晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』『かわいい奈良御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

風の宮・風神を祀る 奈良・龍田大社

 

信貴山を後にしてバスの中で。

珍しくもうちょっとだけ時間があったので

どこか寄ってみようかな〜と考え

行ってみたいと思っていた龍田大社

急遽、行くことにしました。

 

 

 

 

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JR王寺駅から一駅電車に揺られ

三郷(さんごう)駅から徒歩8分ほどで到着。

生駒郡三郷町立野南に鎮座する龍田大社

「風の宮 総本宮」と呼ばれています。

 

 

 

 

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拝殿です。

ご祭神は天御柱大神(アメノミハシラオオカミ)と

御柱大神(クニノミハシラオオカミ)。

天と地の間、つまり大気・生気・風力を司る神様で

龍田の風神と総称されています。

 

 

 

 

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拝殿の横に延びているのは回廊。

紅葉で有名だそうですがもう落葉してました。

創建の歴史は古く、今から約2000年前の

崇神天皇の時代にまで遡ります。

数年に渡る凶作や疫病の流行などにより

天皇自ら祈願したところ

二柱を龍田山に祀れという御神託があり

これによって創建されたと『延喜式』には書かれているそう。

 

 

 

 

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末社摂社の奥に本殿があります。

日本書紀』の記述では天武天皇4年(675)に

勅使を遣わして風神を龍田立野に祀った

という記述が最初だそうです。

いずれにしても古社には間違いないですね。

 

 

 

 

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拝殿の左奥には末社の白龍神社がありました。

江戸末期に白蛇が出現し

明治後期には一夜にして姿が見えなくなったという。

明治41年(1908)突如、にごり池に

白龍として出現したのでこの地に祀られました。

崇神天皇天武天皇の時代から急に下がって

江戸や明治の話が出て来るとは…

 

 

 

 

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その後は龍田大明神(ご祭神)にお使えする

神結びの神・災難除けの神として

特に女性から篤い信仰を受けているそうです。

現代でいうと縁結び、安産のご利益があるそう。

 

 

 

 

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近くまで行ってお参り。

龍大神はお水が大好きなので

この石に水をかけてくださいとのことですが

長い柄杓を使ってもうまく掛からず…^^;

白龍さま、ごめんなさいね。

でもお参りできてよかったです。

 

 

 

 

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社務所にて御朱印いただきました。

風神の墨書きがいいですね〜。

文字もとても力強いです。

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/社務所

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★「龍田大社

 

 

 

以上、龍田大社でした。