晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

珍しい石仏龕がある石だらけの寺院 奈良・十輪院

 

f:id:yumimi-kyoto:20160820212737j:plain

元興寺や御霊神社から東へ徒歩数分。

ならまちをぷらぷらしていたら辿り着きました。

奈良市十輪院町にある真言宗醍醐派の寺院。

ここには珍しい石仏龕があるということで参拝に。

 

 

 

 

f:id:yumimi-kyoto:20160820213142j:plain

元正天皇の勅願で創建され、元は元興寺の別院でした。

吉備真備の長男・朝野宿禰魚養が開いたとも伝えられています。

境内に入るのは自由のようですが

堂内に入る場合は左のほうにある受付で

拝観料400円を納めて案内していただきました。

このお堂は奥にある石仏龕を拝むための礼拝堂で

鎌倉時代前期の建築、国宝です。

 

 

 

 

 

f:id:yumimi-kyoto:20160820214750j:plain

受付で御朱印も、と伝えると先に書いてくださり

そのあと、本堂内を案内していただきました。

堂内は天井が低く独特の雰囲気…

奥には石造りの地蔵菩薩が立っています。

弘仁年間(810〜823)に弘法大師が造立した

という伝承があるとか…。

すぐ近くまで行って独特の雰囲気を感じてください。

 

 

 

 

f:id:yumimi-kyoto:20160820215333j:plain

本堂の右には慶安3年(1650)建立の御影堂があります。

地下に納骨廟堂が設けられているそう。

右側にはお墓があり、立ち入ってはいけない雰囲気。

 

 

 

 

f:id:yumimi-kyoto:20160820215727j:plain

蓮池もありました。

5月の参拝だったので咲いていません。

 

 

 

 

f:id:yumimi-kyoto:20160820215854j:plain

境内には石仏がいっぱいありました。

こちらの不動明王鎌倉時代のもの。

石は木に比べると残りやすいですから

風雨にさらされてもきれいに残っていますね。

 

 

 

 

f:id:yumimi-kyoto:20160820220227j:plain

興福寺曼荼羅石というのもありました。

興福寺の諸仏と五重塔を刻んだ画像石で

おもな仏像と種子を刻んでいるそうです。

石に彫ったものが“画像”だったわけですねえ。

鎌倉時代には絵画としてさかんに描かれたそうですが

石造物としては唯一のものだそうです。

扉には鍵がかかっていますが御開帳はあるのでしょうか?

機会があれば一度見てみたいものですね。

 

 

 

 

f:id:yumimi-kyoto:20160820220702j:plain

十三重の石塔もありました。

後ろの木は桜のようなので咲く頃もきれいなのではと思います。

十輪院さんは近鉄奈良駅近くの

奈良市東向南町の商店街内にて「みんなのお寺」という

仏事や人生相談を受けてくれるお寺も運営されています。

時間がなくて寄れなかったのですが

そちらにも御朱印がありますので立ち寄ってみてもいいですね。

写経、写仏、瞑想もできるそうですよ♪

 

 

 

 

御朱印まとめ

拝受場所/本堂左の拝観受付

f:id:yumimi-kyoto:20160820221223j:plain

★「石龕地蔵」

 

 

 

以上、十輪院でした。