安倍晴明が陰陽道の修行をした場所 奈良・安倍文殊院
約2ヶ月前に参拝した安倍文殊院。
JR、近鉄桜井駅から徒歩17分くらい。
境内には有料駐車場もあります。
榊獏山筆の石碑を目印に拝観受付へ。
受付の目の前には金閣浮御堂がありますが
まずは本堂へ行くようにいわれました。
安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)が創建。
安倍一族発祥の地といわれる場所で
氏寺として建立されました。
元は現在地の南西300mのところにあり
鎌倉時代に移転されているそうです。
本尊の文珠菩薩も鎌倉時代の造立。
本堂は寛文5年(1665)の再建です。
拝観料はお茶付きとなっていました。
まずは抹茶と五芒星入りの落雁で一休み。
その後、本堂の奥で文珠菩薩を拝します。
建仁3年(1203)快慶によって造立され
四人の脇侍を伴った渡海式文珠菩薩。
日本三文殊のひとつです。
ワタクシの中で文珠菩薩といえば
京都の金戒光明寺の文珠菩薩なのですが…
それとは比べ物にならないくらいの大きさ!
文珠菩薩の乗った獅子から光背も入れると
7mにもなるというから驚きです。
この文珠菩薩さまもきっとイケメンなんだよな〜
と見上げてみるものの、近寄りすぎて見えない><
獅子の表情のほうに圧倒されてしまいました^^;
御朱印は本堂脇にある拝観受付にて。
さて次は霊宝館になっている金閣浮御堂へ。
入る前に説明があり、札を受け取りました。
七まいりといって、厄災を払うための願掛け。
まずは中央でお参りし、五角形の建物の周りを一周。
一周したらおさめ札を一枚切り離し
札入れの中へ入れて次の祈願をします。
これを七回くりかえし納め札がなくなったら
最後にもう一度祈願してから中へ入ります。
祈願のしかたは「〜したい」ではなく
「〜しませんように」。
病気になりませんように、とか
地震に遭いませんように、といった感じに。
でも七回も祈願するとなると
次はどうしよう〜?と思ったりして。
途中、こんな狭いところもあります。
団体さんが来る前だったので
自分ペースで廻れましたが
人が多い時は大変かもしれません。
でも祈願終えるとなんだかすーっと
気分が晴れたように感じました。
館内は霊宝館になっていて
季節事に展示替えがあるみたいです。
かの有名な安倍晴明公御尊軸は
いつでも見られるようです。
安倍晴明の出生地は諸説ありますが
ここは陰陽道の修行をした地
であることは確実なようです。
金閣浮御堂の本尊は弁財天。
境内をぐるっとしてみます。
気になったのが浮御堂の向かいにある西古墳。
築造技術日本一といわれる特別史跡の古墳で
中に入ることができるみたいですが…
閉所恐怖症(笑)なのでやめときます。
まっすぐ東へ歩いて行くと行き着く白山堂。
白山大権現をまつっています。
縁を取り持ったという神様。
だから縁結びの神様と言われているんですね。
こっちにもあった、古墳。
こちらは東古墳で中には入れません。
白山堂の横の階段を登って展望台へ。
頂上は晴明が天文観測をした地といわれ
獏山筆の石碑が建っていました。
眺めがいいってほど高くないですが
天文観測するにはいい場所だったんでしょうね。
晴明をまつる晴明堂もありました。
ここから花の広場を見下ろせます。
毎年絵が変わるようです。
今年は申年だから猿なのかな?
秋にはコスモスの迷路が開園するそう。
コスモスの中で…迷ってみたい♥
御朱印まとめ
拝受場所/本堂の拝観受付
★本尊「文殊大士」
★浮御堂の本尊で大和七福八宝「弁財天」
以上、安倍文殊院でした。