晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

京都浄土宗寺院特別公開 秋冬限定の御朱印 京都・長円寺

 

今年で三年目となる「京都浄土宗寺院 特別大公開」が

10月1日〜16日の期間で開催されています。

昨年も一昨年もスルーしていたこのイベント。

三回目ということで、これから毎年この時期に開催するみたいですね。

今年こそは行ってみようと公開寺院の一覧表を開いたのですが

期間中ずっと公開してくれている寺院は少なく…

一日だけ、しかも2時間限定の寺院もありハードル高いな…

やはり週末に限って公開するところが多くて

子持ちにはさらにハードル高いわけですが

自分の予定とすり合わせてなんとか1日確保して3カ所だけ行きました。

www.jodo-kyoto.jp

 

 

 

 

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まずは限定御朱印を授与されている長円寺から。

京都市伏見区新淀町にあります。

京阪淀駅から徒歩12分くらい、お車は周辺のコインパーキングへ。

こちらでは春夏と秋冬に限定御朱印を授与されており

気になっていたんですがなんといっても場所が微妙で…

近くに御朱印スポットがあればお巡りするけど

ここだけしかない、という立地…><

そんなことでなかなか足が向かなかったのですが

浄土宗公開をきっかけに行ってみようと。

ちなみに長円寺は期間中毎日参拝できます。

 

 

 

 

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正面が本堂、左側が観音堂です。

創建年代や開基などはパンフレットにもHPにも記載がないのですが

江戸時代にはすでにあったようです。

ここは慶応4年(1868)鳥羽伏見の戦いで

幕府軍野戦病院となった場所です。

 

 

 

 

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本堂内は入ることができませんでした。

鳥羽伏見の戦いとは…幕府軍幕臣新選組、見廻組、会津藩など)が

淀千両松に布陣して新政府軍と戦った戦争のこと。

敗退した幕府軍は淀城で戦況の立て直しをはかろうとしたが

入ることができず、男山・橋本方面へ撤退。

負傷者や戦死者は長円寺へ運ばれて手当されました。

この戦闘で新選組隊士の三分の一が戦死したそう…

 

 

 

 

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山門を入って右側には閻魔堂があります。

宝暦年間(1750頃)に書かれた『淀真砂子』にも

武家や町民から信仰を集めていると記述があるそうです。

この閻魔堂があったために長円寺は攻撃されなかったのだとか。

幕府軍新選組からも信仰を集めた閻魔さまなのです。

 

 

 

 

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中には御朱印が置かれていて料金は賽銭箱に入れるシステム。

限定御朱印なのにラフな対応なのですね…!?

閻魔太鼓を叩いてお参りすると

ご住職が由緒などを説明してくださいます。

ちなみにお寺が所有する和泉守兼定

土方歳三が鳥羽伏見の戦いで使用した「和泉守兼定・太刀」の

兄弟刀(刀匠が同じ)である「和泉守兼定脇差」だそうです。

残念ながら公開の予定はないそうです。

 

 

 

 

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この御朱印、太陽光を当てると金字がキラキラ光ります。

日付は鳥羽伏見の戦いの日にちだそうです。

慶応4年の御朱印だなんて、タイムスリップしたような気分。

中央の印(閻魔王の鍔、双龍の鍔)は

日本画家の先生が書かれた原画を元に作られたそうです。

左下の寺印や左上の刀型の印は銀で押されてます。

コダワリを感じる御朱印、字も美しい〜。

ご住職は知恩院で御朱印を書かれていたそうでさすがの達筆です。

 

 

 

 

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最後に観音堂の中に入ってお参り。

安置されているのは足立観音といって

八幡大菩薩の化身として信仰されているそうです。

厨子は閉じられていて、年に一度の御開帳があるとか。

とパンフには書いてありましたがいつかはわからず…。

この中に鳥羽伏見の戦いについての資料があり

少しゆっくりさせていただきました。

 

 

 

 

御朱印の直筆は初閻魔と夜閻魔の時のみ

季節の御朱印は春が4月〜7月末まで、秋が10月〜1月末まで。

別紙のみですが、今回のように紙や印にこだわった御朱印が授与されています。

帳面への直筆は1月1〜3日の初閻魔の時と7月下旬頃の夜閻魔の時のみ。

夜閻魔の日程はホームページをチェックしてください。

京都 納骨の寺 長円寺

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/閻魔堂内

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★「和泉守」「兼定」2枚セット1000円

(平成28年度秋冬限定・10月〜1月末まで)

 

 

 

 

以上、長円寺でした。