晴れときどき御朱印      from yumimi*

『かわいい京都 御朱印ブック』『京都の隠れた御朱印ブック』著者、御朱印オトメ部主宰の西村由美子(yumimi*)のブログ。京都のほか近畿地方を中心に巡った寺社の歴史や御朱印の情報を不定期にお届けします♪

ふっくら顔のちょっと童顔!?な美仏 法界寺




まだまだ知らない京都を探しに…

広い伏見区には隠れスポットが

たくさんあると聞いて

行ってみた12月のレポート。









地下鉄石田駅から住宅街を

歩くこと20分くらい。

立派な門が見えてきました。

通称ひのやくし、法界寺です。










伏見といっても宇治に近い

ここの地名は“日野”。

方丈記』の鴨長明

住んだところであり

親鸞の誕生地だそうです。

弘仁13年(822)藤原家宗が

円仁より贈られた

最澄の自作の薬師如来

祀るためのお堂を建てます。

永承6年(1051)日野資業が

薬師如来を造って胎内に

最澄作の薬師如来を納めて

寺を建立したのが始まり。










門から一歩入ると…

そこは平安時代

…とまでは言いませんが(;^_^A

明らかに年代を感じさせる

お堂が目に入ってきます。

これは阿弥陀如来を祀る阿弥陀堂

平安時代の末期、

極楽浄土の具現化として

各地に建てられた

阿弥陀堂のひとつ。









拝観受付をしたあと

開けてくださいました。

平等院鳳凰堂と前後する

時期に建てられた

平等院の本尊に近い

定朝様式の阿弥陀如来

ぷくっとしたお顔は

失礼ながら童顔だな、と!

見ているだけで福がありそうな

穏やかな美仏でした。









丈六という大きさの

平安時代の仏像が

中外共に残っているのは

京都では平等院とここぐらい。

浄瑠璃寺はほぼ奈良という
位置なので除外して
(^▽^;)

戦争が多かった京都では

特に外側は焼けて

しまっているんですよね。

こんなところにあったなんて!

という驚きでいっぱいでした。









阿弥陀堂から見えるお堂は

本尊を祀る薬師堂。

当初のものは焼失し

明治37年(1904)に

奈良県の伝燈寺より移築。

康正2年(1456)の銘が

刻まれているそうです。

薬師堂には上がれますが

ご本尊は秘仏

胎児を宿す婦人の姿として

安産や授乳の

ご利益があるそうです。










御朱印いただきました!









『京都の隠れた御朱印ブック』

P82に掲載しています。

受付にて御朱印帳を預けました。

まずは「阿弥陀如来」の御朱印。









もうひとつ、いただきました!









ご本尊「薬師如来」の御朱印。

お寺の方曰く

ひのやくし、という呼称から

薬師如来も掲載してほしい

という要望もありましたが

“美仏を見に行こう”という

企画柄、
秘仏

省かせていただきました。





阿弥陀如来はいつでも拝観できます。

地理的にはポツーンとある

という感じでちょっと不便ですが…

だからこそ残ってくれた!

と思って、足を運んでみては。








さて、次も伏見の穴場へ。

続きます♪