雪舟が作庭した庭でのんびり 京都・芬陀院
見事な青紅葉を見ながら東福寺の参道を南へ。
春の東福寺はやっぱりいいですね〜( ̄▽ ̄)
開けている寺院は少ないですが、秋より春がオススメ。
東福寺の塔頭・芬陀院(ふんだいん)は
禅寺一斉拝観に参加している寺院ですが、通常拝観しています。
ここが通常拝観寺院だったとは、知らなかったわ〜(・・;)
元亨年間(1321〜1324)に関白の一条内経が
東福寺開山の法孫に当たる定山祖禅(じょうざんそぜん)を
寺院名は内経の法号(戒名)「芬陀利華院」にちなみます。
書院は二度にわたる火災で焼失したので
桃園天皇の皇后・恭礼門院より賜った御所内旧殿を移築したもの。
中に入ると手書きの説明にほっこり。
写真ご自由にどうぞ〜といわれゆるーい雰囲気。
なんか…とてもいいです!!
広々とした縁側は先客ひとりでのんびりモード。
風のざわめきを感じたり、差す日差しのぬくもりを感じたり。
ゆったりとした時間を過ごすことができました。
この石組みが雪舟が組んだといわれるもの。
のちに関白になる一条兼良に亀を描くようにいわれたものの
一向に筆をとろうとせず、庭の石を動かして亀を造ったとか。
ただし、雪舟が作ったと立証するものはないそう。
本山に来山した時はこのお寺に滞在したといわれています。
奥には茶室「図南亭」があります。
こちらは昭和44年(1969)に再建されたもの。
露地庭は勾玉の手水鉢や崩家形灯籠が。
東庭は苔庭になっています。
南庭も東庭も昭和14年(1939)に重森三玲によって復元されています。
図南亭の丸窓から臨む東庭。
預けていた御朱印帳を
奥さまが持ってきてくださいました。
東福寺でのんびり庭を眺めたい時に
おすすめのまったり寺院です。
以上、芬陀院でした。
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