晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』『かわいい奈良御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

式年造替記念の限定御朱印!春日大社&夫婦大國社




春の特別拝観シーズンも終わり。

そろそろ京都を抜け出したいな〜♡

でも時間制限のある身…。

遠くまでは行けないので

選んだ地は、やはり奈良!

御朱印オトメ部で行った時は

興福寺中心で東大寺

大仏殿しか行けなかったので

東大寺を中心に行ってみよう!

行けたら春日大社も行きたいな〜♪

そんな気分で近鉄京都駅にて。

こんなものを見つけました。





なんと20年に一度の式年造替

(しきねんぞうたい/社殿の修復をすること)

が今年だったとは!!

そしてこの機会に本殿に入れるのですが

当初は5月末までだったのが

6月末までに延長されてる!!

全くの無知ゆえ、なんの情報もないまま

奈良に向かおうとしていたなんて。

もしかして呼ばれているのかも?( ´艸`)

呼び出しに応じて(?)

というか、すでに電車に乗っていたけども。

奈良に向かい、まずは東大寺へ。

東大寺編は追ってアップします♪

その後は春日大社へ…。









平城京遷都に合わせて

鹿島神宮からタケミカヅチノミコトを

御蓋山山頂の浮雲峰にうつして祀り

神護景雲2年(768)称徳天皇

勅命によって社殿を造営しました。

近年の発掘調査によると

それ以前から祭祀が行なわれていた

可能性もあるとか。

それを感じさせる神聖な空気が

入った瞬間から漂っていました。

写真は一の鳥居。

でもこれは最後に撮ったものです。

東大寺から向かったので

ワタクシが入った場所は…









摂社・水谷神社の横から。

東大寺とは打って変わって

神社に来たな〜!と感じさせる森。

ここから道なりに本殿へ進み…









砂ずりの藤の横にある

慶賀門から幣殿前へ。。

春日大社には拝殿はなく

通常は幣殿にて参拝します。

広すぎてどこに居るのか

わからなくなり…(;^_^A

南門を出てから改めて中へ。

写真は南門です。








御祭神はタケミカヅチノミコト

フツヌシノミコト、アメノコヤネノミコト

ヒメガミの四柱。

春日皇大神というのは

この四柱の総称なのですね。

実は春日大社に来たのは初めて。


春日皇大神を祀る神社に

お参りして来たので

総本社に来られて

感動もひとしお:*:・( ̄∀ ̄)・:*:










南門の前には神石なるものが。

諸説ある、とのことですが

なんかパワーありそう…!









さて、ついにご本殿へ!!

内部では撮影できませんので

参拝記念でいただいた木札を。





受付を済ませたあとは

ご神木をひとまわりして

現在、神様がいらっしゃる

御仮殿参拝所でお参り。

鏡がズラリと並んでいるのは圧巻!

鏡と言ってはいけませんね。

御神霊ですよ(;^_^A

こんなの見た事ない、の一言です。

なんだか圧倒されました。。。

摂社の多賀神社や椿本神社を

お詣りした後は

明治維新以来、閉ざされているという

後殿御門から入って後殿へ。

140年ぶりの一般参拝だそうです!!

本殿の裏側にパワーが溜まる

という説もあるのでありがたい…。

第一殿と第二殿の間くらいの

位置にあるのが「磐座」。

今回初公開で、白い岩の塊

といえば、そうなのですが

文書や絵巻にも記載のない

謎の石だそうです。

一旦、門の外へ出て次は正面から。

四棟が並ぶ春日造りは

日本の神社の典型的な造り。

感動の時間…!のはずですが

人が多くて素通りするのみ(>_<)

西の影向門から出て禁足地に入り

御蓋山浮雲峰遥拝所にて参拝。

山に向かって拝みます。

ぐるりと廻って南門へ帰ってきました。

あとでまとめてみて

かなりスペシャルな体験だったと

改めて知りました。

そういえば週末に熱を出したけど

これはパワーをいただいた印??










御朱印いただきました!










幣殿前の朱印所と書かれた

場所にていただけます。

御朱印スペシャルバージョン!

通常は「春日大社」という神社印ですが

特別版は神社名の周りに藤巴紋

その外側に「第六十年式年造替 拝御假殿」

と入れられています。

本殿還座祭までの限定なので

平成28年11月6日までいただけます。

全く知らなかったのに

限定御朱印をいただけるとは…!

限定ものを求めて行くのもいいですが

こういったご縁が御朱印巡りの

最大の魅力だなあ〜♡





ちなみに、オリジナル御朱印帳は

三種類あり各1000円でした。

金の型押しで神社名が入っていて

きれいな柄のものがありましたが

柄は多分、オリジナルでないと思う。

どこかで見た事があるような柄でした。










さて、摂社もお参りしようと

南門から出て若宮へ向かいました。

御祭神はアマノオシクモネノミコト。

正しい知恵を授けてくれる神様。

神遣いの鹿さんも自由に散策(;^_^A









こちらは夫婦大國社。

オオクニヌシノミコトとスセリヒメノミコト

という夫婦神をお祀りしています。

ちょうど御開帳されているとのことで。

木彫りの大黒さま夫妻の神像は

奥さまのほうは長い髪!!

夫婦で祀られているのは

珍しいらしいですが

髪がある神像も珍しいですね。









御朱印いただきました!









こちらの御朱印にも右上に

「第六十次 式年造替」の印が!

通常はないのでこちらも

スペシャルバージョンでした。

このほかにも御朱印がいただける

摂社があるようでしたが

残念ながら時間切れ…(><;)


若宮15社めぐりもあったし

御朱印は特別バージョン

のはずなので、また行こうかな!









最後に、大人気の鹿手水舎!


比べ物にならないくらい?

リアル大きい鹿さんが…( ̄▽+ ̄*)