俳句の聖地であり猫好きの聖地!? 金福寺
ランチとブレイクを挟み
友人と別れたあと
ひとりで訪れたのが金福寺。
2年前に一乗寺を訪れたあと
ここの存在を知って
行きたいと思ったのと
地元の友人おすすめだったから。
受付で拝観料を納めて
御朱印帳を預けて門の中へ。
貞観六年(864)安恵僧都が
慈覚大師の遺志により創建。
慈覚大師自作の観音像を
ご本尊として安置しました。
その後は荒廃したのち
鉄舟和尚が再興し天台宗から
臨済宗南禅寺派に改宗します。
詩仙堂の紅葉より
キレイかも…( ̄▽+ ̄*)
庭の向こうの小高いところに
芭蕉庵という庵があります。
ここで鉄舟和尚と松尾芭蕉が
風雅の道について語り合ったそう。
芭蕉庵という名ですが
芭蕉が住んでいたという
わけではないそうです。
芭蕉はここで句を残しているし
与謝蕪村のお墓もあります。
俳人と縁のあるお寺です。
本堂内でお参りして
テープの案内を聞いていると
ある女性にも縁がある、と知りました。
ヒロインで大河ドラマにもなった
村山たか女って知ってますか??
そういえば近くの圓光寺にお墓があって
誰??って思ってたのですが…
庭を歩いて芭蕉庵まで行けます。
裏側から撮影するのがオススメ。
ところで村山たか女とは…
井伊直弼の側室で
直弼が大老となった時に
京都でスパイ活動をしていたという女性。
桜田門外の変のあとは捕らえられて
三条河原で生き晒に*1
3日後に助けられて尼となり
十四年間の余生を
金福寺で過ごしたそうです。
美しいお寺ですが
そういった悲しい?歴史も…
お寺とは関係ないのかもしれないですが。
生き晒って殺されるより辛いかも(@_@)
さらにその後十四年も生きたなんて
すごいというか波乱の人生ですね。
スパイだったから
仕方ないのか…。(´д`lll)
芭蕉庵があるところから
少し登ったところに
与謝蕪村のお墓がありました。
ちなみに荒廃していた芭蕉庵を
蕪村とその一門が安永5年(1776)
に再興したそうです。
ここまで来るといい眺め!
ところがガサっという音で
驚いて振り返ると
鹿のおしりが見えました(;^_^A
柵があるので降りては来ないけれど
自然たっぷりな場所ですね。
ところで、本堂でテープ案内を
聞いていると縁側からニャーン
という鳴き声が…( ̄□ ̄;)!!
お寺のアイドル、寺ドル(?)の
福ちゃん、登場!!
縁側に出てみたら
すり寄ってきてくれた♡
(足が邪魔でスイマセン)
金福寺と検索すると
猫って出てくるくらい
有名らしいですが
会えるかどうかは運次第。
庭と福ちゃんを撮りたいのだけど
なかなかうまくいきません(^▽^;)
とても人懐っこい子です。
わざわざ本堂に戻って撮影。
なかなかお顔を見せてくれない…
でも会えただけで嬉しいです♡
御朱印いただきました!
(撮り忘れて帰り道で撮影…)
印のみでメイン文字はありませんが
中央下はここで芭蕉が詠んだ句
「憂き我を さびしがらせよ 閑古鳥」
と書かれています。
上の印はなんて書かれているんだろう?
変わった印ですね。
なんか…たこ焼きみたいに
見えてしまうのは
*1:>д<