「南都 真言律宗 ぼさつの寺めぐり」その1 般若寺
今年の9月から始まった
奈良の新しい巡礼“ぼさつの寺めぐり”。
一日でも廻れる4つの寺院では
オリジナルの挿絵入り御朱印が
いただけると御朱印界隈で話題に。
奈良に行きたーい!と思っていたので
さっそく巡礼してみました。
スタートは今回も近鉄奈良駅。
4寺院はちょっと離れているので
レンタサイクルを借りてGO-!!
案内所でもらった割引券で
電動自転車一日1000円に!
案内所に寄って正解でした。
電動でスイスイと到着!
奈良ってかなり
アップダウンあるんですね(@_@)
電動にしといて良かった!!
国宝の楼門が見えてきました。
到着したのは般若寺。
コスモスの寺として有名です。
駐車場に停めてここから入ります。
創建の歴史ははっきりとしませんが
寺伝では舒明天皇元年(629)
高句麗の僧・慧灌によって創建。
平城京の鬼門を守るために
『大般若経』を納めた
卒塔婆を建てたのが
寺名の起こりといわれていますが
裏付けはない、とか。
入ればコスモスが真っ盛り!
メルヘンな世界に入り込んだみたい。
平安時代には栄えましたが
治承4年(1180)平重衡の
南都焼き討ちのため焼失。
ガイドブックなどでよく見る
十三重石宝塔は鎌倉時代に
僧・良恵らによって建立されたもの。
コスモスに埋もれる本堂。
本堂など伽藍が復興されましたが
戦国時代に戦火で焼け
寛文7年(1667)に再建。
ご本尊の八字文殊菩騎獅像は
その名の通り獅子に乗った
凛々しいお姿でした。
黄色いコスモス発見♡
パンフレットには
日本最古のコスモス名所
と書いてありました。
花びらが筒状になった
コスモスも発見( ̄□ ̄;)!!
初めて見たなあ。
何種類くらいあるんだろう?
先程、外からみた楼門について。
鎌倉時代に再建されたもので
楼門様式としては日本最古で国宝。
屋根のそりが美しいですね。
石に乗った不動明王を発見!
バックにコスモスと本堂。
この構図が面白い…( ´艸`)
他にも歌碑などいろいろあるのですが
コスモスに埋もれちゃって
どこにあるかわからなくなってる(;^_^A
西国薬師霊場の札所に
なっているみたいです。
ん、お薬師さまは…どこ??
石塔の後ろに…見えますか??
小さなお薬師さまが
ちょこんと座ってらっしゃる(ノ゚ο゚)ノ
なんだか可愛らしい(〃∇〃)
ちなみに西国薬師の御朱印は
「石塔薬師」と書かれるそうです。
本堂の左右には
西国三十三所観音石仏が
並んでいました。
やっぱりコスモスに
埋もれてる…( ´艸`)
埋もれてる…( ´艸`)
保元の乱の首謀者とされた
藤原頼長の供養塔が。
崇徳上皇に仕えていましたが
乱のあとに興福寺まで逃げて
般若山のほとりに
葬られたんですね。
こんなところに崇徳上皇
ゆかりの地があったなんて。
ゆかりの地っていうのかな?
本堂に入ってお参りしてきました。
御朱印はここでいただけます。
本堂内から見た石塔。
御朱印いただきました!
まずはご本尊の文殊菩薩に
あたる御朱印「妙吉祥」。
文殊菩薩の別名が
妙吉祥菩薩なのです。
右上には「奉拝」ではなく
「コスモス拝」…?
印も可愛いし♡
もう一枚、いただきました!
こちらが“ぼさつの寺めぐり”
専用の御朱印です!
書かれた絵を印刷した紙に
御朱印を書いていただけます。
大きめの御朱印帳に貼ると
見開きになる大きさかな?
「本尊八字文殊菩薩」と書かれ
文殊菩薩が乗る獅子が
描かれています。
お寺の方が書かれた絵ではない
絵付きの御朱印は初めて!
ナイスなコラボレーションですね♪
公開されていました。
期間は春が4月29日〜5月10日
秋が9月20日〜11月11日までです。
聖武天皇が鬼門鎮護のため
奉納されたものだそうで
昭和39年(1964)十三重石宝塔の
修理の際に発見されました。
頭、手、足が大きくて
なんだか妙なバランス( °д°)
落ち着いた笑みに癒されます。
40cmほどの大きさで
台座に納入されていた
胎内仏三尊も見ることが出来ました。
参拝の記念にどうぞ、と
コスモス形の散華をいただきました!
御朱印いただきました!
白鳳阿弥陀の御朱印は宝蔵堂で
と本堂で聞いて行ったのですが
印が本堂にいってて…と言われ
取りに行ってもらいました(^▽^;)
本堂でいただける時もあるのかな?
でも公開の時限定なので
ここでいただくのが筋ですよね。
「白鳳弥陀佛」の御朱印です。
さて、次はびゅーんと移動して
白毫寺へ向かいまーす!
続きます♪