晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』『かわいい奈良御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

東大寺の仏堂である二月堂と静かな不動堂(東大寺その5)






念仏堂からさらに東へ歩くと

東大寺の境内で東の端にある

場所に二月堂、三月堂、四月堂

などが点在しています。

まずはお水取りで有名な二月堂へ。










階段を登って左にあるお堂が

東大寺の仏堂にあたる二月堂。

お水取りが旧暦二月に

おこなわれることからこの名前に。

お水取り、よく聞く言葉ですが…

でも…なんだっけ???

正確には“修二会”という

ご本尊の法要のこと。

過ちは懺悔し、人々の幸福を願って

14日間にわたり

様々な行事が行なわれます。









二月堂の前にある閼伽井屋。

ここの井戸から汲んだ水を

ご本尊に捧げるための儀式が

一番有名な水取りの行法です。

“お水取り”の語源なのね〜!











階段を登ったところに

手水舎がありました。

大きな鉢から出てくるお水。

同じ井戸水かな?










この手水舎の天井が素敵♡

ちなみに二月堂は24時間

いつでも参拝可能だそうです!

だから手水舎にもライトが。

拝観料も無料ですよヾ(@°▽°@)ノ










階段登って左側は二月堂の南面。

治承4年(1180)の兵火でも焼けず

奈良時代に建てられたまま

近世まで残っていましたが

寛文7年(1667)の修二会の最中に

失火して焼失…。゚(T^T)゚。

寛文9年(1669)江戸幕府

援助によって再建されました。











清水の舞台のようにせり出した

懸造という構造なんですね。

景色と抜ける風が心地いい!









二月堂南面向かいの納経所にて

御朱印いただきました!










観音さまの名号(名前)

“南無観自在菩薩”から

「南無観」という御朱印です。

このほか「観自在」もあるそうです。


ところで隣の窓口にやってきた

オジサンがうるさかった…。(´д`lll) 

どこどこの御朱印は500円だった

全国一律300円じゃないのかね?

と、お金のことを尋ねる?(咎める?)

書いている人も集中できなそう

でしたが、そこは慣れてらっしゃる!

達筆の御朱印ですね。

嫌な思い出も吹き飛びました。










手水舎の裏側に不動堂の→が。

地図を確認すると

ここから行くのが近いみたい!

飯道社の横の狭い道を抜けて

不動堂へ向かいます。











不動明王が祀られている不動堂。

東大寺のHPでも書かれてなくて

詳しいことはわかりませんでした。

中に入れるようでしたが

ちょうどお掃除されていて…。

入るのは遠慮しました(>_<)

後で調べてみると

仏像だけでなく空間が独特?

そういえばあまり人がいなかったし

静かに過ごせそうですね。

次行った時は空間に浸りたいな。










隣の納経所にて

御朱印いただきました!









五大力尊」ですね。

静かにひっそりとあるお堂なので

御朱印がなかったら

行かなかったかもしれません。

御朱印によって導かれた

場所なのかも…(;^_^A










さて、二月堂まで戻って

お堂の東側(裏)を通り

休憩所で休憩してから

この階段を下ります。

ここはお水取りの時に練行衆が

下の井戸から水を持って

上がる時に通る階段で

天井は松明の煤で黒くなってます。

なんかニュースで見たこと

あるような気がする…(^▽^;)










階段を下りて二月堂西側へ。

こちらが二月堂の正面になります。

この先に最初にあった

閼伽井屋があります。

ぐるっと一周してきたわけね!

このあたり、お水取りの時は

人でごった返すとか…(><;)

ナゾが多いお水取りを

一度見てみたいけど

夜だし混雑するし…

ハードル高いなあ(;´▽`A``









さて、この次は四月堂へ。

続きます♪