晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』『かわいい奈良御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

大涅槃図の特別公開と御室大仏 京都・轉法輪寺

 

久しぶりに京都で初訪問の地へ!

昨年10月の浄土宗寺院の特別公開でも

気になっていた轉法輪寺

特別公開中ということで行ってきました。

 

 

 

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京都市右京区龍安寺山田町にある

法輪寺(てんぽうりんじ)。

京福電鉄御室仁和寺駅もしくは

妙心寺駅からともに徒歩約12分。

仁和寺龍安寺に挟まれた位置にあります。

参拝用駐車場は3台ほどしかないので

空いてない時は仁和寺の駐車場へ、とのこと。

 

 

 

 

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駐車場側から入ろうとすると

竜宮城みたいな門が出迎えてくれます。

楼門と鐘楼がひとつになった鐘楼門で

上には重さ約4トンもの巨大な梵鐘が

釣られているそうです。

除夜の鐘の時のみ撞く事ができます。

 

 

 

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普段は拝観されていない

檀家さん向けのお寺ということですが

毎年2月は涅槃会に合わせて

特別拝観をしておられるそうです。

それも15年くらい前から始まったばかり、とか。

 

 

 

 

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庭の向こうにあるのが本堂で

こちらに約7.5mもの大きさの阿弥陀如来

大涅槃図が祀られています。

右側の入口で受付して御朱印帳を預けます。

法輪寺の開基は関通上人(1696〜1770)。

初めは洛陽の東三本木(現在の上京区東三本木通)にある

轉輪寺に住持していましたが、別の地を求め

北野下ノ森の地に念仏道場を開きたいと

宝暦8年(1758)に創建しました。

その後、昭和3年(1928)現在地に移転。

 

 

 

 

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本堂に入るといきなりどどーんと阿弥陀さま!

写真は撮ってOKということで。

着ている衣が変わっていますね。

見事なドレープの表現ですが

造立されたのは宝暦8年(1758)と

京都では割と新しい仏像なんだそうです。

新しいといっても200年以上経っていますが…^^;

そのためまだ文化財指定されておらず

近くで見たり写真撮影もOKなんだそうです。

 

 

 

 

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こちらが修復されたばかりの大涅槃図。

大きすぎて納まりきっていませんね^^;

宝暦14年(1764)に造られたもの。

ご住職による絵解き法話も聞きました。

この日は2月22日ということで猫の日(ニャンニャンニャン)

らしいですが、それに合わせたわけじゃないと思うけれど

涅槃図にはなぜ猫が描かれなかったか?という

「涅槃図の猫」がテーマでした。

こちらの涅槃図には鋭い目をした猫がいます。

法話も良かったですが動物探しも面白かったです。

 

 

 

 

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御朱印はまずご本尊のものを直筆でいただきました。

中央は印でしたけど。

 

 

 

 

 

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もうひとつは涅槃図が描かれた

特別な紙で授与される公開時限定の御朱印。

確かに後ろの絵と同じものが

描かれているなーと見比べ。

こういった紙での授与も楽しいですね。

大涅槃図の公開、限定御朱印の授与は

2月26日(日)までです!

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/拝観受付

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★本尊「南無阿弥陀佛」

 

 

 

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★釈迦大涅槃図特別公開時限定「大般涅槃」

授与期間/平成29年2月1〜26日

 

 

 

 

以上、轉法輪寺でした。