫の申し出を受けた大神は櫛の箱の中にいるが

箱を開けても決して驚かないようにといわれました。

不審に思いながらも箱を開けると…

小さな蛇が入っており、姫は驚いて悲鳴をあげます。

大神は蛇からたちまち姿を変え

約束を破ったから姫とは二度と会えないと

三輪山に帰ってしまわれたのです。

 

 

 

 

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大物主神が蛇だったなんて…!

そりゃ驚くでしょうね。

それ以上に驚いたのがこの姫の最期。

約束を破ったことを後悔した姫は

箸で女陰を突いて命を落としてしまったのです。

三輪山の麓にある箸墓にまつわる

悲しいお話なのだそうですが…

最期が壮絶すぎて…><

神様が蛇だったことよりも

もっと驚きゾッとしてしまいました。

話がそれましたが、巳さんの好物は卵ということで

この神杉の前にも卵がお供えされていました。

 

 

 

 

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大神神社で御朱印がいただけるのは三カ所。

まずは拝殿向かいの授与所にて。

 

 

 

 

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立派な祈祷殿の前を通り過ぎて

摂社の狭井(さい)神社へ向かいます。

 

 

 

 

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くすり道とは、この先にある磐座神社に

少彦名神を祀っているから。

 

 

 

 

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こちらが磐座神社。

社殿がなく、岩を神座として祀っています。

 

 

 

 

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狭井神社は三輪の神様の荒御霊である

大神荒霊大神(おおみわのあらみたまのおおかみ)

を祀っています。

病気平穏のご利益があるそう。

 

 

 

 

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社名の狭井とは

神聖な井戸、泉、水源を意味するのだそう。

本殿の左脇の小道を進んでいくと

ご神水が湧き出ています。

万病に効くということで

この水をいただきに来る参拝者が絶えないのだとか。

 

 

 

 

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コップが用意されていましたので

一口いただいてきました。

ペットボトルに汲むくらいはいいですが

大量に持ち帰るのはNGです。

 

 

 

 

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そしてここで申請をして認められたら

三輪山に登ることができるのです。

入山はあくまで参拝のためで

写真撮影や飲食は禁止。

受付は午後二時で締め切られるので

到着した時はもう締め切られたあとでした。

急勾配があるということなので

行かれる方はしっかりと装備を。

 

 

 

 

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こちらの授与所でも御朱印いただきました。

 

 

 

 

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次の御朱印所、久延彦(くえひこ)神社へ行く途中

恋人の聖地といわれる展望台を通りました。

大きな一の鳥居が見えた!

もう少し時間があったらゆっくりしたかったな。

 

 

 

 

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ワタクシはここから三輪山を拝むことに。

ここの眺めが最高で!!

いつまでも佇んでいたい。

そう思うほどの素晴らしい場所でした。

 

 

 

 

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そして到着した久延彦神社のご祭神

久延毘古命(くえびこのみこと)は

智恵の神様といわれますが『古事記』によると

久延毘古とは“山田のそほど”のことである」

と説明されているそうで。

山田のそほど、とは案山子の古名だそう。

つまり、久延毘古命はかかしを

神格化したものだそうなんです。

かかしがご祭神だったとは…!

本当に日本人って

なんでも神様として祀ってきたんですね。

 

 

 

 

 

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ここからもいい眺めでした。

夕方の西向きなので眩しいけれど。

 

 

 

 

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ここの授与所でもいただいてコンプリート。

御朱印目的でまわっていたら

いつのまにか重要なところは参拝していたという状況に。

御朱印って素晴らしい!

本社だけで満足しないで全部行って良かった〜。

 

 

 

 

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下の参道のところにある石碑です。

この南に大直禰子神社(若宮社)という

三輪の神様の子孫をまつる神社があります。

ここにも御朱印があれば完璧なのに!

…と思って調べてみたら

最近拝受された方がいるもよう。

本社では、狭井神社と久延彦神社にある

としか書いていませんでしたが。

時間もなくなってしまいスルーしてしまったので

次はもっと時間をとって参拝したいなあ。

久延彦神社から少し北にある

桧原神社にも御朱印があるので

合わせてめぐるのもいいですね。

またあのパワーを授かりたい…♥

そんな気分であとにしました。

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/本社拝殿向かいの授与所

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★「大神神社

 

拝受場所/狭井神社の授与所

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拝受場所/久延彦神社の授与所

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★「久延彦神社」

 

 

 

 

以上、大神神社狭井神社、久延彦神社でした。