奈良にもあった怨霊を祀る神社 奈良・御霊神社
怨霊と聞くと胸騒ぎがするワタクシですが
京都での怨霊を祀るスポットはある程度知っていたものの
奈良では全くノーマークでした。
元興寺塔跡の南西に御霊神社という石碑を発見!
奈良市薬師堂町に鎮座しています。
桓武天皇が即位してから度々災いが起こり
現在のならまち付近にあったといわれています。
宝徳3年(1451)元興寺の火災で類焼し現在地に還宮されたそうです。
八柱のご祭神は井上皇后(いがみこうご)、
早良親王(さわらしんのう)、藤原広嗣(ふじわらのひろつぐ)、
藤原大夫人(ふじわらがいふじん)、伊予親王(いよしんのう)、
橘隼逸勢(たちばなはやなり)、文屋宮田麿(ぶんやみやだまろ)。
政権争いによって非業の死を遂げた方ばかりです。
奈良につくって、京都にもつくって、それでも怯えてた!?
どんな酷いことしたんだろうって思うけれど。。。
今では穏やかに守ってくださるご祭神なんですね。
社務所にて御朱印いただきました。
写真を撮り忘れたのですが、鳥居をくぐってすぐ左側に
縁結びのご利益があるという出世稲荷神社があります。
稲倉魂命(うがのみたまのみこと)をはじめ
縁結びの神様・大国主命が祀られているから、だそう。
出世と名がつくのはやはり秀吉が参拝していたとか。
縁結び、出世を願う人は行ってみてね。
ちなみに御霊神社から南東へ徒歩6分ほどのところ
南都二大御霊社といわれているそうです。
こちらも行ってみましたが授与所に人気がなく…。
タイミングが合えば御朱印いただけるそうですよ。
奈良の小神社ってなかなかに難しいけれどね…><
御朱印まとめ
拝受場所/社務所
★「御霊大神」(初穂料500円)
以上、御霊神社(奈良市)でした。