晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

虎と聖徳太子と松永久秀と… 奈良・朝護孫子寺

 

とても気になっていた場所なんですが

なかなかにアクセスが悪い…><

12月になってやっと行った信貴山(しぎさん)。

まずは朝護孫子寺から。

 

 

 

 

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バスを降りて目についた石碑を撮ってみた。

まだ紅葉が残っていました。

でも何の石碑なのかよくわからない…^^;

朝護孫子寺生駒郡平群町信貴山にあります。

宗派は信貴山真言宗で総本山という寺格です。

京都からだと近鉄大和西大寺、生駒を経由して

信貴山下からバスで15分くらい。

大阪からだとJR大和路快速で王寺まで行って

バスで20分くらい。

大阪からの方が行きやすいですね。

バスの本数は1時間1本程度と少ないです。

駐車場はありますが有料でした。

 

 

 

 

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お寺に来たはずなんだけどまず鳥居。

額には「多聞天」の文字が。

本尊・毘沙門天の別名が多聞天だからです。

毘沙門天は仏法を守る天部の神様。

だから鳥居なのですね。

 

 

 

 

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ふたつ目の鳥居に到着。

朝護孫子寺というよりも山号の信貴山のほうが

通じたりするし、別名信貴山寺ともいわれています。

信貴山としての歴史は1400年前に遡ります。

物部守屋を討伐するために河内稲村城に向かっていた

聖徳太子がここで戦勝祈願をされます。

すると毘沙門天が出現し、必勝の秘法を授かったそうで。

その日は寅年、寅の日、寅の刻であったそうです。

勝利した太子は推古天皇2年(594)寺院を創建し

自ら刻んだ毘沙門天の尊像を祀ったのだとか。

そして信ずべし貴ぶべき山「信貴山」と名付けました。

 

 

 

 

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ということで、シンボル的存在の虎さん。

お寺では開基を聖徳太子としているみたいですが

これは後世になってから付けられたものだとか。

 

 

 

 

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本堂、食べてやるぅ〜

ガオーっ

 

 

 

 

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信貴山の赤門に到着。

朝護孫子寺のほか、塔頭寺院が三ヶ寺あります。

 

 

 

 

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途中で見つけた聖徳太子像。

最近造ったものと思われます。

朝護孫子寺というか信貴山って

ワタクシは松永久秀のイメージで来たけど

聖徳太子のほうが縁が深いんですね!?

 

 

 

 

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参道の途中に信貴山城跡や屋敷跡への

ルート看板がありました。

うーむ、徒歩20〜30分くらいかあ。

歩けそうな気もするし、長いような気もするし。

今回は御朱印をいただくことに集中して

こちらは行きませんでした。

こっちのほうへ行ってたら松永久秀のイメージも

強く残ったのかもしれませんね。

 

 

 

 

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この階段を登って朝護孫子寺の本堂へ向かいます。

お寺の歴史は、信貴山で修行していた命蓮(みょうれん)が

勅命により醍醐天皇の病気平穏の祈願をしました。

天皇の病気はたちまちに治ったので

天皇、朝廟安穏、守護国土、子孫長久の祈願所と

延喜2年(902)「朝護孫子寺」の勅号を賜りました。

実質的な開基はこの命蓮上人のようです。

 

 

 

 

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本堂は文禄元年(1592)豊臣秀吉による再建とか

慶長7年(1602)豊臣秀頼の再建ともいわれていますが

はっきりとはしないそうです。

後に修復して延享3年(1746)に完成したそうですが

昭和26年(1951)火災で焼失。

昭和33年(1958)に再建されたものが現在の本堂です。

ちょうどご祈祷中だったみたいで境内には読経が流れ

独特の雰囲気を醸し出していました。

 

 

 

 

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たくさん階段を登ってきたかいがあっていい眺め!

本堂の下には戒壇巡りもありました。

もちろんワタクシはパス…><

暗いところが苦手じゃない人はどうぞ。

 

 

 

 

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本堂に向かって左側に納経所があります。

天気も良く暖かい12月だったので

御朱印めぐりには最適の気候♪

ちなみに本尊の厨子の前には御前立ちがあり

その後ろに中秘仏、さらに奥に奥秘仏があるそう。

毎年2月には御開帳されるそうです。

秘仏まであるとは、見てみたいなあ。

 

 

 

 

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たくさんの種類の御朱印がサンプルで出ていましたが

ワタクシは真言宗十八本山以外をすべて拝受。

朱印帳のページが足りなかったので

泣く泣くひとつ削ることになったのです…(T_T)

裏まで使ってしまうと途中でこうなることも…。

いろいろ考えて御朱印帳を持って行かねば。。。

 

 

 

 

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先程の御朱印、右側は朝護孫子寺を示す

本尊の御朱印でしたが

左側は「空鉢護法」という空鉢堂の御朱印。

空鉢護法ってなんだ??

ということで、近くまで行ってみることに。

途中、とてもきれいな多宝塔がありました。

真言宗だなって感じ。

 

 

 

 

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ここから参詣道だそうです。

途中まで行ってみましたが誰も居ないし

道はちょっと暗くてコワい…><

階段はたくさんだし、ちょっとやめとこう…。

空鉢護法とは、開基の命蓮上人が

空鉢を飛ばして倉を飛び返らせ

驚き嘆く長者に慈悲の心を諭して福徳を授けた

という出来事に由来しているそうです。

なんだかよくわからないけれどすごい秘法って感じ。

後で知りましたが空鉢堂は山頂付近にあり

道のりは険しく途中に信貴山城跡もあるとか!

そこまで繋がっていたんですね。

これは行かなくて正解だったかも…^^;

眺めは素晴らしいとのことですので

健脚の方はお試しください。

 

 

 

 

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散華を集める巡礼もあります。

これは大和四神めぐりのもの。

この散華を御朱印帳に貼るそうです。

裏には白虎の絵が描かれています。

絵が見えなくなるので貼るのがもったいない。

 

 

 

 

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御朱印に書かれるのは同じ「毘沙門天」。

印が違うのでまあいいのですが

もうちょっと変化があってもいいなーと。

右側が大和七福八宝、左側が聖徳太子御霊蹟。

 

 

 

 

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右側が役行者霊蹟札所。

役行者ってゆかりの地なんだったけ??

行者堂というのはあるみたいですが

どう関係しているのかよくわからず。

行者堂がある場所は空鉢護法堂へ行く

参詣道の途中にあります。

とりあえず、そこまでは行きました。

左は開山堂の御朱印で大和北部八十八カ所霊場の御朱印。

開山堂は確かにあったのですが見逃してました…。

 

 

 

 

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境内地図がなかったのでどこにいるのか

わからなくなったりしましたが

本堂を後にして虚空蔵堂に寄り

多宝塔から空鉢護法堂に向かおうとしてやめ

行者堂のところから玉蔵院の方へ向かいました。

塔頭三ヶ寺へと続きます。

 

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/本堂の納経所

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★左/空鉢護法堂の御朱印「空鉢護法」 右/本尊「毘沙門天

 

 

 

 

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★左/聖徳太子御遺跡第二十番「毘沙門天」 右/大和七福八宝「毘沙門天

 

 

 

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★左/大和北部八十八カ所第四十六番「弘法大師」 右/役行者霊蹟札所「毘沙門天

 

 

 

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★大和四神めぐり「毘沙門天王」400円

 

このほか「真言宗十八本山」の御朱印があります。

 

 

 

以上、朝護孫子寺でした。