しだれもみじの美しい庭園 奈良・當麻寺西南院
紅葉シーズンも終わりかけていますが
これからでも間に合いそうなのが
當麻寺西南院のしだれもみじです。
5月に続いてまたまたやってきた當麻寺。
葛城市當麻にある當麻曼荼羅を本尊とする寺院です。
前回は本堂・金堂・講堂のほか
子院の奥之院、中之坊、宗胤院にて
御朱印をいただいていましたが
西南院と護念院に行けなかったので今回はその二院へ。
本堂の奥の南側にある西南院。
しだれもみじの看板に惹かれます。
白鳳12年(672)當麻寺が創建された時
裏鬼門の守り寺院として創建されたのが西南院です。
「いろは歌」を考えられたそうです。
それ以降は真言宗となりました。
門を入って右側には本堂があり
本尊の十一面観音や聖観音、千手観音がありますが
拝観できるのは5/13〜15と11/23〜30の特別拝観時のみ。
この日は22日だったので翌日から公開だった><
なんだかタイミング合わないなあ。
ということで庭園へ。
入ってびっくり、紅葉と塔の美しきコラボレート。
江戸時代初期に造られた庭園を
中期ごろに改修された池泉回遊式庭園。
樹齢300年を超える3本の紅葉越しに
見下ろすように書院を望む風景は
他にはない独特の世界です。
かなり起伏のある庭園で登るのは大変ですが
ここからの景色は格別です。
三本の紅葉は黄、橙、赤に染まるそうですが
この時は赤は見頃、黄はもうちょい、橙はまだ緑でした。
西塔の近くまで行ってみました。
平安時代初期の建築で国宝。
お寺の伽藍といえば西塔と東塔を揃えて
完成するようですが、塔は雷や火災に弱く…><
日本の古塔で東西両方残っているのはここだけだそうです。
もう一カ所、紅葉とふたつの塔が見られる場所があるので
一旦降りてまた登って…ハアハアしながら到着。
見晴し台というここからの眺めが最高!
ちょっと登りますがぜひ行って欲しいところです。
塔のまわりを紅葉でぐるりと。
本堂側を見下ろしてみても眺めがいいです。
赤緑のミックス天井紅葉もまた趣きあり。
ホームページによると
赤は散り始め、黄色が見頃だそうです。
橙はこれからかな?
庭園には水琴窟もあり美しい音色が響いていました。
よくあるのは耳を傾けてやっと聞こえるというものですが
こちらの水琴窟は近くまでいけばきれいな音が聞こえます。
透き通るような音色にしばしうっとり…。
庫裡に戻って預けていた御朱印帳をお迎え。
御朱印は三種類ありました。
さすが関西花の寺の札所だけあって美しかった。
次は4月か5月に訪れたいものです。
御朱印まとめ
拝受場所/庫裡
★本尊・十一面観音「観自在」
★左・仏塔霊場第八番「観音菩薩」 ★右・関西花の寺第二十一番「大悲観」
以上、當麻寺西南院でした。