晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』『かわいい奈良御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

徳川家の菩提寺と東京タワー 東京・増上寺

 

 

平成30年12月10日はこちらのイベントにて東京出張していました。

https://www.mahoroba-kan.jp/past-course-details1289.html

 

定員70名のところ、100名を超える方に応募いただき

抽選で当選された方々に講座させていただきました。

 

慣れていないので早口で言ってしまったり

言いたいことが多すぎて時間が足りるかなーと心配でしたが

なんとか時間内に収めることができました。

 

御朱印以外にも仏像やお花の情報など盛りだくさんすぎて

話がいろいろな方向に飛んでしまいわかりにくいところもあったかもしれません。

関西人としては、笑いも入れないとなー(笑)

とか思ってましたが、そんな余裕もあまりなく(汗)

東京の皆さんは真面目にしっかり聞いてくださるので

メモを取ってくださる方もたくさんおられて嬉しかったです。

参加された皆さま、どうもありがとうございました。

 

 

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さて、翌日は少し時間がありましたので

せっかくなのでどこか行きたーい!とやって来ました。

 

 

 

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浄土宗大本山の石碑が堂々たる増上寺です。

東京都港区芝公園にあります。

都営三田線 御成門駅芝公園駅から徒歩3分

都営地下鉄浅草線大江戸線 大門駅から徒歩5分

JR、東京モノレール 浜松町駅から徒歩10分

浄土宗七大本山のひとつで

徳川将軍家のお墓があることでも有名ですね。

 

 

 

 

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新東京百景にも選定されているらしいので観光客の方も多いです。

増上寺は明徳4年(1393)浄土宗の第八祖

酉誉聖聰(ゆうよしょうそう)によって

武蔵国豊島郷貝塚(現在の千代田区平河町から麹町あたり)に開かれました。

 

 

 

 

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天正18年(1590)徳川家の菩提寺として増上寺が選ばれました。

徳川家康が当時の住職・源誉存応(げんよぞんのう)に

深く帰依したためと伝えられています。

慶長3年(1598)現在地に移転。

三解脱門、経蔵、大殿などが建立され大寺院となって行きます。

その後は神仏分離第二次世界大戦など苦難の時期も乗り越え

現在は16,000坪の境内に荘厳な堂宇が立ち並んでいます。

写真の大殿は、昭和49年(1974)に再建されたもの。

首都圏では最大級の大きさで、二階に本堂、三階に道場、

地下には宝物展示室があります。

 

 

 

 

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今回の出張は、家庭の事情により息子を連れて行ったので

息子にもこの景色を見せてあげたいなーと。

しかし参道で石を拾って喜んだり…階段登り降りしたり。

景色は見てないよね^^;

長い時間、参道を行ったり来たりしていたので

暇すぎてじっくりと大殿を見ていたら屋根には金色の鴟尾が…!?

シャチホコじゃないよね?? 

古代建築風にしたかったのかな。

奈良の建造物を見慣れた身としては、そこに目が行きました。

 

 

 

 

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ここから見る東京タワーが好きだったのだけど…

前日の夜に日本橋や銀座のキラキラした様子を見たり(通り過ぎただけ)

最新スポットの日比谷ミッドタウンを見ながら来たからか

東京タワーってこんなにくすんでたっけ!?という印象。

曇天だったこともあるかもしれないけれど

昔は東京タワーが見える場所に住もう!

と目指して来るランドマークだったはずなのに…

こう感じるのも時代の流れなんでしょうか。。。

 

 

 

 

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大殿前で走り回る息子氏、何かを見つけたみたい。

これだ〜れ?!と不思議そう。

浄土宗を開いた法然上人の幼年期の銅像です。

その後ろにあるのは平成12年(2000)建立された

講堂、道場にあたる光摂殿(こうしょうでん)。

さらに後ろの建物はプリンスパークタワー東京。

こういう風に近代的な建物が写り込むのは東京ならではですね。

 

 

 

 

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大殿の右側にあるのが安国殿。

戦災で焼失した大殿の代わりに仮本堂としていた建物。

新大殿完成後は安国殿として祈願所となりましたが

老朽化のため平成23年(2011)に再建されました。

ここは恵心僧都作といわれる黒本尊がおわす場所。

徳川家康の念持仏といわれる秘仏阿弥陀如来です。

ご開帳は1月・5月・9月の15日。

通常は厨子の前の御前立ちを拝むかたちになります。

御朱印の受付もこちらです。

 

 

 

 

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やっとの事でここまでたどり着けた〜。

結局、途中から抱っこしっぱなし。

でもなんとか御朱印の拝受はできました。

安国殿の右側から徳川家のお墓に参拝できますが

うちにはそんな余裕なかったです・・・。

ちなみに江戸三十三観音の札所でもある

西向聖観世音菩薩も写真右側のほうにあります。

 

 

 

 

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やっと念願の黒本尊、いただけました〜!

そして阿弥陀如来と西向聖観世音。

子育ての観音様ということでぜひお参りしたかったのに〜。

この他に写経をしたら受けられる御朱印もありました。

期間限定の御朱印もあるみたいでサンプルが貼られていましたが

写真を撮ってる暇は無かったです。。。泣

全部合わせると10種類くらいはありそう。

他に宝物展示室でも書き置きの御朱印が拝受できます。

 

 

 

 

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御朱印帳も新しくなってる!?

かっこいいと思って購入しました。

御朱印帳用のバンドも売ってましたよ。

 

 

 

 

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納経所の方に子供さんにどうぞってクッキーいただきました!

葵の紋入りのありがたいクッキーなのに息子はすぐさま完食。。。

一口も味見できず!

お土産用も売ってました。

 

 

 

その後、隣の芝公園も行ってみよ〜と思ったら

ベビーカーに乗って1分で就寝…ZZZ

寝てるんなら芝大神宮に行ってみようかな

と行ってみたら、デーンと階段が…泣

スロープもないようなので諦めて、

東京の御朱印めぐり(めぐってないけど)は終了です。

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/安国殿

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御朱印帳(18×12cmサイズ)1700円

 

 

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★本尊「黒本尊」

 

 

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★左・江戸三十三観音第二十一番「西向観世音」 右・「阿弥陀如来

 

 

 

以上、増上寺でした。