『義経千本桜』ゆかりで歌舞伎役者も訪れる 奈良・源九郎稲荷神社
大和郡山の御朱印めぐり、二カ所目は
郡山八幡神社から徒歩約8分で到着。
享保4年(1719)現在地に移転しました。
6月だったのでここでも紫陽花を見ることができました。
ところで神社名の源九郎とは…?
歌舞伎の『義経千本桜』に出てくる源九郎狐に由来しています。
この狐は静御前が持つ“初音の鼓”が両親の皮でできていると知って
しかし義経に狐であることを見破られてしまいます。
義経は親を想う狐に同情し、また狐の神通力で守ってくれたことに感謝し
この狐に源九郎という名を与えた、というお話です。
本殿です。
白狐の源九郎狐は、ご祭神である宇迦之御魂神の遣い。
源九郎狐のお話と大和郡山城が結びつかないのですが…
wikipediaによると…
翁の姿をした源九郎狐が、長安寺村の宝譽という僧の夢枕に立ち、郡山城に自分を祀ってくれたら城の守護神になろうと告げたので、宝譽は豊臣秀長にこのことを告げ、城内竜雲郭に稲荷が創建されたと伝えられている。
参考文献がないので確証はなし、ですが…。
歌舞伎に縁があるということで歌舞伎役者さんの参拝も絶えません。
六代目中村勘九郎さんは桜を植樹されていますね。
平成28年5月には市川猿之助さんがお参りされたとか。
義経千本桜を演じるので成功祈願に訪れたそうです。
ここは歌舞伎ファンも必見の神社ですね!
庭には美しい花が咲いていましてほっと一息。
あとで知ったことなんですが、こちらは宮司さんがいらっしゃらないとのこと。
2010年に前宮司さんが亡くなられてからは荒廃していたそうで…
現在管理されているご夫婦がイベントなどで人を集めて
壊れていた社殿を直したり、花を植えたりして現在のようになったそうです。
地域の人に愛されている神社なのですね。
御朱印はサンプルが出ていました。
いただこうとしたらちょうど管理の方が出掛けられた後で。
書き置きすら切らしていると…><
喜常札はあるということで「御朱印と同じですよ〜」
と奥さんに言われたので喜常札をいただきました。
狐の印入りってことでちょっと珍しいかな。
細長い形で御朱印帳からはみ出してしまうし…
うーん、管理が難しいな…><
これはやはりお札として貼っておくべきなのか。
やっぱり御朱印のほうが管理しやすいので
また授与していただきに行かなくちゃ^^;
御朱印まとめ
拝受場所/授与所
★「喜常札」
以上、源九郎稲荷神社でした。