一万株の紫陽花 奈良・矢田寺(金剛山寺)
紫陽花ネタが続きますが
今回は奈良で紫陽花といえばココ!
といわれる金剛山寺(こんごうせんじ)
通称・矢田寺へ行ってきました。
6月4〜26日までは臨時バスも出ています。
駐車場は1回500円から100円まで!
参道沿いにたくさんありました。
山門から階段を登って登って
やっと本堂が見えるところに到着。
でもまだまだ先は長かった…。
飛鳥時代の660年頃、
矢田山に登って戦勝祈願をされました。
即位後の天武天皇8年(679)に
勅命により智通が開山しました。
矢田寺という通称は昔からの地名が
矢田の里であったことに由来しています。
本堂は平成15年に修理を終えたばかり。
当初は十一面観音が本尊でしたが
平安時代に地蔵信仰がさかんになり
地蔵菩薩が本尊になりました。
一般に地蔵菩薩は右手に杖(錫杖)
左手に宝珠を持つスタイルですが
こちらは親指と人差し指で印を結んだ姿で
矢田型地蔵とも呼ばれます。
6月末まで拝観料500円で
近くまで行って拝むことができます。
本堂内で御朱印を拝受したら
一筆箋もいただきました。
6月中のサービスだそうです♪
ちなみに御朱印帳はあじさいを始め
様々な柄のものがありましたが
オリジナルの柄というわけではないようです。
あじさい園を通って
御影堂まで行ってみます。
まだまだ続くよ登り階段…。
急勾配を登っていきます。
靴はスニーカーでないと無理。
♡型、見つけた〜♡
道にはみ出すように咲くコも。
踏まれないように気をつけて…。
天武天皇の尊像を祀る御影堂に到着。
小さな広場みたいになってて
景色は見えませんがあじさいに囲まれてます。
ここから四国八十八ヶ所めぐりができるそうですが
本格的な山道ぽいのでやめときます。
所用時間2時間だそうですので
お時間ある方はどうぞ。
降りてきて本堂の南側にある閻魔堂へ。
普段は閉じられている扉も
6月中は開帳されていました。
室町時代創建ですが
現在のお堂は江戸期の再建。
閻魔大王を中心に両脇に十王が揃います。
奈良で閻魔様によく遭遇しますが
十王揃っているのは珍しいそうです。
閻魔堂のさらに南側には石垣とあじさい。
天武天皇が戦勝祈願に訪れたそうですが
ここは要塞にもなっていたのかな?
奥には仏舎利を納めた舎利堂。
本堂まで戻って両脇にある
塔頭に行ってみます。
こちらは南僧坊。
あじさい御前の看板が出てます。
こちらはお食事する人のみ入れて
通常の拝観は行ってないそうです。
あじさい御前…気になるけど我慢。。
庭は見ていいとのことですが
松と十三重の石塔があるのみ。
御朱印はありました。
本尊「毘沙門天」は拝していません。
逆側には北僧坊があります。
こちらはカレーか…
矢田寺境内は食事禁止なので
塔頭で食事しろということ?
こちらも中には入れないので
見所といえばこの門くらい?
歴史を感じる門ですが
パンフレットは永代供養についてと
食事についてしか書いてなかった…。
こちらも御朱印はありましたが
なんだかお寺って感じしない…><
気を取り直してまだ見ていない場所へ。
ここは金堂?
屋根のシャチホコが崩れたままで痛々しい。。
奥には鎮守社の春日神社。
金堂の南側に見本園があります。
珍しい品種のあじさいも。
甘茶ってあじさいの一種なんですね。
見本園の向かいにもあじさい園。
ここも通路が狭くアップダウンあり
濡れているところもあって
雨の日の通行は注意しないと
つるりとしそうです。
はみ出すようにワイルドに咲いてるのが
矢田寺型あじさい、なんですね!?
もうあじさいはお腹いっぱい!
…ってくらい堪能しました。
東へ下がって塔頭の念佛院へ。
すごく関心を持たれてました。
でもやっぱり内部拝観できず。
ここはご本尊は観音さまなんですね。
最後に大門坊へ。
弘法大師が25歳の時に矢田寺に
お参りになった時に滞在されたお寺。
東側には一如庵という茶室があり
6月は茶席を開放しています。
矢田地蔵尊のご出現1200年を記念して
昭和55年(1980)に建立された千佛堂。
堂内には全国より奉納された
一千体の地蔵尊を安置しています。
暗いし独特の雰囲気がします。。。
塔頭の中ではお寺らしいお寺…
手水舎の水は裏山のわき水だそうです。
これで矢田寺の参拝記おしまい。
最後にこれから降りる階段を。
山門から本堂、あじさい園を通って
御影堂までの道のりは長いですが
美しいあじさい達が待っていますよ♪
御朱印まとめ
拝受場所/本堂内
★「地蔵尊」
拝受場所/南僧坊
★「毘沙門天」
拝受場所/北僧坊
★「虚空蔵尊」
拝受場所/念佛堂
★「大悲殿」
拝受場所/大門坊
★「摩尼殿」
以上、矢田寺でした。