美しい庭と當麻曼陀羅の御朱印帳 奈良・當麻寺奥院
過去の御朱印めぐりの記憶を辿っています。
5月に参拝した當麻寺(たいまでら)。
場所は河内国山田郷(現在地より西)にあったとか
現在地よりも南側だったともいわれています。
天武天皇9年(680)に現在地に移転して建立しました。
この階段を登ると塔頭の奥院に辿り着きます。
御朱印めぐり的にはここへ先に来てほしいです。
それは素敵な御朱印帳があるから…!
御朱印帳については後ほどにして
京都にある知恩院が本山でその奥院として
応安3年(1370)に知恩院の12世・誓阿普観が
後光厳天皇の勅許を得て
本尊の法然上人像を移して創建しました。
浄土宗の大和本山として信仰を集め
圓光大師二十五霊場めぐりの第九番札所でもあります。
なぜ知恩院からこの地に本尊を移したのか…?
真言宗のお寺の中に浄土宗のお寺があるのは…??
平安後期から浄土信仰が高まったことが
理由のひとつなんでしょうけれど
明確な答えは発見できませんでした。
ひとつのお寺の境内に宗派が違う塔頭があるのは
全国的に珍しいのだそうです。
重文の本堂は慶長9年(1604)建立。
中に入れたんだっけ…??
すいません、5月に行ったので記憶が…><
写真によると扉は閉まっていますね。
扁額には「知恩教院 最初本尊」と書かれています。
隣には阿弥陀堂が並んでいます。
こっちには入れなかったような気が…。
やはり行ってすぐに書かないとダメですね。。
正保4年(1647)建立の楼門も重文。
これは内側から撮影していますが
外側だと扁額がかかっているみたいです。
楼門から西へ進むと浄土庭園があります。
石彫くりから龍を中心に現世を表現した
渓流を右手に眺めながら進むと…
宝池を中心にした美しい庭園が…!
まるでモネの絵の中の世界みたい!?
5月だったのでツツジが美しかったです。
秋にはまた違った美しさがあるんでしょうね。
一番奥に阿弥陀さまが鎮座。
この阿弥陀如来を中心に極楽の池(宝池)があり
二上山を背景に自然を取り入れた美しい庭園です。
阿弥陀さまの目線で?本堂を眺めてみる。
パンフレットにはぼたん園があると書いてありますが
マップにはぼたん園の記述はなく…はてぼたんはどこに?
奥院のHPの写真によると、浄土庭園の中に植えてあるみたい。
行ったのはぼたん祭りが終わった後の5月中旬すぎだったので
すでにピークは終わり、跡形も無かったようです…><
西塔と東塔、両方が見えるスポットから!
ぼたんの見頃はGWごろですがその時は大変混雑するそうで。
普段はがらーんとしていて、ゆったり見られます。
紅葉も美しく、運がよいと秋に咲く桜と紅葉が同時に見られるとか。
またその時期に行ってみたいなあ。
奥院の御朱印帳は、當麻寺の本尊・當麻曼陀羅を箔押ししたもの。
バックに写っている本堂の中にある曼陀羅です。
細かく再現されていてスゴい!
金の箔押しと銀の箔押しの2種類ありますが
銀って見たことないなって思ってコチラにしました。
他に塔がデザインされたものもありました。
本堂ではなく、奥院での授与なのでお間違えなく!
追記
浄土宗では「當麻曼陀羅」と書くため
浄土宗表記で統一しました。
御朱印まとめ
拝受場所/拝観受付
★御朱印帳(18×12cm)1500円
當麻曼陀羅を全国に布教したということでゆかりの地になっています。
以上、當麻寺奥院でした。