天平乾湿群像展にて阿修羅さまを再拝 奈良・興福寺
久しぶりの寺社めぐり記事。
行ってきたのは、やっぱり…奈良!
今日もこちらから登ります。
現在、国宝館は耐震工事中のためお休み。
そのため、阿修羅さまほか国宝館の人気者(?)を
通常は非公開の仮講堂に集めて
「天平乾湿群像展」を開催中です。
博物館にある阿修羅さまではなく
お堂の中にある阿修羅さまを拝めるのは今だけ…!
こ、これは行くしかないっ!!
と、育児の骨休めに繰り出したのでした。
何回も来てるので目新しくはありませんが
とりあえず奈良っぽい写真を撮っておきました。
過去の参拝記録はこちら
★「南円堂」「西国ご詠歌」「一言観音」「ご詠歌」「東金堂」「令興福力」「西国薬師ご詠歌」
第3回御朱印オトメ部会! いにしえの奈良の都へ(興福寺編) - 晴れときどき御朱印 from yumimi*
★「南円堂」「一言観音」「令興福力」「東金堂」「中金堂」「千手観音」
阿修羅像の衣柄デザインの御朱印帳 奈良・興福寺 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*
↑この記事、やたらとアクセス数があります。
タイトルに阿修羅って入ってるからか…。
阿修羅人気、凄い!
★「北円堂」
11月13日まで公開中限定の御朱印 奈良・興福寺北円堂 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*
お目当ての展覧会をしている仮講堂は
再建中の中金堂の真北の位置にあります。
写真の右側の建物。
こんなところにあったっけ?
と思う程目立たない場所です…。
再建中の中金堂は、何度も焼失と再建を繰り返して来たそうですが
現在のものは文政2年(1819)に「仮堂」として再建されました。
その仮堂すら老朽化してきたため(そりゃ200年近く経ってますから)
昭和50年(1975)仮堂北の講堂跡に
薬師寺の金堂だったものを移築して仮金堂とし
興福寺の金堂としての役目を果たして来ました。
こちらが仮金堂であったお堂。
ほほ〜、もとは薬師寺にあったものなんですねえ!
中金堂が再建されるにあたって
「仮金堂」としての役目が終わり
平成30年に中金堂が完成すれば「講堂」になるため
現在の呼び名は「仮講堂」です。
御朱印は東金堂前の納経所にて。
久しぶりの阿修羅さま…。
前々回、阿修羅の衣に描かれた柄の
御朱印帳を買ってから初めて拝しますので
衣の柄ばっかり見てしまった…^^;
今まではお顔ばかり見てたのに。
柄はきれーいに残ってるんですね。
堂内はかつて阿修羅も収められていた
西金堂内陣をイメージしたもので
その前に阿修羅などの八部衆像と
中央に華原馨という儀式用の楽器が置かれています。
この華原馨が珍しいみたいなんだけど
見た時の記憶がない…><
あとでパンフを読んでもう一回見てみたくなりました。
天平乾湿群像展は
現在、後期の会期中で11月19日までです。
そういえば今日(10月17日)は南円堂の御開帳。
今年も行けないけれど
いつかはご縁があるといいなあ。
御朱印まとめ
拝受場所/東金堂前の納経所
★「講堂」
拝受場所/南円堂前の納経所
★阿修羅像の衣柄御朱印帳(16×11cm)1200円
販売は南円堂の売店
★西国第九番「南円堂」
★「一言観音」
★「令興福力(りょうこうふくりき)」
興福寺全体を表す御朱印なので、南円堂、東金堂どちらでもいただけます。
寺名の由来となった“福力を興さしむ”という言葉。
★西国九番の御詠歌
「春の日は 南円堂に かがやきて 三笠の山に はるるうすぐも」
★一言観音の御詠歌
「頼もしく 歩みを運べ 一言の 願いも捨てぬ 誓い今せば」
★「北円堂」(御開帳時限定)
拝受場所/東金堂向かいの納経所
★南円堂と五重塔の金の箔押し御朱印帳(18×12cm)1200円
販売は南円堂納経所、東金堂納経所
1ページ目に阿修羅像のイラスト入り
★西国薬師第四番「東金堂」
★「中金堂」
★国宝館の本尊「千手観音」
★西国薬師四番の御詠歌
「さるさわの いけのほとりの てらにはに るりのひかりは あまねかりけり」
以上、興福寺でした。