取材の思い出その7/井光の井戸は!? 奈良・善福寺
11月に行った奈良・吉野の取材の思い出続きです。
昨年に引き続き、吉野山 寺宝めぐりの会主催の
『吉野山 寺宝めぐり』が平成30年3月31日まで開催されています。
9月より開催されていましたが
好評につき、期間延長されています。
思い出その6で紹介した櫻本坊のほか
8つの寺院の普段は拝めない仏像や宝物が特別公開され、
散華や専用朱印帳も購入できます。
櫻本坊からほど近い善福寺に行ってみました。
本書ではP47に掲載しています。
櫻本坊を出て右へ徒歩数分。
左側に降りていく細道があり、善福寺の看板を見つけました!
創建については不明ですが
江戸時代初期から吉野山の住民の
葬儀を行っていた回向寺院だそう。
修験道では葬儀ではなく祈祷をするそうで
そんな修験寺院が多い吉野にあってここは
住民にとっては菩提寺だったそうです。
でも修験道とは関わりが深く
本堂内に役行者像などがあると看板には書いてあります。
その役行者像などを拝めるというのが寺宝めぐりの期間中
という感じでパンフには書かれていましたが…。
(ハッキリとは書かれていませんが役行者像の写真が使われていました)
山門にも寺宝めぐり寺院であると看板が出ていますので
ちょっと入りにくい雰囲気ではありますが行ってみます!
入って左側に本堂があります。
本尊は薬師瑠璃光如来。
堂内には入れそうもないので外から合掌していると…
ケースの中に御朱印が置かれていました。
ご本尊の薬師如来を表す「瑠璃光浄土」
(本書に掲載用に送っていただいたのは「井光 大権現」でした)
一番右の御朱印には「神変 大菩薩」と書かれていますが
役行者霊跡札所の印と寺宝めぐりの印が両方右上に押されています。
これは寺宝めぐり限定の御朱印なのかな…?!
左端の散華は寺宝めぐりのものですね。
本当は全部いただきたかったのだけど
小銭が一枚分しかなく、ご本尊だけいただきました。
この本堂内に役行者像などが展示?されているのでしょうか?
でも入れないのでよくわかりませんでした。
本堂に向かって左側に並ぶお地蔵さまなど。
ここのもう一つの見所は
井光(いびかり、いひか)が出現したという井戸。
このお寺の山号もこれに由来して井光山なのです。
看板には本堂の北側の谷間にあると書いてありますが
本堂の北側へは行けないようになってる…><?
山門を出て右側の突き当たりまで行ってみました。
ココはこの日唯一の紅葉が綺麗だった場所。
ウロウロしてみたけれど降りられそうな場所はなく。
庫裏と思われる場所でピンポン押して聞いてみたいなー
と思ったのですが、ちょうど昼時で押しにくい雰囲気…。
ピンポンも見つからなかったような記憶が。
御朱印がなかったのならともかく、
あのように置いていただいているのに
わざわざ呼び出すのは気が引けるので後にしました。
「吉野山の善福寺」というホームページでは
庫裏の裏の谷を降りた所にある杉の木のところに小さき井戸があります
と書かれています。
http://zenpukuji.e-whs.net/top.html
御朱印まとめ
拝受場所/本堂前
★「瑠璃光浄土」
以上、善福寺でした。