節分まで限定 大福帳の御朱印 京都・大福寺
京都十二薬師第十番札所の大福寺。
以前、お薬師さまの縁日に行って
小さいお寺なのにたくさんの御朱印があって
驚いた記憶がありますが
今ではもっと増えて御朱印界隈で
話題のお寺となってます。
本堂があるのみの都心の小さなお寺。
以前は路面に置かれていて
読みにくかった駒札も
きちんと掛けられてきれいになってます。
前回の記事、由緒はこちら
以前、許可をもらって堂内を
撮影させてもらったもの。
ちなみに1月3日は元三大師の厨子が御開帳され
限定御朱印も授与されたそうですよ。
元三大師は右奥の大きな厨子の
隣の厨子に安置されています。
一番大きな厨子に入っておられるのは
腹帯をしているのが特徴です。
国宝ではないそうですが
お寺の文化財の中では一番貴重なものだとか。
毎年8月23、24日の地蔵盆の時に御開帳されます。
そして今回のお目当て大福帳とは。
お正月に商家の大福帳に宝印を授ける習わしがあり
拝受できれば商売繁盛になるというご利益が。
元は近江商人の家訓だったのですね。
今回は須弥壇に布袋さんの絵が掲げられていました。
京都七福神のひとつになっていて
この絵は布袋さんが扇子を
投げてしまっているのが珍しいそうです。
ちなみに御朱印はまたまた増えていまして
通常いただけるものが8種類になっていました。
一番右は御身影で500円。
ちなみに今後の予定として
1月29日から福(29)が入っている日限定で
七福朱印というのが始まるそうです。
平成29年、29日のほか、御朱印に書かれている福の字や
印に入っている福の字を合わせて七つある日限定。
2月からは通年授与で原在中が原画を描いたという
布袋さんの印が押された御朱印も授与開始。
原在中は江戸時代の画家で
寺院の襖絵などたくさん残していますが
この印が最近、お寺から見つかったそうで。
古いもので溝が浅くなっているのか
きれいに押せる時と押せない時があるので
失敗したら悪いから別紙で書き置き対応のみだそうです。
こちらがその原画。
左上に書かれたことばや大福寺の印も
先程の御朱印に押された小さい印に再現されていて感動!
こんなものが最近出てくるとか
京都は奥が深い〜とまたしても唸りました。
ちなみに左下の大福帳の御朱印は書き置きバージョン。
色紙、柄が入った(?)紙と2種類ありました。
いろいろ迷ったあげく、
まずは大福帳の御朱印を直筆で。
お地蔵さんの散華もいただきました。
当て紙で隠れてしまいましたが
左側には「布袋尊」をいただきました。
お正月だし七福神にしようと思って。
記事にしていませんでしたが
3月に行った時にはご本尊の御詠歌をいただきました。
行ったのが3月末で
お釈迦さまの誕生日近くだったので
甘茶をいただいたのでした。
そういや以前は柿をいただいたことも…。
いつも対応してくださる奥さまの
心遣いにほっこりさせられるお寺です。
御朱印まとめ
拝受場所/本堂内
★「大福帳」500円
授与期間/平成29年1月1日〜2月3日
★京都十二薬師第十番の御詠歌
「御名といふ 人は心のくもはれて あのくぼだいの 岸にいたらん」
以前いただいた御朱印
★京都十二薬師第十番「菩提薬師」
以上、大福寺でした。