『平家物語』滝口と横笛ゆかりの地 京都・滝口寺
祇王寺のお隣にも
『平家物語』ゆかりの寺院があります。
まだ行ってなかったので初訪問。
入口には拝観しないなら撮影禁止
という感じの張り紙がベタベタ。
美観を大事にする京都にあって
これはちょっとナンセンス…><
奥からお寺の人が「拝観ですか?」と
顔を出されて写っちゃった。
拝観しますというと丁寧な扱いでした。
もとは法然上人の弟子、良鎮が創建した
往生院の子院・三宝寺でした。
明治の廃仏毀釈で廃寺となりますが
祇王寺の再建に続いて再建されます。
『平家物語』巻の十、横笛で登場する
滝口入道が出家したお寺なので
滝口寺と名付けられました。
『平家物語』横笛のあらすじはこちら
『平家物語』の現代語訳を持っているのですが
横笛のところまでは読んでなくて…
でもなんとなくは知っていました。
横笛は奈良の法華寺で出家していて
横笛の庵が残されていました。
平家とどう関わりがあるの?という疑問ですが
滝口入道が平重盛に仕えていて
横笛が建礼門院に仕えていたから
ということなのかな?
いずれにしても、悲恋というのは心を打ちますね。
階段を登った先に庵があるのですが
これがまた荒廃っぷりがすごい…
維持管理が大変なのはわかりますが
酷すぎてこれ以上写真を撮る気にはなれず。
他には横笛の歌石や
あまりの荒れっぷりに心を痛めて
スルーしてきてしまいました^^;
御朱印は拝観受付にて帳面を預けました。
祇王寺の手入れが行き届いた感じとは
正反対の寺院でした。
それでも祇王寺の隣の
檀林寺に比べたらマシかな!?
お寺のフリした骨董屋とのことで
むしろ興味を持ってしまった檀林寺ですが
また機会があったら行ってみようかな。
御朱印まとめ
拝受場所/拝観受付
★「滝口寺」
以上、滝口寺でした。