洛西山ノ内を守る神社 京都・山王神社&猿田彦神社
洛西、山ノ内地区というと観光客には
あまりなじみのない地域かもしれません。
それゆえマイナーなスポットになりますが
山ノ内に鎮座するふたつの神社を参拝しました。
周辺の道路はかなり狭いので車での参拝はおすすめしません。
6月に参拝していたのですが訳あって今日まで更新できず。
6月だったので茅の輪くぐりの看板が出ています。
山ノ内という場所は元は延暦寺の山内だったそうで。
創建の歴史は不明ながら、天台宗の守護神である
坂本日吉山王大神を勧請したという古社です。
かつては天台座主を退任した良真が建立した
普賢寺というお寺の鎮守社だったそうです。
神仏習合の色濃い、歴史のある神社ですね。
拝殿です。
ご祭神は大山咋神(オオヤマクイノカミ)
玉依姫神(タマヨリヒメカミ)、大己貴神(オオナムチノカミ)。
神殿には平安末期作の特色を持つ一木造りの神像を
三体お祀りしているそうですが外からは見えません。
本殿前にある大きな岩は夫婦岩といって
夫婦和合や子授け、安産にご利益があるそうです。
左から三回まわって岩を撫でると願いが叶うとか。
無事に産まれたら初宮参りの時に
神酒、洗米、梅干をお供えし、梅干の皮で鼻をつまむと
しわが寄るまで長命で出世できると信仰されているそう。
鼻をつまむのは赤ちゃんのってことですよね?
産まれたばかりなのに梅干で鼻をつまれるとは…^^;
縁結びの祖神といわれるシラヤマヒメノカミがご祭神。
赤山神社は慈覚大師が中国より比叡山の西に勧請し
この地に山王大神を勧請する際に赤山明神も迎えて
祀ったことに始まります。
若宮神社も赤山神社も別の場所にあったのを
明治11年(1878)現在地に還座しました。
大きなご神木に目を奪われます。
樹齢七百年以上という山王楠。
水琴窟のある庭園もあるそうなのですが
残念ながら非公開でした。
ちょっと残念とウワサの御朱印ですが…
いただきました!って喜んで帰ったら
実はここで猿田彦神社の御朱印いただけけるの忘れてた。
事前情報を得ていたものの、授与所には何も書いてなく…
両方の御朱印が欲しい方は要注意です!
ということで、再度チャレンジすることに。
改めて出直し、猿田彦神社から。
京福電鉄(嵐電)太秦天神川駅、地下鉄太秦天神川駅から徒歩5分
山王神社からは徒歩8分ほどで到着します。
山ノ内庚申ともいわれ、京都三庚申のひとつです。
申年中にお参りできて良かった!
創建については不明ですが
猿田彦大神が現れてこの地を指したのだとか。
しかし駐車場化する境内…
近所のハウスメーカーさんの公式な駐車場になってるらしい。
なんだかなあ…境内にまで停めるのはヤメて欲しいんだけど。
せっかく由緒あるお社なのに台無しですよ…><
ご祭神は名の通り猿田彦大神。
ニニギノミコトを道案内した神様ということで
道開き、開運、交通安全にもご利益があるそう。
本殿の前にはお猿さんが鎮座されていました♪
こちらのご神木はその名も庚申楠。
年に6日あるという庚申の日には賑わうそうですが
普段はひっそりとした小さな神社でした。
ちなみに次の庚申日は12月4日。
その奥には仏さまたちがズラリ。
昔は山伏修験道の行場があったそうで
今もその名残をとどめています。
さて再び山王神社へ移動してきました。
お参りしてから御朱印をゲット!
ページを空けておいたので見開きになりました。
ところで猿田彦神社の御朱印は
天保12年(1841)に書いた御神号の文字を印にしたもの
だと思っていたんですが…なんと直筆でした。。。
変わったのかと調べたら直筆はネットには見当たらず…。
これはこれでレアなのでよいご縁だった、ということで!
御朱印まとめ
拝受場所/山王神社社務所
★「山王神社」
★「猿田彦神社」