第51回「京の冬の旅」限定御朱印など 京都・妙心寺大雄院
昨年の禅寺一斉拝観で初めて訪れた
妙心寺の塔頭・大雄院。
公開されてすぐに伺ったので
通常の御朱印しかなかったのですが
その後、達磨の絵入り御朱印が
授与されるようになり
公開日最終の頃には朝から並ぶ人も。
かなり話題となった寺院ですが
今回は「京の冬の旅」で
3月18日まで公開されています。
由緒、前回の参拝記録はこちら
★本尊「南無釈迦牟尼佛」
金土日限定の公開 京都・妙心寺大雄院 - 晴れときどき御朱印 from yumimi*
この時は金土日の限定公開だったんですね。
今回の「京の冬の旅」では
曜日に関係なく公開されています。
受付のあと、先に御朱印の受付をしてください
と言われたので朱印所に行き
お久しぶりの庭で小休憩。
柴田是真の襖絵もいいのですが
今回の目玉はこれではないのでサラッと見て。
前回は座禅をしていた場所の
目の前にある池はハートの形してますね♡
今回の目玉は蔵から最近見つかったという
楊柳観音像と十一面観音像の二幅の軸。
左奥に見えるのがその蔵で
屋根に隙間が空いている独特の形。
このおかげで湿気を逃すことができ
650年前の軸も保存状態よく
残されていたとお聞きしました。
街中だとこういう蔵にはしないらしい。
火事のほうがコワいから、だそう。
公開されていた二幅の軸のうち楊柳観音は
柳の一枝を指した水瓶を持ち
蓮弁の上に立って補陀落山から
海を渡る場面を描いています。
もうひとつは十一面観音像。
はじめとする観音像を元にしており
南北朝〜室町初期の作といわれています。
約650年前のものですが
キラキラが奇麗に残ってました。
御朱印帳の表紙には十一面観音
裏には楊柳観音が描かれています。
このお軸は3月18日までの公開が終わったら
京都国立博物館にいってしまうそうです。
間近で見られるのは今だけ…!
おひな様も飾ってあったので撮影を。
これはお寺のお嬢さんのものだそう。
京都式で向かって右側にお内裏さまという並び。
これは天皇の左側が一番上という
日本古来の考え方にもとづくもので
明治天皇まではこの並びだったそうです。
ただし西洋では逆の並びなので西洋に合わせるため
大正天皇の結婚式から逆になったのだそう。
それが東京式の並びの始まりとなり
今ではお内裏さまが向かって左側というのが一般的。
右側にお内裏さまを置くのは西日本特有
というより京都だけなんですって。
話しがそれましたが…
途中にある小さな庭も素敵でした。
前回の禅寺一斉拝観の時には
公開されていなかった場所も
公開されていて見ごたえありました。
本尊と禅語(?)と観音さまの絵入りの
三連の御朱印の横に
ご住職在寺の場合に書いていただける
わらべ観音の御朱印をいただきました。
3月3〜5日の間だけ桃の花の印が
押されていたそうですが
行ったのは2月だったのでありません。
こちらの御朱印帳、デザインはいいのですが
紙質がちょっと微妙かも…><
というのは、長興院でいただいた見開き御朱印を
貼り付けて閉じて保存していたら
反対の面に朱が写っていました><
書き置きなので当然、乾いてるはずなのに。
鳥の子紙(クリーム色の紙)だったら
挟まなくても隣の面に移ることはないんだけど。
この御朱印帳の時は紙を挟んだままで
保存することをおすすめします。
前回拝受した時は絵入り御朱印が
まだ始まってなかった頃でしたが
達筆で若いご住職、何かされそう…
て予感してましたがやっぱり…!
これからも注目の大雄院でした。
御朱印まとめ
拝受場所/朱印所
★本尊「釈迦牟尼佛」
★御朱印帳特典「観世音菩薩」 「生きとし 生ける者のため 大慈大悲の手を垂れて」
★住職在寺限定「わらべ観音」
過去にいただいた御朱印
★「南無釈迦牟尼佛」
以上、妙心寺大雄院でした。