晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』『かわいい奈良御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

「南都 真言律宗 ぼさつの寺めぐり」その4 福智院





間が開いてしまいましたが…

「ぼさつの寺めぐり」の

最後のお寺・福智院へ。

不空院からは西へ1kmほど

移動したところにあります。










十一面観音の御開帳期間は

11月は終わってしまって…(>_<)
(またまたタイムリーでなくてスイマセン)

3月までないそうです。

ちなみにワタクシが行った時も

御開帳期間ではありませんでしたが

ご本尊の地蔵菩薩

いつでも拝観できます。










門を入ると本堂があります。

右下の受付で拝観料400円払い

朱印帳を預けて中へ。


纊僧正清水寺を建立。

その後は荒廃し

建長6年(1254)

興福寺大乗院の地蔵堂として

再興されました。

本堂は建長6年(1254)建立。

鎌倉時代の建物だったんだ(@_@)!










本堂の外観は二階建てのように

見えますが中は一階のみ。

ご本尊の地蔵菩薩

約2.73mという大きさ!

入ってビックリの大きさです。

お地蔵さんというと

立像を思い浮かべますが

座像なのも珍しいです。

建仁3年(1203)造立の

木像で重要文化財です。










お地蔵さんって感じがしないのは

座像であるということと

光背がある、ということ。

まるで阿弥陀如来のよう。

その光背には千体地蔵が

びっしりと並べられています。

近くまで行ってじっくり見られます。










御朱印いただきました!










御朱印はぼさつの寺めぐりも

合わせると7種類も!

秘仏の十一面観音は

御開帳されている時限定なので

この時いただけたのは6種類。

「勝軍地蔵」はぼさつの寺めぐりの

イラストがないバージョンなので

省いてそれでも5種類!

まずはご本尊「地蔵大佛」。









ふたつめ、みっつめ

いただきました!









開山の「玄僧正」。








真言宗の開祖「弘法大師」。

福智院が属する真言律宗では

“高祖”として仰いでいます。








よっつめ、いただきました!










甘露王ってなに???

甘美なる悟りのよろこびに

満ちあふれた世界=極楽の王。

なので如来のこと。

甘露王=甘露王如来阿弥陀如来

地蔵菩薩のまわりには

平安時代南北朝時代に造立された

二体の阿弥陀如来があるそうです。

(記憶にはありませんが…(;^_^A)










最後のぼさつの寺めぐりの

御朱印いただきました!










こちらは「勝軍地蔵」でした。

馬に乗ったお地蔵さん

凛々しい〜(〃∇〃)










境内の北の端っこに

勝軍地蔵と書かれた

お堂がありましたが

扉は閉じられていて中は見えず。

ここに馬に乗った

勝軍地蔵が祀られているんですね。

ということで5種類ゲット。

でもココでは全部もらわなければ

よかったと後悔(>_<)

一人で説明と御朱印書きを

担当しておられたので

大急ぎで書いたという感じ。

お地蔵さんはいつでも

見られるということは

御朱印もいつでも

いただけるようでした。

お茶とお下がりもいただき

丁寧に説明していただきました。








ということで、ぼさつの寺めぐり終了。

真言律宗についてわかったのか

というと、よくわかりません…。(´д`lll) 

叡尊というお坊さんの名前が

たくさん出てきたなあ、と。

不空院で聞いたお話によると

これからも参加寺院を増やしたい!

(だから増やせるようにと色紙タイプにはしなかった、
とおっしゃってました)

とのことでしたので

今後も注目の新巡礼ですね☆