晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

久米仙人伝説の残るあじさい寺 奈良・久米寺

 

f:id:yumimi-kyoto:20160609110501j:plain

橿原市久米町にある久米寺。

近鉄橿原神宮駅から徒歩6分

橿原神宮からも歩いて数分で到着です。

西国薬師霊場をはじめ

大和七福八宝めぐりや仏塔古寺十八尊

などの巡礼の札所になっています。

 

 

 

 

f:id:yumimi-kyoto:20160609110804j:plain

宗派は真言宗御室派

創建については詳細不明ですが

聖徳太子の弟・来目皇子(くめのみこ)が

幼少の頃に眼病を煩い失明しますが

聖徳太子のお告げにより

薬師如来に祈願すると治ったそうで。

その御礼として七堂伽藍を建立し

古来からこの地を治めていた

久米氏の氏寺として創建された

というのが寺伝です。

 

 

 

 

f:id:yumimi-kyoto:20160609112114j:plain

寛文3年(1663)建立の本堂。

堂内は拝観料400円で入れるそうです。

お寺の看板では久米仙人との関連は

何も書かれてなかったけれど

平安時代の書物『扶桑略記』や

『七大寺巡礼私記』には

開祖として書かれているそうです。

 

 

 

 

f:id:yumimi-kyoto:20160609114716j:plain

久米仙人建立伝説とは…

今から1400年ほど前の欽明天皇の時代。

吉野の龍門寺に住んでいた久米仙人。

仙術で空を飛べるようになり

ある日空を飛んでいたら

川で洗濯をする娘のふくらはぎに見とれ

それで仙力を失って墜落。

仙人はその娘と結婚したそうです。

俗世界で生活していたものの

聖武天皇東大寺大仏殿を建設の時に

建材調達を命じられます。

人々の苦労をみかねた仙人は

祈り続けて仙力を回復し

仙術で建材を飛ばして大仏殿を建設。

喜んだ聖武天皇が褒美を与え

その収益によって久米寺を建立した

という伝説だそうです。

 

 

 

 

f:id:yumimi-kyoto:20160609120551j:plain

本堂の東側にナゼか金色の大日如来

夕方の陽を浴びて神々しかったです。

久米仙人が建立したというのは

やっぱり伝説かな〜と思うのですが

それにしもふくらはぎに見とれて

仙力を失うなんて!?笑

でも結婚できたからよし、としよう。

 

 

 

 

f:id:yumimi-kyoto:20160609143805j:plain

万治2年(1659)京都の仁和寺より

移築された重文の多宝塔。

仏塔古寺霊場の御朱印では

勢至菩薩」と書かれていたので

多宝塔の本尊は勢至菩薩

でもこれ以上近づくことができず…。

古い時代の塔の礎石も残っているそうです。

 

 

 

 

f:id:yumimi-kyoto:20160609145113j:plain

左は弘法大師像。

弘法大師空海は、久米寺にて

真言宗の根本経典のひとつ『大日経』を

感得(発見)したといわれています。

だから金色の大日如来があったのね!

 

 

 

 

f:id:yumimi-kyoto:20160609145732j:plain

御朱印は本堂横にて。

大和七福八宝の「寿老人」札所ですが

七福神のお堂が見つからず…

聞いてみたところ本堂内の

隅っこにあるとのことでした。

でももう暗いから入っても見えないかも

といわれて拝観はあきらめました。

 

 

 

 

6月19日(日)あじさい供養を開催

何もない季節はちょっと地味なお寺ですが

実は紫陽花が美しいところなのです。

普段は境内は無料ですが

この時期は有料になるそうです。

毎年6月第三日曜日はあじさい供養が

おこなわれるそうですので

合わせて行ってみるのもいいですね♪

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/すべて本堂横の納経所

f:id:yumimi-kyoto:20160609150454j:plain

★西国薬師第七番「薬師如来

 

f:id:yumimi-kyoto:20160609150535j:plain

★大和七福八宝「寿老人」

 

f:id:yumimi-kyoto:20160609150613j:plain

★仏塔霊場第九番「勢至菩薩

 

 

 

 

以上、久米寺でした。