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晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

春季京都非公開文化財特別公開にて拝観 西念寺




毎年、春と秋に

10日間程度開催される

京都非公開文化財特別公開。

今年の春は4月29日〜5月10日でした。

毎回、あまり公開されない

寺社がリストに入っていて

気になっていたのですが

今回はまだ行った事のない

西念寺に行ってみました。







住所は高倉通五条。

そんなところにあったかな?

ありました、五条通に面して

ひっそり(?)と…。







鳥居は隣接している

千喜満悦天満宮のものでした。

2013年の秋に初公開され

今回は二回目のようです。


16世紀頃に開創。

元はどこだったのか不明ですが

徳川幕府の政策によって

現在地に移り、廃仏毀釈

五条通の拡張のために

当初の広さの4分の1になり

現在に至るそうです。

あまりにも情報がない…(>_<)










こちらの見所のひとつは

ご本尊の阿弥陀如来座像。

高さ60cmの阿弥陀さまは

鎌倉時代初期に湛慶の一派が

造ったものと思われる、と。

目の間に八角形の

白毫が入っているのが

珍しいそうです。

また、印を結ぶ手が

上向きではなく

前に突き出ているのも特徴。

指の動きが美しい…:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

写真はほとんどなくて…(T_T)

拝観時にいただいた新聞の

切り抜きを撮ってみました。







もうひとつの見所は

2009年の調査で

平安時代後期のものと

判明したという仏涅槃図。

高野山所蔵の国宝・涅槃図と


重文・涅槃図の間の時代に

造られたもので

金や銀を細かく利用した技法

描かれているのは

研究員の方も驚きだったとか。

それまで年一回の涅槃会にて

普通に掛けられていましたが

慌ててレプリカを造ったそう。

普通に使われていたんだな

ということがわかるくらいに

劣化はしていて見にくい

ところもありましたが

普通のお寺に凄いものがある

この凄さが京都だな、と思ったり。

近くでくしゃみしたりしないように

(湿気による劣化を防止するため)

って注意書きがありました。

江戸時代に建てられたお寺に


なぜあるのかは不明…(+_+)










御朱印いただきました!









受付にて帳面を預けました。

なんだか変化球の御朱印!

中央には阿弥陀さまの

印を結ぶ指が…!

このしなやかな動きは

もう少し近くで見たかったので

こうやって御朱印で見る事が

できるなんて嬉しい!

立体的な蓮の花や

葉に仏法僧の印(三宝印)など

あまり見た事のない印だらけ。

一番下の「弥陀三尊」という印

一個ずつ押してるのか!?

と思うほど
字間のバランスが

悪いけど…(;^_^A











もうひとつ、いただきました!










入口にあった千喜満悦天満宮

御朱印もいただけました。

菅原家繁盛の絵図と道真公の尊像を

ご神体とする神社で

後村上天皇の時代(1339〜1368)に

足利尊氏の寵臣・饗庭命鶴丸の

邸宅に創建された(らしい??)。

略縁起にもそのあたりを

具体的には書かれてなかったです。

子孫が長崎へ移住することになり

宝永元年(1704)西念寺

寄進されたそうです。

略縁起では「千喜満悦」ですが

御朱印では「千喜万悦」。

満の字を万にして

無量という意味の

語呂合わせの当て字

と略縁起に書かれていたので

御朱印に書かれている字が

正式なのかな?

こちらも神社の御朱印にしては

変わったものですね。








情報があまりにも少なくて

まとめるのも大変でしたが…

よく通る五条通沿いに

こんなお寺があったとは

知りませんでした。

そういった寺社を拝観できるのが

特別公開時のお楽しみのひとつ。

秋は10月30日〜11月8日に開催。

開催要項も発表されました。

初公開や29年ぶりの公開

という場所もありました。

次も楽しみですね〜♪