都を守るために北向きに建つ 京都・北向山不動院
今回は5月にお参りした北向山不動院の回想録です。
5月の古文化保存協会の特別拝観で安楽寿院に行き
鳥羽天皇時代の面影を残す場所がないか探したところ
拝観できるお寺があると知って来てみたのでした。
北向山(きたむきざん)は山号ですが
鳥羽天皇から賜った名前ということでこれが正式名称のよう。
石碑は北向不動尊になっています。
宗派は天台宗の単立寺院。
回復した天皇の勅命によって、興教大師が開山しました。
さっきの門は南門で西側から入るとこんな感じ。
右側が本堂です。
本堂の正面。
王城鎮護のため、北向きに建てられています。
霊元天皇の命により、正徳2年(1712)に
東山天皇の旧殿を移築した、風格漂う建物です。
中はごちゃっとした印象ですが…
上がってお参りできるようです。
誰もおられず上がっていいのか迷いながら上へ。
大護摩供養があり、その時だけ御開帳されます。
本堂の二階から渡り廊下で繋がっている
ちょっと不思議な建物ですねえ。
御朱印は本堂内でいただきました。
近畿三十六不動の第二十二番札所です。
「一願不動」ひとつだけ願いをきいてくれるということでしょうか。
霊験あらたかな印象でした。
御朱印まとめ
拝受場所/本堂内
★「一願不動」
以上、北向山不動院でした。