第51回「京の冬の旅」公開中 京都・妙心寺養徳院
3月18日まで第51回「京の冬の旅」で
公開中の妙心寺塔頭・養徳院。
大雄院に行ったら
お隣の養徳院もセットで…
と行かれる方が多いなか
ワタクシは時間の関係で
一週間後に養徳院に伺いました。
石河光重が父・光延の菩提を弔うために創建。
開祖は妙心寺六十七世の功沢宗勲(こうたくそうくん)。
功沢も光延の子で光重の兄にあたります。
当初は広大な領地でしたが次第に縮小し
安政6年(1859)に再興され
昭和10年(1935)現在地に移転。
本堂内での見所は2000字におよぶ
漢文体の掛軸「酒茶論」や
長谷川等伯と同じ時代の画家・曽我直庵の
「鷹の図」二幅、鑑真和上請来と伝わる鉄鉢など。
中を拝観したあと、庭も見学できました。
奥へ進むとほころび始めた梅に
十三重の石塔も…。
十三重石塔の下に彫られているのが四方佛。
仏教では東西南北の仏の国に
一人ずつ如来がいると考えられているそうです。
そうですが全部は見えず…
そんな時は御朱印で確認!?
右側の「南無四方佛」の文字の間に
それぞれの仏様の絵が入ってます。
拝観前に朱印受付に行くと
目の前でサラサラと書いていただけました。
御朱印は全部で四種類ありました。
左が本尊の「釈迦牟尼佛」で
天正11年(1583)作といわれ仏間で拝めます。
ちなみにオリジナル御朱印帳もあり
後ろに移っている十三重塔と
寺紋の向かい鶴がプリントされていました。
混雑している時は一種類のみの拝受になるとか。
ワタクシが行った時はたまたま誰もいなくて
副住職、絵を描いてはりました^^;
四方佛の絵もさらっとしゃべりながら描かはるし(笑)
こんな時はしゃべるか迷いますが
自分が話しかけてる訳じゃないし、と。
ここも後には絵入り御朱印が登場する…かも!?
と予感させるものがありました。
ちなみに普段は内部非公開ですが
住職がおられる時は庭の見学は可能。
御朱印も住職がおられたらいただけるそうです。
御朱印まとめ
拝受場所/本堂内
★左「十三重石塔 南無四方佛」 右「南無四方佛」
★左・本尊「釈迦牟尼佛」 右「南無四方佛」
以上、妙心寺養徳院でした。